大分トリニータ 2018年 想い出を振り返る(後半)

2020-05-24 21:59:32 | 大分トリニータ
2020年5月19日コロナ禍で自粛していた大分トリニータの全体練習が再開されました。
そこで試合前にいつも行っている臼杵福良天満宮に、片野坂監督、選手の皆さん、トリニータに関わる全ての皆さんの健康をお願いしてまいりました。
「怪我がなく充実した練習を送ることができますように!」

いつか昭和電工ドーム大分に選手を応援するサポーターの声が響き渡る、そんな当たり前の日常が来ることを心待ちにしています。

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さて、大分トリニータの2018年後半はどのように展開していったのか?
以下得点は全て(大分ー相手)で書きます。
「第22節(ホーム)ヴァンフォーレ甲府戦(2-4 敗け)「2位」

前半の第16節(アウェー)でヴァンフォーレ甲府に2-6と痛めつけられた大分。
リベンジするには絶好の機会だったが、逆に「2-4」と返り討ちにあい順位はまたもや「2位」に後退。
徳島、甲府と続いた敗戦は大きかったが、ここで気持ちを切り替えるにはもってこいのイベントがあった。
                           
7月8日(日) 「大分トリニータファン感謝デー 2018」




年に1回、選手とファン、サポーターが触れ合うことのできるイベント。



楽しい一日を過ごした選手とファン、サポーター。



イベントの終盤、入籍したことを発表したフックはみんなから祝福の水かけというサプライズの中



「J1に昇格します」と力強く宣言した。



第23節(アウェー)大宮アルディージャ戦(0-1 敗け)「3位」
しかし気持ちを切り替え臨んだアウェー大宮アルディージャ戦だったが、結果は0-1で敗け泥沼の3連敗。
順位は3位に。

第24節(ホーム)栃木SC戦(0-0 ドロー)「4位」
いよいよ正念場となったトリニータ。
ホームに栃木SCを迎える。
順位こそ大分3位、栃木18位と離れているものの3連敗中の大分に対し栃木は2連勝中。
勢いは栃木にあった。
しかし結果は0-0のドロー。


勝つことも大事。
しかし今はとにかく負けないこと。
サポも選手も自信を失い、ずっと負け続けていくのではないかという疑心暗鬼になることが怖い。
思い切ったプレーができず委縮し、ますます勝利が遠のいていく”負の連鎖”

そう考えるとこの試合の引き分けは大きかった。



その4日後に行われた
第25節(ホーム)愛媛FC戦(0-1)「5位」
大分はここでも勝てなかった。
とにかくゴールが入らない。
アウェー徳島戦から愛媛戦までの5試合で奪ったのは僅か2ゴール。
その2ゴールも甲府戦フジモンのPKの2得点のみで流れからの得点は0。
これでは勝てない。
順位はいつの間にか5位まで後退。
次に負ければプレーオフ圏内も厳しくなるかもしれない大事な一戦。
第26節(アウェー)FC岐阜戦(2-0 勝利)「3位」

チームを救ったのはやっぱりこの男、我らがさんぺー。
今季3ゴール目はチームを救う先制ゴールだった。


「ゴールパフォーマンス」のさんぺー。
DAZNの解説者が少し苦笑気味に「すごいパフォーマンスですね」



結果は「2-0」 
大分6試合ぶりの勝利。


ジャニちゃん(前田)に誘われていやいや踊っていたコテも途中からノリノリ(笑)


選手バスを見送った後、高速に乗りSAで観た夕景が心に残った。

「勝てて良かった」

大分は再び「3位」に。



ここからホーム2連戦。
まずは第27節(ホーム)アルビレックス新潟戦(4-0)「3位」

この試合、7月26日にジェフユナイテッド千葉より期限付き移籍加入した岡野 洵がサブメンバー入り。


(先輩さんぺーと息の合った踊りも披露)


まず32分那須川がシュートとセンタリングの2つ合わせた「シュータリング」(本人命名)で先制。


さんぺーの2試合連続ゴールもあって大分「4-0」と完封勝利。
(右のナスの腰が変(笑))


                                    
「♬一緒に闘おうぜ誇りと夢を抱いて~ ♬ 僕らは 僕たちは 大分トリニータ~ ♬」   

(大分よりの使者を美声で歌うさんぺー)


さらに
第28節(ホーム)ファジアーノ岡山戦(4-1)「2位」

岐阜戦で3ボランチに変えて2連勝の大分。
勢いが出てきた。

リーグ最多得点タイ46得点の大分vsリーグ最少失点22得点の岡山。
まさに盾と矛の戦い。
先制ゴールはさんぺー、3試合連続ゴール!


