カレラ 4 GTS クーペ 普通のクルマだ

　あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

　新年だからと言って内容が変わるわけでなく（笑）。




　カレラ 4 GTS クーペ。1607萬円也。これでもユーロ安の影響で安いくらいだそう。まあ、ひげめがねには全く関係ない話だが。
　乗ってみた印象は「高級車にどっかんターボがついた。でも。エンジンは果てしなく回る」という感じ。貧乏人なのに不遜な発言ですみません。

　まず、ポルシェの優れたエンジンに、オートマは役不足。やはり回転数は自分でコントロールしたい。
　ケイマンRに乗った後のせいか、やはりかなり重く感じる。ただ、ケイマンの鋭さに対して、しっかりロールして走るので、むしろ怖さはない。そして、やはりポルシェ、「誰がステリング切ってもアウトプットが同じ」ということはない。

　やはり高級車ではあるが、私はこれを買いたい、ほしいという気持ちには少しもなれなかった。
　しかし、このクルマを借りた評論家の先生曰く、「これほしいですよ。だってオートマで楽ちんだし、後ろに２席ついてるし！」。
　なるほど、高級車好きな方はそう考えるのね…。
　その先生と「カレラ４の助手席に女性が乗りたがるか？」という話になった。バブル期はポルシェのようなスポーツカーに、老若男女あこがれた。シートの数が少なければよかったし、女子大生ホイホイ（笑）のツールとなりえた。でも現在は「ケイマンよりこっち広くてのほうがいいんじゃない？」というのが先生の意見。
　でも、私は「いや、ポルシェだったら、エルグランドに乗りたいって言うでしょ」（笑）。
　今の時代、ただ高いクルマに乗っていさえすればもてるわけではない。それどころか、「高いクルマを買う＝経済観念がないんじゃないの？」と女性に思われ、かえってモテない（笑）。
　どうせ高い金かけてもモテないなら、ケイマンRに乗りたいな。スポーツカーってのは物や人を運ぶのではなく、「一心同体になって操ることができることに快楽を感じるツール」なので。そういう遊びだけの道具が１０００万円以下で買えるというのは、エルグランドやアルファードに５００万円かかることを考えれば安いように思える。
　まあ、ひげめがねはエルグランドも買えないので、問題外なんだけど…。