ひげめがね日記

基本的に自虐的な日記です。自虐ネタが好きな方はお喜びいただけると思います。

第3回電王戦 第4局 「森下卓」という生き方

2014-04-08 22:39:18 | 日記
 本日から名人戦開幕だが、その裏で王位戦リーグの佐藤康光ー森下卓戦が熱かった。4時間制で21時超えの終局とかめったにないこと。そして勝ったのが森下先生というのも大変うれしかった。
 電王戦第4局についてはせんすさんが大変的確に総括していただいている。厳しい書き方だが、大多数の人の感覚だろう。ひげめげねも左脳だか右脳だかどっちかわからないけど、どっちかではそう思う。

 森下先生が20代のころというのは、勉強量も実績も強さも今の豊島先生以上の存在で、感覚としては羽生先生には実績で及ばなくても、現在の森内竜王・名人くらいの活躍をするであろう、と誰もが思っていた。
 ところが名人戦での「恋に落ちて3手詰うっかり事件」とか経て、結局無冠に終わった(←断定は早すぎる?)。

 ひげめがねは思うのだが、だからと言って森下先生に「20代前半のころの勉強量を続けろ」と言っても、それは無理だよ。頑張らなきゃいけないときはあるかもしれないけど、常にそれを求めるのは酷だし、年を取るとできなくなることもある。実際ひげめがねも頑張れなくなってるから余計にそう思う(←言い訳?)。
 今回森下九段が「コンピュータと指すのは疲れるので、1か月くらい見ていた」との発言が物議を醸しているが、なんて率直な人なんだろう!とむしろ感動した。あんな公衆の面前でカッコつけずにああいうことはひげめがねは言えない。ただソフト同士の将棋を観ているだけでも、何か感じたものはあったのは事実であろう。
 世界一とか日本一の努力ができないのなら、それを受け入れなければならない。一生懸命になりすぎず、飾らずカッコつけず、本当のところを率直に言えるようになるのは、ひげめがねの40代の目標だなあ。


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