花しょうぶの畑に生えたカズノコグサです。
子供向けの小さな植物図鑑を買ってもらうまで、母に聞いて名前が分からない草は自分で勝手な名前をつけてました。
おこうこ(たくあん)とかおこわ(赤飯)とか食べ物ばかりなのは、ままごとに使ったからです。
そのころ「はも」と言っていたのがこのカズノコグサです。
骨切りしたハモにそっくりだと思いませんか?
もとはミノゴメと呼んだのを、牧野富太郎博士が「ミノゴメはムツオレグサのことだから」と、ご自身でカズノコグサ(数の子草)と名づけられたそうです。
良い名前ですがハモの方がよりいっそう似ている気がします。
でもハモはあんまり全国版じゃないのかな?
牧野先生は土佐の方ですが、数の子のほうが身近だったんでしょうか。
だいぶ前に、水田に普通の草だが最近あまり見なくなった、と書いてあるのを読みましたが、今いる所では普通に生えています。
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