85分にはごっちゃんがジャンピングボレーのスーパーゴールを魅せ「2-1」
さらに今季二桁の10得点目を決め「3-1」とし試合を決めた。


さらに91分 ババケンがダメ押しゴール!で「4-1」


今季何度目かの「トリニータ・オーレ」


大分はファジアーノ岡山に(4-1)と勝利し、順位は「2位」に。

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衝撃を受けたのが8月16日 
                             
公式より
竹内彬選手 カマタマーレ讃岐へ期限付き移籍のお知らせ

「この度、急ですがカマタマーレ讃岐に移籍する事になりました。キャプテンという立場にもかかわらずこのような決断をした事を大変申し訳なく思います。今シーズン、トリニータが目標を達成できる事を心から応援しています」とコメント。


(思い出すのは第16節甲府に大敗し肩を落とす選手を励ます竹内選手)


さらに片野坂監督、榎社長もコメント。
                 
【片野坂知宏監督 コメント】 

改めて彬のトリニータへの貢献とプロフェッショナルとして姿勢に感謝し、彬の今後のサッカー人生の歩みを応援したいと思います」
                     
【代表取締役 榎徹 コメント】

感謝の言葉しかありません。ミスをして元気のない選手を少し荒っぽく叱咤激励している、でも優しさがにじみ出ている、そんな姿が印象的でした
竹内選手のこれからの活躍を心から期待しています」

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発端は18日の東京V戦。
試合後の会見で片野坂監督自身の声がガラガラ声で聞こえにくいことを謝罪。
さらに「スタッフにのど飴をもらったが結局治らなくて、選手に指示が通らなかった」ことも語った。
そんな片野坂監督の喉を心配したサポーターが浅田飴さんのスポンサードを希望したツイートをしたところ、浅田飴公式さんが返事をくれた.........

という流れから…
縁があって浅田飴様がスポンサーになっていただきました。

「第29節(アウェー)東京ヴェルディ戦(0-0 ドロー)「3位」
3連勝と好調の波に乗る大分だったが苦手意識があるロティーナ監督率いる東京Vのゴールをこじ開けられずドロー。
勝ち点「1」を上乗せしたものの順位は「3位」に。


第30節(ホーム)徳島ヴォルティス(0-1 敗け)「4位」
15本のシュートを打ちながら無得点の大分。
かたや3本のシュートで勝ち点3をもぎ取った徳島。
3連勝の後、東京Vに引き分け徳島に負け。
波に乗れそうで乗れない大分。
順位は「4位」に



第31節(アウェー)アビスパ福岡戦(0-1 敗け)「7位」
30試合を終えたところで大分の勝ち点は「51」
福岡は28試合(2試合未消化)で勝ち点「49」
未消化の勝ち点を考えると福岡のほうが順位は上と考えた方が間違いない。
絶対に敗けられない試合だったが…。

0-0でむかえたアディショナルタイム4分。
勝ち点「1」を取るのか、勝ち点「3」を取るのか。
大分は最後まで攻めた。


93分 福岡のカウンターから決勝点を決められた。


「まるでホームみたいだった」
試合後そうツイートした前田の目から涙がこぼれた。


その背中に温かい声が飛ぶ。
「前田 泣くな~!」
「前を向け!」
「次 勝つぞ!」


うなだれる清本の頭を「ポン」と叩いたババケン



その清本は星の背中にそっと手を置いた。


「負けるほど大きくなる声援」と誰かがツイートしていた。
まさにその通り。

試合後の伊佐のインスタから
                        
「素晴らしい応援、雰囲気ありがとうございました。
辛い時、結果が出てない時ほど、上を向いて頑張ります」

「必ずトリニータをJ1に!」
と最後に結んだ。



大分の順位は「7位」まで落ちた。
しかしJ3から這い上がった雑草魂はここから燃えた。
なんとここからの5試合を5連勝し、一気に「首位」を奪還してしまったのだ。

という話の前に少し休憩。
フー!
コーヒータイムにしませんか(笑)



