作って遊ぼう&学校の応援

 小学校でオモチャを身近な材料で作っています。また、最近プログラミングで学校支援アプリを制作しています。

〔動く教材〕円周角 ができました。遊んでください。

2024-12-18 15:26:57 | 教材の開発
 この前の投稿に”ひでぼう様”からのコメント「学校の教科書をタブレットに変えるなら、こうゆう動くのに変えてほしいですね。」と言ってもらったので、ここに開発している教材を “動く教材” とネーミングして紹介することにしました。教えていただいてありがとうございました。開発の意欲が高まりました。

 円周角は中学校数学3年生の教材です。「うん、覚えている。」という人も多いと思います。円周上の2点(2点間の弧)からもう一つの円周上の1点にそれぞれ直線を引きます。その2直線からできる角度を円周角といいます。またその2点から円の中心点に引いた2直線からできる角度を中心角といいます。
 円周角の定理とは、ひとつの弧について、中心角の半分が円周角の値となります。このことは、円周角が円周上のどこにあっても成り立ちます。
 この事実を確かめた後で、それを証明することが学習内容です。青点から中心点までのの補助線を引くと証明のやり方が見えてきます。二等辺三角形が2つできますからそれを手がかりにして証明していきます。(1例です。)

 その青点が「どこにあっても」というところを動かしながら角度が変わらないことを確かめることができます。
 「ひとつの弧」というのも、2点を離したり近づけたりして、いろいろな”弧”で確かめることができます。

では、教材をお見せします。
これが初期画面です。
弧の部分を2つの黒点で現しています。円周角の点を青点で現しています。
画面下のボタンで黒点を動かします。
黒点が円にそって離れました。当然、円周角は大きくなります。
次は上の左側の⇦ボタンか⇦⇦ボタンを何回か押すと、
このように青点が円周上を動きます。
円周角の大きさはどうでしょうか?
そこで、分度器ボタンを押します。すると、
円周角のところに分度器があてられ角度を測ることができます。一目盛りは5度です。10度ごとに太い線、30度ごとに長い線が引かれています。
この状態でも動かすことができます。
円周角(値)ボタンを押したところです。赤色で円周角の値が表示されます。
勿論、この状態でも青点を動かすことができます。

次は中心角のほうです。中心角(線)ボタンを押すと、
中心角が表示されます。
さらに、中心角(値)ボタンを押すと、
黒い数字で中心角の値が表示されます。
全部を表示させるとこんな表示です。
どれを押しても壊れることはありませんから、試しに色々押してみると仕組みがわかります。
使い方説明書も作りましたので掲載します。

 ぜひ、使ってみてください。次のURLかバナーの絵をタップすると、プログラムが開きます。 



そのボタンの位置を変えてスマホ用を作りました。
初期画面です。
黒点を離しました。
青点を右へ動かしました。
ボタンを押して表示させたところです。

全部押したところです。


スマホ用の説明書です。


実際に使うには、URLかバナー(絵)をタップしてください。




 いかがだったでしょうか。前回までの理科教材と比べると計算量は100分の1、1000分の1ほどです。「ボタンを押すと動く」タイプの教材ですからスマホでもスイスイ動きます。使っていただけたら嬉しいです。できれば感想も聴きたいですね。
 中学3年生や中学校・高校の先生がいたら教えてあげてください。
 よろしくお願いします。