大分FCが自主再建を断念し県民に3億円の内の1億円を「J1支援金」と
してお願いした。
その最初の試合。
相性の悪い千葉。
しかし勝てば2位という願っても無い試合だった。
結果0-2で負けた。
勝たなければいけない試合だった。
内容がどんなに良くても負けてはいけない試合だった。
5月27日現在で約1200万円の寄付が集まったという。
正直、私はもっとたくさん集まると思っていた。
こういうものは最初の額がけっこう大事なのだ。
私の周りの意見を聞くと
「トリニータが好きだからまず1口(5000円)は寄付をする。
でもそれ以上となると様子をみたい」といった考えが多いようだ。
それぞれの人が何かを犠牲にして出す大金なのだ。
焼け石に水の状況であれば控えたい、というのも
もっともな話であろう。
だからこそ寄付の大きさが又寄付を呼ぶのである。
それに答えるように広瀬知事が記者会見で「三位一体で応援
する精神を忘れてはいけない」
「県民の応援、経済界の姿勢しだいで対応を決める」
と述べたそうだが、私はもっと明確な答が欲しかった。
まぁ知事の立場としてはそれ以上突っ込んだ
コメントは無理なんだろうな。
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「トリニータをなくしたくない」ただその想い。
その一点だけで多くの友人や知人に
支援をお願いしてきた。
ただ・・・。
ある方から
「J1に上がってください」と言われ支援金を預かった。
封筒が2枚。
ありがたい。
ありがたいがその封筒を手に持ちながら私は言った。
「もしかしたらJ1に上がれなくて、このお金は
支援金ではなく借金の返済に終わってしまうかも
しれません。そのときは・・・すいません」
「いいんです。そのお金はトリニータというよりも
トリニータを好きなあなたに託したお金ですから」
重いお金だった。
私のお金ならば最終的に夢が夢で終わったとしても
いい夢だったですませるだろう。
でも自分が支援金のお願いをして託された夢であるかぎり
そういうわけにはいかない。
信じる「確」たるモノが欲しい。
それが無いままに友人や知人を巻き込んで
暗闇の中を突き進んで行く不安。
ただその暗闇の先にあるものが「J1への扉」だと
信じて進むしかない。
立ち止まればその夢はただちに消えてしまうのだ。
支援金をお願いしながら支援される事への不安。
私の葛藤がそこにある。
自分の中でどう折り合いをつけるのか。
それも解らないまま今日も「支援」をお願いし続ける。
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ここは「J1支援金」の受付ブースである。
他の人も言っていたが何のブースかわからないくらい簡素。
暗くて寂しいこのブースで支援金をしたいと思ってくれるのだろうか?
今日出れない選手と共にお願いする・・・なんて発想は無いのだろうか?
私達はシンケンなのに・・・。
シンケンさも何も感じられなかった。
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連敗すれば終わる。
「東京ヴェルディ」に勝つしかない。
内容と結果が求められる。
選手には厳しいが今はそれしかない。
倒すか倒されるか。
私たちの生き残る道は倒すしかない。