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さて、ここまであまりフジモンが出てきませんでしたがここから登場しますよ。

第32節(アウェー)ロアッソ熊本戦(3-1)「5位」
福岡戦に敗れた大分は、同じく九州ダービー熊本に乗り込んだ。
チームの順位はついに7位。
このままズルズルと後退してしまうのか、PO圏内に留まることができるのか。
まさにこの試合こそが今季のターニングポイントだった。
雨の中、集まった大分サポは1000人を越した。


懸命な応援が続く。


そんな苦しさを救ったのが9月2日にパパになったこの男、我らが「さんぺーパパ」
プロになって初めてPKを蹴り先制ゴールをあげた。
9月2日に朔(さく)ちゃんが生まれ、公式から発表されたのが9月5日。
そしてゴールがこの日9月8日という早わざ(笑)

自分のゴールで自分の赤ちゃんの誕生を祝う「ゆりかごダンス」
いやもう最高!


このあと熊本に同点に追いつかれたが、そこで貴重なゴールをあげたのが丸ちゃんのループシュート「2-1」


さらにダメ押しの追加点はレイからのスルーパスに反応したフジモン「3-1」
フジモン 今季6得点目
あれ?  LTポーズはまだまだない(笑)
これで順位は「5位」に。


第33節カマタマーレ讃岐戦(5-0)「3位」
まずババケンがキャリアハイとなる10得点目で先制ゴールを決め「1-0」
さらにフジモンが今季7得点目を決め「2-0」
星が今季3得点目で「3-0」
フジモンが本日2得点を決め今季8得点目で「4-0」
キヨピーの今季4ゴール目で「5-0」 
大分完封勝利。
2連勝で「3位」に。


試合後に挨拶に来た竹内選手。
彬さん自身、レンタルで移籍するときに大分サポに挨拶ができなかったことが気になっていたのだろう。


「彬さん 行ってらっしゃい」




第34節(アウェー)レノファ山口FC戦(3-1 勝利)「3位」)
13試合勝利の無い山口にとってこのホーム戦は絶対に勝ちたい試合。
対して大分もPO圏内、さらにJ1昇格を目標にしている限り勝ち点3が絶対条件。
試合は山口1点のリードで前半が終わった。

59分、値千金の同点ゴールを決めたのは今季4得点目の「レイ」
これで「1-1」の同点。


さらにフジモンの逆転ゴールで「2-1」


ダメ押しゴールは75分、フジモン今季10得点目で「3-1」


二桁得点はごっちゃん、ババケン、フジモンの3人となった。


大分3連勝するも順位は「3位」のまま。


第35節(アウェー)水戸ホーリーホック(2-1)「2位」
伊佐とフジモンのゴールで2-1と勝ち大分4連勝で「2位」に。

第36節京都サンガFC戦(2-1 勝利)「首位」
前節熊本に4-0で勝ち波に乗る京都。しかし順位は19位と厳しい位置にいる。
大分はこの試合に勝てば暫定とはいえ「首位奪還」となる。

6分、開始そうそう試合が動く。
こぼれ球にボレーシュートで合わせた20番カイオ選手が先制して「0-1」

しかし13分、GK清水選手のクリアミスでこぼれたボールをコテが落ち着いて無人のゴールに流し込み「1-1」の同点に。

さらに66分、コテがこの日2度目のゴールで逆転。
クールな男、コテが雄叫びを上げた!


