これは、私の家にあった食品用の空き箱です。これを捨ててしまわないで、これを使ったオモチャを作って遊ぶことを考えました。ここで紹介する厚紙ブーメランは、どの空き箱でも作れます。道具は鉛筆かボールペン、ハサミ、定規、ノリ(無い場合はご飯粒)です。小さい箱では小さいもの、大きい箱では、大きいものから小さいものまで作れます。作ってみませんか!
子どもたちに「ブーメランて何ですか?」と聞くと「向こうに投げると返ってきます。」と答えてくれます。面白いですね。また、返ってくると嬉しくなります。返ってきますから自分で取ることもできます。ですから「“作れたら50点”、“自分で取れたら50点”、“両方できて100点”100点目指してガンバリましょう。」と話しています。作って遊ぼう教室としてはもってこいのオモチャです。
パソコンサイトもあります。良かったらここを覗いてください。
今回はシュミテクト(歯磨きチューブ)の空き箱を使って作っていきます。作った後は、投げ方も説明しますので、飛ばして遊んでください。
これがそのブーメランです。
空き箱をハサミで切って開いたところです。
その裏側に、翼3枚をボールペンやえんぴつで描きます。
翼は150㎜×30㎜のサイズで、組み合わせるための“切り込み”が入っています。その切込みは、中央から10㎜あり、一方を四角く、他方を尖らせて、“四角い方”、“尖っている方”と区別して説明していきます。サイズや切り込みは空き箱の大きさや作りたい大きさで変えてもかまいませんが、長さと幅はほぼ5対1にするといいように思います。切り込みも長さや幅に合わせて、このくらいがいいように思います。切り込みが深いとがっちりとノリ付けできますが、組み合わせるとき、なかなか嚙み合いにくかったり、中途半端に噛み合ったりします。浅い場合は、容易に組み合いますが、接着が心配になります。
3つの翼を切り取りました。厚紙は硬いので、よく切れるハサミを使ってください。それに“正確に”
翼のこの部分が回転の外側になります。角は危険なのでハサミで切ります。回転はバランスが重要ですから、全て同じように切ってください。
これまでをまとめたものです。写真をクリックすると拡大できます。
※ クリックしてもうまく拡大できない機種もあるようです。パソコンサイトに拡大できるサイトがありますので ここ をご覧ください。
それでは“作っていきます”と言いたいところですが、実はその前にすることがあります。3つを接合するとき、その角度を正確に120度にしなければいけません。これは重要です。ちょっと専門的なことを言うと“重心”です。接合の中心とブーメランの重心が一致しなければ回転できなくなります。すると投げても飛ばず返ってもきません。
ということで、チラシを使って120度の合わせシートを作っていきます。これがこれから作る“120度の合わせシート”です。
“120度の合わせシート”の作り方です。写真をクリックすると拡大できます。
※ クリックしてもうまく拡大できない機種もあるようです。パソコンサイトに拡大できるサイトがありますので ここ をご覧ください。
“120度の合わせシート”はできましたか。さあ、翼を組んでいきましょう。
しかし、・・・・・
まず、組み方をしっかり覚えましょう。ノリを付けたら素早く組まなければ途中で固まってしまうからです。ノリを付けるときはお知らせします。
翼2つを重ねて、手前(下)の方が“尖った方”になるようにして、切り込みを右に向けて左側に置きます。
もう1つを、手前(下)の方が“四角い方”になるようにして、切り込みを左に向けておきます。
すると、写真のように向かい合います。
切り込み同士を組み込みますが、左右とも“尖った方”が上側になるようにします。
左の2つの翼を重ねたまま手前(下)へ少し回します。全体を指で押さえていないと動いてしまいますので、気を付けてください。
次に、左の翼の上側だけを向こう(上)に回します。
これで“組み込み”が終わりました。これを120度の合わせシートに合せて各翼間の角度を正確に120度にします。ここが大事ですから慎重に!
