2011年3月13日
午後6時50分
東電本店勝俣会長
『水素の問題?まあ確率的には非常に少ないと思うよ。
そんな話をしてね、国民を騒がせるのが良いのかどうかの判断だけど。
逆に言うと、次の記者会見でそれを聞かれたら否定するよ。
あり得ないと。まー、あり得るけど、(水素を)逃がせばなんとか
なるかな。 会見は20時』
☆ ☆ ☆ ☆
国民を騒がせるのは良くないから、
真実を知らせないでおこう。ということなのか?
☆ ☆ ☆ ☆
3月14日午前6時02分
第一吉田所長
『(圧力上昇が)急激だな。
ほんと要注意なんだよ。
20分で50キロ
(パスカル上がった)だろ?
(午前)7時前に設計圧力越えちゃうよ。
あれ、ダウンスケールしちゃったじゃん。水位が。
うえ!小森さん!』
小森
『水位がダウンスケール?』
吉田
『うん。これね。もう危機的状況ですよ。これ。
(午前)6時10分でダウンスケール。完全に(核燃料が)
露出してる状態になってますよ』
☆ ☆ ☆ ☆
★ダウンスケール;計測器の針が下限を振りきった状態
★小森;東京電力常務 小森明生
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3月14日午前11時01分
3号機が爆発した。
爆発原因ははっきりしていないのに、
『もういいんじゃないの。水素爆発で』
と水素爆発に決まった。
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★ 水素爆発;
原子炉の核燃料は小指ほどの太さのものを、
4Mほどのジルコニュウム製の被覆管に入れて
設置してある。
水の冷却が出来なくなると、燃料は2000度を
越える。
ジルコニュウムは900度で溶けて、水と激しく
反応して水素が出る(ジルコニュウム反応)。
水素は濃度が4%を超えると爆発の恐れが
出てくる。