体に語りかける⑨
クリニックを居心地のいい場にしたいと思ったもう一つの理由として、
自己治癒力を引き出す究極の場にしたいという思いもありました。
自己治癒力とは私たちの誰もが本来もっている、
自分で自分を癒したり治したりする力のことです。
どんなに弱いと思っている人でも、ちゃんと生きる力があって、パワーを与えられています。
そんな自己治癒力が注目されてきたのは、
先ほど説明した、遺伝子は受け継いだ情報で決まるのではなく、
環境によってどのようにも変化するという「エピジェネティックス」の考え方が大きく関わっています。
何にでも形を変える細胞を「幹細胞」といいますが、
この幹細胞をそれぞれの培地(培養液)に入れると、
あるものは筋肉細胞に育ち、あるものは皮膚細胞に育ちます。
つまり、まわりの情報や環境によって、自分は何になるべきか、というものを細部がわかっているということです。
ご想像通り、培地を劣悪な状況に変えると、がんの元である異形細胞ができあがります。
では、この異形細胞を元に戻すにはどうしたらいいと思いますか?
今の西洋医学では、がんを攻撃する抗がん剤を打ってがんをつぶすという手法をとりますが、
実は、培地にがんを抑制するようなケミカルな薬を入れなくても、
ただ単に、元のナチュラルな培地に戻しさえすれば、
異形細胞は元の細胞に戻るのです。
約60兆個からなる細胞でできている私たちも、
病気を治したいと思えば、
ナチュラルな場所、
つまり自分らしくいられる、本当の自分を出すのが心地いい場所に身を置くことで、
病気は改善するということだと思うのです。
これぞまさに、究極の自己治癒力を引き出す方法ではないでしょうか。
細胞でできている私たちは、もともと自分で自分を癒す力を持っているということです。
それに気づいて欲しい。
そんな思いもあり、このクリニックが患者さんにとって、
よい培地になるような存在になろうと思ったのです。
細胞本来の働きを信じるということは、
命のもつパワーを信頼している、
自分のことを信頼しているということと同じです。
ただ、いいエネルギーがめぐる培地に身を置くだけで、
体も心も満たされていく、
そのシンプルな法則は、これからの世の中で根づいていくといいなと思っています。
(「体に語りかけると病気は治る」 長田夏哉さんより)
クリニックを居心地のいい場にしたいと思ったもう一つの理由として、
自己治癒力を引き出す究極の場にしたいという思いもありました。
自己治癒力とは私たちの誰もが本来もっている、
自分で自分を癒したり治したりする力のことです。
どんなに弱いと思っている人でも、ちゃんと生きる力があって、パワーを与えられています。
そんな自己治癒力が注目されてきたのは、
先ほど説明した、遺伝子は受け継いだ情報で決まるのではなく、
環境によってどのようにも変化するという「エピジェネティックス」の考え方が大きく関わっています。
何にでも形を変える細胞を「幹細胞」といいますが、
この幹細胞をそれぞれの培地(培養液)に入れると、
あるものは筋肉細胞に育ち、あるものは皮膚細胞に育ちます。
つまり、まわりの情報や環境によって、自分は何になるべきか、というものを細部がわかっているということです。
ご想像通り、培地を劣悪な状況に変えると、がんの元である異形細胞ができあがります。
では、この異形細胞を元に戻すにはどうしたらいいと思いますか?
今の西洋医学では、がんを攻撃する抗がん剤を打ってがんをつぶすという手法をとりますが、
実は、培地にがんを抑制するようなケミカルな薬を入れなくても、
ただ単に、元のナチュラルな培地に戻しさえすれば、
異形細胞は元の細胞に戻るのです。
約60兆個からなる細胞でできている私たちも、
病気を治したいと思えば、
ナチュラルな場所、
つまり自分らしくいられる、本当の自分を出すのが心地いい場所に身を置くことで、
病気は改善するということだと思うのです。
これぞまさに、究極の自己治癒力を引き出す方法ではないでしょうか。
細胞でできている私たちは、もともと自分で自分を癒す力を持っているということです。
それに気づいて欲しい。
そんな思いもあり、このクリニックが患者さんにとって、
よい培地になるような存在になろうと思ったのです。
細胞本来の働きを信じるということは、
命のもつパワーを信頼している、
自分のことを信頼しているということと同じです。
ただ、いいエネルギーがめぐる培地に身を置くだけで、
体も心も満たされていく、
そのシンプルな法則は、これからの世の中で根づいていくといいなと思っています。
(「体に語りかけると病気は治る」 長田夏哉さんより)