これまでの手順をしっかり覚えて素早くできるようにします。
では、ノリを付けてやります。つまり“本番”です。
※注意点
ホッチキスやテープでとめると良いように思えますが、実際やってみると、うまくいかないときが多いです。テープやシールを両面から貼り付けると、押さえがあまく、翼の傾きが大きくなってしまいます。したがって、回る抵抗が大きすぎて止まってしまいます。組み合わせた部分はそれだけ微妙なところです。ホッチキスはチョッと乱暴な留め方です。
※ クリックしてもうまく拡大できない機種もあるようです。パソコンサイトに拡大できるサイトがありますので ここ をご覧ください。
ブーメランができました。
次は、投げ方です。持ち方は、ブーメランを立てて、翼の一つを右手の親指と人差し指で摘まみます。それを耳の横や頭の上に構えて、手首と腕のスナップで前に投げます、縦に回転して、前に進みます。
前方に進んだブーメランは回転することによって、左へ左へと空気から力を受けて左へ動きます。飛行機のプロペラと同じです。
つまり、ブーメランは、目の前を通って、左側から返ってきます。
できたら、遊んでください。
実は、紹介したブーメランは“右手投げ用”でした。しばらくしたら左手投げ用も紹介したいと思います。
どこを変えたら“左手投げ用”になるかを考えるのも楽しいですよ。(ヒント、どこか一か所だけを変える!・・)
最後に、タブレットなど大きな画面で観ている皆さんには、そのまま120度合わせシートとなる画面を表示します。活用してください。
サランラップの箱でも作ってみました。翼のサイズは95㎜×17.5㎜です。10個の翼ができました。そこで、右手投げ用、左手投げ用、右手投げ用の十字ブーメランを作りました。
十字ブーメランの作り方も、後には紹介したいと思います。この十字ブーメランは残念ながらうまく返ってきません。この寸法ではダメであることはわかっています。3枚と4枚ではどこが違うのかも、実際作ってみるとわかります。楽しみにしていてください。
パソコンサイトもあります。良かったらここを覗いてください。
“右手投げ用”と“左手投げ用”の違いも紹介しています。
組み込み方をまとめたものです。写真をクリックすると拡大できます。
※ クリックしてもうまく拡大できない機種もあるようです。パソコンサイトに拡大できるサイトがありますので ここ をご覧ください。
ブーメランができました。
次は、投げ方です。持ち方は、ブーメランを立てて、翼の一つを右手の親指と人差し指で摘まみます。それを耳の横や頭の上に構えて、手首と腕のスナップで前に投げます、縦に回転して、前に進みます。
前方に進んだブーメランは回転することによって、左へ左へと空気から力を受けて左へ動きます。飛行機のプロペラと同じです。
つまり、ブーメランは、目の前を通って、左側から返ってきます。
できたら、遊んでください。
実は、紹介したブーメランは“右手投げ用”でした。しばらくしたら左手投げ用も紹介したいと思います。
どこを変えたら“左手投げ用”になるかを考えるのも楽しいですよ。(ヒント、どこか一か所だけを変える!・・)
最後に、タブレットなど大きな画面で観ている皆さんには、そのまま120度合わせシートとなる画面を表示します。活用してください。
サランラップの箱でも作ってみました。翼のサイズは95㎜×17.5㎜です。10個の翼ができました。そこで、右手投げ用、左手投げ用、右手投げ用の十字ブーメランを作りました。
十字ブーメランの作り方も、後には紹介したいと思います。この十字ブーメランは残念ながらうまく返ってきません。この寸法ではダメであることはわかっています。3枚と4枚ではどこが違うのかも、実際作ってみるとわかります。楽しみにしていてください。
パソコンサイトもあります。良かったらここを覗いてください。
“右手投げ用”と“左手投げ用”の違いも紹介しています。
先生!頑張って作ります!
昔はブーメラン(南方系)を作ってた、
板で(笑) 帰ってくるのを受け間違うと傷! これは欠きを守ればいい感じ
の気がします!
「先生」※♪◎○▽△□?
観ていただいてありがとうございます。
説明がちょっとくどかったかな~と反省しています。要所をしっかり見て作ってください。
わからないときはパソコンサイトを見てください。
4月から県外で暮らす孫が
1年生になりますので
一緒に作って楽しみたいと
思っています。
ありがとうございます。
私にも孫がいます。帰省すると「おじいちゃん、何か作ろう」と言ってくれます。そんなときは嬉しいです。
お孫さんと楽しんで作ってください。
「まめまきの歌」は何となく知らない歌が楽しそうに響いたので、とりあげました。
楽しんで作ってください。今、左手投げ用を作っています。
ブーメランがどうして戻ってくるかを調べてみまし。
“原理”ありがとうございました。
難しい説明でした。私も大学は物理学科でしたが、コマや翼やプロペラ、スクリューで学ぶような説明ですね。説明のレベルは違いますが、小学生や中学生には、私のような説明はいかがでしょうか。
実際、子どもたちに説明すると「わかった」と言ってくれます。
私としては、これでいきたいと思います。