小さいとき、ツバメ紙飛行機を作って遊んだ経験はありませんか?一般の紙飛行機と違って、作り方がちょっと複雑、指でチギルなど変わった作り方が魅力です。調整が難しいところもありますがよく飛ぶようになります。
作り方・飛ばし方・調整の仕方を、ここに紹介します。そこにチラシがあったら作ってみませんか!
作り方のダウンロードページがありますので、希望があれば ここ をクリックしてください。
それでは、近くのチラシを取って作っていきます。普通のチラシのA3サイズの用紙です。A5サイズが作るのに適していますので、十字に切り取ってA5サイズにします。
このA5サイズのチラシで作っていきます。
この用紙に“折り目”を入れていきます。まず、下の図のような山折りと谷折りを折って、折り目を付けていきます。
E-G山折りを付けます。長辺同士が重なるように折ります。
山折りですから、折ったあと開いて、このように置きます。
A-C谷折りを付けます。上の短辺を左の長辺に重ねるように折ります。
B-D谷折りを付けます。上の短辺を右の長辺に重ねるように折ります。
F-H山折りを付けます。裏返して、点Aと点D、点Bと点Cをそれぞれ合わせるように折ります。
開いて裏返したところです。山折りを赤線、谷折りを黒線で描いてみました。すると、全てが一点で交わります。
これから、この折り目を使って折っていきます。矢印のように左右から押すと、
すんなり変形してきます。さらに上から手の平で押さえます。
すると、きれいな三角形になって折りたたまれます。しっかり折り目を付けてください。
更に折っていきます。これから写真に従って折っていってください。
この先端の折り方は、私が子どものときに、折っていたやり方です。(子どもの作り方)
一般にはハサミを使う方法がありますので、それは最後の方で紹介します。(大人の作り方)
先端部の折が出来上がりました。
E-G山折りにしたがって折りたたんだところです。
これから、ツバメの尾っぽを作っていきます。チギリ取る部分を示しました。
一般的には、ハサミで切るところでしょうが、子どものときには、両手の親指と人差し指でつまんでチギッていました。
チギッてしまったところです。
これを開いたら、でき上がりです。
それでは、飛ばしてみましょう。
握り方です。先端部分を指でつまみますが、人差し指を谷部分に置いて、その裏側に親指と中指を添えてつまみます。
この紙飛行機は投げ上げて遊びます。上に向かって力いっぱい投げ上げてください。
どうでしたか?うまく飛びましたか?
私も、たくさん作って試してみました。ほぼ二分の一が一度で飛ぶことができました。しかし、すぐ墜落するもの、くるくる回転して墜落、急降下するものなどたくさんです。
うまく飛ばなかった場合の調整方法を紹介します。
調整法
1,薄い用紙の場合、尖ったところなど飛行を不安定にします。そんなところは切り取ってください。
2,尾の先端は、そねくり返ったり、曲がったり、凸凹したりしやすいです。まっすぐに伸ばします。
3,開きの角度を変えてみましょう!一般に、薄い紙は開きを小さくしても、重さに比して揚力を生み出すことができますが、厚い紙は開きを大きくしないと、重さに比して十分な揚力を得ることはできません。開きすぎると“横揺れ”するようになります。
4,折れ曲がっているところを伸ばして、管の一部のように湾曲させると、翼(つばさ)のそねりなどが無くなります。
4のところを詳しく説明します。
この写真のように、放物線のような体形にするために、先端の厚い部分をつまんで形を整えていきます。先端部が放物線上になれば、後方部分も同じように形が整います。できれば後方部分も放物線状になるよう、指でつまんで形を整えてください。
すべて一回目で飛んだ形がありました。
この形です。ツバメとは違う形ですがなぜよく飛ぶのでしょうか。多分、不安定となる後方の翼部分が少ないからと思います。
皆さんも、色々なチギリ方を工夫してみてはいかがでしょうか。
最後に、先端部分のハサミを使った折り方を紹介します。
子どもの作り方は、先端を折り曲げるだけでしたが、ハサミを使うときちんと収納されてしまいます。
最初の写真に2つの“すき間”があります。次の写真で、先端の三角形をハサミで切ります。左右に分かれますので、その左側をすき間に押し込んでいきます。また、右側も同じようにすき間に押し込んでいきます。
頑張って作ってくださいね。このサイズであれば室内で十分楽しめます。