この日は今季最高の4回シュートを打ち2ゴールを決めたコテ。


試合終了 2-1 大分勝利!
熊本、讃岐、山口、水戸、京都と破り5連勝!暫定ではあるが「首位を奪還」した。

                         

第37節(アウェー)町田ゼルビア(2-3 敗け)「3位」
今季最後の自走遠征車中泊(5泊6日)となった町田戦。
初めての「野津田スタジアム」


頂上決戦にふさわしかった。
10月9日までのデータを見ると。
町田の得点の一番高いのがセットプレーからの「19得点」
大分のセットプレーからの得点はわずかに「6得点」

狭いエリアに密集して中央からゴリゴリ来る町田。
エリアを広く使いワイドに攻める大分。
コテ、ババケンと2ゴールを決めたものの町田に「2-3」と逆転負けした。


追う立場から追われる立場になった。
気持ちの切り替えがうまくできなかったのかもしれない。

残りは5試合、順位は「3位」
厳しいのは分かっている。
だが地獄に落ちて這い上がってきた強さが私たちにはあった。

第38節(アウェー)ジェフユナイテッド千葉(4-2 勝利)「2位」
アウェーの地でジェフユナイテッド千葉に4-2と勝ち自動昇格の2位まできた大分。

39節(ホーム)松本山雅FC戦(1-0 勝利)「首位」
一番の難敵、松本山雅をホームに迎えまさに天下分け目の一戦。
この壁を乗り越えなければ自動昇格は無い。

この日のビッグフラッグは「7枚」


800人を超す山雅サポさん。


得点が「71」とリーグトップの大分 vs 最少失点「33」のリーグトップの山雅。

「30分」中央での競り合いが続く中、ここまでお互いシュート「0」という数字が試合のシビアさを物語る。
「32分」試合が動いた。
この大舞台で決めたのはやっぱり「さんぺーパパ」


これでさんぺーは今季「10得点目」
フジモンが「12得点」 ババケン「11得点」、ごっちゃん「10得点」
二桁カルテットが誕生した。


今季一番となった観客数「15、125人」 


                 
「Jリーグ 通算450万人 入場達成」」 20年間で達成した。



あと3試合!
大分は再び首位に立った。



第40節(アウェー)横浜FC戦(1-3 敗け)「2位」
しかしアウェーで横浜に1-3と敗れ順位は「2位」に。

第41節(ホーム)ツエーゲン金沢戦(2-1)「2位」
ホーム最終戦。
相手金沢は現在14位。
しかし直近の2試合で上位の福岡に2-2の引き分け、大宮にも1-1の引き分けとその力の差は感じさせない。
この試合に絶対に勝たないといけない大分はそのプレッシャーが半端ない。
前半が終わって0-0。
「後半は思い切ってトライさせたい」とハーフタイムのコメントで語った片野坂監督。
後半開始早々試合が動く
FKを得た大分、清本からの早いボールにドンピシャ頭で合わせた”のり”


今季初のゴールをこんな大事な試合に決めれる”のり”の強さに驚く。

試合後の「のり」のコメント                      
「キヨ(清本拓己)のキックの速さと助走の短さがわかっていたので、タイミングを合わせて入っていった」 
と語った。
鈴木 のり 今季初得点・先制ゴールは貴重な先制ゴール。
1-0 大分リード。 


しかし金沢に1点を返され1-1の同点。
片野坂監督は切り札「川西」を投入。
「86分」ここで川西が魅せた。

カットインから中央に持ち込む。
シュートの直前、前にいたごっちゃん、伊佐、さんぺーがコースを開ける。
右足で蹴ったドライブのかかったボールは弧を描きゴールネットに突き刺さった。
喉から手が出るほど欲しかった決勝ゴールを決めた。

                                                                                              
《メンバーに入っていない時期に、同様にメンバーに入っていない選手たちと一緒に「チャンスが来たときにちゃんとやれるよう腐らずにやろう」と言い合いながら練習してこれた》 
  
試合後こうコメントした川西。

以前、同じようなことをコメントしたさんぺーも第2節から第7節までの6試合試合に出ていない。
前田に至っては第1節から第24節までの24試合全く試合に出ていない。
だからこそ”試合に出れない苦しみ”が分かるのだ。
腐らずに練習を重ねてきた3人。
3人の背中を見ていて涙が止まらなかった。


