ひかり薬局ブログ 『a・honto!?』

ひかり薬局で起きるいろんな出来事と 管理薬剤師 光田の日々の思い♪

『医薬品副作用救済基金』からの支給決定通知書

2008年10月14日 | 全国健康普及の会

Img_0117_2 「悔しくて悲しい、しかし少し安心して嬉しい知らせです。」・・・そう言って薬局に来店されたのは、骨盤調整ソファ『プリムアップ』の常連、Tさん。Tさんのことは昨年の8/17のこのブログに書いています。簡単に説明すると、病院から何も知らされないまま「リンデロン錠」という副腎皮質ホルモンの薬を2~3週間、突発性難聴治療のために飲んだそうです。そして4年後、大腿部骨頭壊死(太ももの付根の関節の骨の一部が壊死する病気)として、副作用が表れました。最初は因果関係はわからなかったのですが、全国健康普及の会のご縁で一緒に勉強するうちに、気づきました。そこで、私がTさんに『医薬品副作用救済基金』のことを伝えて、申請することになりました。実は私の舅も15年ほど前、医薬品の副作用が原因で死亡しました。一時は訴訟を起こす話もあったのですが、その『医薬品副作用救済基金』から給付金が姑に来た経験があるのです。Tさんは、両太ももの付け根の関節を手術する予定ですが、昨年の秋にまずひどい左側を手術されました。そしてその手術が終わった分に関して、『医薬品副作用救済基金』がおりることになったのです。その通知書が届いたと言って見せに来て下さいました。「私の骨の病気が体質によるものではなく、リンデロンの副作用だったことが正式に認めらた。そのことはとても安心したし、嬉しい。しかし、やっぱり副作用だったのだと認められると、とても悔しい。お金なんかいらない。健康を返して欲しい!と言いたい。なぜ、副作用の予防措置を何もとらず、黙って副腎皮質ホルモンを出したのか、訴えたいほどだ。」Tさんは無知の怖さをみなさんに伝えて欲しいということで、匿名でブログにこのことを書くことを了解下さいました。ちなみにリンデロンで難聴の治療効果はなかったそうで、今も耳鳴りは続いておられるそうです。次回、鳥栖の健康講座では、この体験を話して下さるそうです。Tさんは、来年もう一回、もう片側の手術をされる予定です。Tさん、お大事に・・・。


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