千代の日記

鬱病を抱えたお師匠さんの奮闘記 (千代の会のHPはhttp://www.chiyonokai.com//)

至福のとき

2010年11月11日 | うんちく・小ネタ

富士松延千代のホームページ http://www8.ocn.ne.jp/~hirake58/

自分のお稽古場からの帰り、バスから降りて、三味線や荷物を抱えながら夜空を見上げた。

幸せだって思った。

最近、ぐっと、お弟子さんたちと、心の交流が出来てきた。

最初の頃は、お弟子さんと言っても私より年上の人が多いし、仲良くなってもらえるかな?って不安だった。

私って、まったく、人間的に重みが無いし、そそっかしいし、ボケてるし。。。気が利かないし。。。たとえ友達としては、いいやつだなって、仲良しになってもらえても、「人が、付いて来る」っていうような存在じゃないって思えて、不安だった。

私の師匠も、私がうまく、お弟子さんに対応できるかどうか、心配してくれていた。

重みがないけど、もう、それは仕方の無い、持って生まれた私の性分だから、このドジなままで、せいいっぱいやるしかないって、、、、誠意しかない、、、って思った。

よく、私の師匠が「お弟子って可愛いものだよ」と言われるけど、大人のお弟子さんに対して、「可愛い」って言葉が、ピンと来なかった。

でも、今は、わかる。年上でも、年下でも、すごくかわいい。こんな私なんか、「おっしょさん」とか「先生」って慕ってくれて、すごくありがたい。じーーーーんとする。

この仕事についてよかったと思う。

お弟子さんに感謝したいし、今まで(これからも)育ててくれた師匠にも感謝したい。

ありがとうございます。