勝った瞬間伊佐が倒れこんで両手を上げた。
90分間走りぬいた男のガッツポーズは胸を打つ。


決して忘れていけないのは、スポパで黙々と練習を続ける仲間も一緒に戦ってくれているということ。


ピッチに立てない仲間が背中を押し続けてくれているということ。


J1昇格をかけてアウェー山形へと向かう。

第42節(アウェー)モンテディオ山形戦(1-1 ドロー)「2位 J1昇格」
第41節 上位陣が全て勝った。

1位 松本山雅 勝ち点「76」 得失点は「20」で大分が「+5」
2位 大分   勝ち点「75」 得失点は「25」
3位 町田   勝ち点「75」 得失点は「18」で大分が「+7」
4位 横浜   勝ち点「73」 得失点は「18」で大分が「+7」


この日大分が勝てばその時点で「自動昇格」が決定。
大分が引き分け、もしくは負けた場合は他会場の結果次第となる。
考え方はシンプルでとにかく勝つこと!



この日、ここ”NDソフトスタジアム山形”に集まったトリサポは約1000人以上。


自分の力でこじ開けられるところまで来た。



来たくても来れなかった仲間の想いと共にこれから90分間戦い続ける。



試合で良い結果を出し、なおかつ練習でも結果を出し続けられた選手のみが選ばれた今季。
それはどの選手にとっても辛く苦しいものだったに違いない。
だからこそ、今日勝たなくてはいけない。
成し遂げていないことを今日成し遂げなければいけない。


「18分 大分先制」
のりから智輝に渡り、さんぺーに出した瞬間、智輝がオ-バーラップ。
ここで攻撃のスイッチが入った。
レイのワンタッチを受け智輝がそのまま駆け上がる。
17番中村選手を振り切りペナルティエリアに入り
グランダーのクロスを出す。
このときフジモンとババケンがディフェンスの3人を引き連れてニアに入る。
空いた中央にボールが入った瞬間
ここに飛び込んだのが逆サイドで待っていた星。
ボールはゴール右に突き刺さった。
あまり自分の感情を表に出さない星が「吠えた」


星 今季5得点目。
この時点で上位4チームの中で得点できたのはトリニータだけ、他のチームは無得点という状況だった。


しかし、「90+1分」
シュートのこぼれ球を8番ロドリゲス選手に決められ「1-1」の同点に。
「失点したときは終わったと思った」と試合後にコメントしたフックとレイ。

サポーターの歓声にいち早く気がついたのが”レイ”だった。
                                  
「試合が終わってベンチで待っていた時にファン、サポーターの方が”よっしゃー!”って言ったときに分かりました」
とレイ。



今季は前半が終わった時点で”首位”
それでも”J1”は遠い夢の世界だと思っていた


J3に降格したあの時に感じた「トリニータが無くなるかもしれない」という恐怖。
「J3に落ちても応援するの?」と言われたあの言葉。
何年経っても心の中に根強く残っている。


「J1昇格」
それは我が家ではあの日以来禁句となった言葉だった。
今日は大声で言う。

「みんな俺たちはJ1に昇格したぞ~~~!」



しかしここが終わりではない。
ここからがスタートなのだ。
J1は厳しい。
誰もが口を揃えてそう言う。
もちろん2勝しかできなかったシーズンを経験している。
”新参者”には厳しい場所だと知っている。
それでも我々が戦うべき場所なのだ。

そこに行けることを喜びたい。
そこで戦えることを喜びたい。



そして絶対に忘れてはいけないのが”修さんの存在”


昨季も今季もスタメンでプレーすることは無かった。
それだけに出れない選手の気持ちに寄り添うことができた。
試合に出れなくても腐らずに練習できたのは”修さん”という存在抜きには考えられない。
それほど大きな存在だったのだ。



さらに途中から讃岐に行った元キャプテンの”彬さん”


今季からキャプテンを任され大分トリニータの精神的支柱であったことは間違いない。


彼らがいなければJ1昇格という夢を達成することはできなかった。



気がつけば人生がトリニータ中心となった愛すべき仲間たち


「あなたにとって 大分トリニータとは何ですか?」
遠征に出発する前日、スポパで新聞社の方からこう質問された。
答えは一つ。
                

「トリニータは生活の全てです」
   

                        
2018年 大分トリニータは我々が帰るべき場所 J1へ昇格した。




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