hiro_tagebuch

アマチュアVn&Va弾きの日記です

Granada (その3)

2010-06-13 01:20:09 | Reise
グラナダ3日目
今日は土曜日でお休みなので、皆でエクスカーション:
アルハンブラ宮殿とグラナダの街へ行ってきました

キリスト教徒に侵攻され、イベリア半島を南へと徐々に移動していったイスラム教。
その最後の砦として13~15世紀に栄華を極めたアルハンブラ宮殿。

壁、天井、柱などの装飾、そして噴水を始めとする水を使う技術、暑い地において空気を循環させて気温を下げる技術、いずれも大変見事な宮殿です。
他の世界遺産にはない独特の世界がここにあると感じました

全体像は後ほどにアップします。


↑ コマレス宮
青というよりは緑の池でしたが、、、
正面の塔が水に映っています。
賓客はこれを観て、塔内の大使の間へ通されたとのこと。



↑ ライオンの中庭
アルハンブラ宮殿といえばここ!!というスポットなのですが、なんとライオンが改修中で不在
というわけで、大変珍しい「ライオンの居ないライオンの中庭」でした。
写真左に写っている、ガラスに囲まれた盆の下に12頭のライオンが本来なら居ます。
この庭の周りの装飾も大変見事!!
型に素材を流し込んで固めて作られたものです。

奥に見える間は、アベンセラッヘスの間と呼ばれ、政治の最大勢力のアベンセラッヘス家が使っていましたが、対抗勢力の戯言(色恋関係?)を信じた王の命で、当家の男性36人が殺されたという血なまぐさい歴史も持ちます。
最大勢力がそのような理由で殺害されたため、その後の没落も想像に難くないですね。

魅力的なスポットは山のようにあり写真も次々に撮ったのですが、ずっと飛ばして、次はヘネラリフェ。
これは城外にある夏の別邸



↑ 噴水が美しい。
水の宮殿とも呼ばれています。



↑ ヘネラリフェの壁細工
あえてハレーション気味に撮影してみました。
ノーマルバージョンもありますが、アップしたものの方が白さが目立って良いかな、と思います。
この写真にあるような細工が、アルハンブラ宮殿にもそこら中にあり、その精巧な技術力がわかります。


その後バスで、アルバイシンへ。
11世紀にイスラム教徒によって作られた、グラナダ最後の町並みが残る地区。



↑ アルバイシンの街角
古い白い壁の家々が独特の雰囲気です。



↑ サン・ニコラス展望台からのアルハンブラ宮殿
まさに絵葉書スポット、大変美しい


昼食を食べ、アルバイシンを下って、



↑ カテドラル
グラナダ陥落後の16世紀に建築が始まり(当初はゴシック様式)、建築途中にプラテレスコ様式最大の建築物となった教会
中に入りたかったですが、ちょうどシエスタ時間で閉館中



↑ イザベル女王とコロンブスの像
ル・ラ・カトリカ広場に、噴水に囲まれて立っています。


そこから、ゴメレス坂を徒歩で上り(結構キツかった)、


↑ ファリャの家博物館
三角帽子などで有名なエマヌエル・ファリャの家。
1921年から39年間住んでいた家です。
これまたシエスタ時間で入れず
しかしなんで散策自由時間をわざわざシエスタ時間に当てるんだろう



↑ レアレホの町並み
古き良き時代が偲ばれる可愛らしい町並み


駆け足のエクスカーションでしたが、密度濃く楽しめました