ここまでいろいろな寄り道をしてきた自走車中泊旅でしたが、いよいよこの回で完結です。
2021.3.28(日曜日) 天気 曇りのち雨 検温36.5℃
徳島戦を勝利で飾ったトリニータ。
この日はすっきりと目覚めました(笑)
「道の駅 第九の里」
ドイツの作曲家ベートーヴェンが作曲した交響曲第9番の日本初演の地です。
サクラの奥に観える建物は、
「ドイツ館」です。
「大塚国際美術館」
朝食を済ませ、大塚国際美術館へ向かいます。
無料駐車場(約340台)に車を止めシャトルバス(無料)に乗り数分で到着。
雨風が強く外からの写真は撮れませんでした。
正面玄関にある長いエスカレーター(約40m)に乗って上に。
到着したところがB3F(地下3階)
ここからがスタートです。
入場料 大人1人=3300円
皆さんよくご存知の大塚製薬グループが創業75周年事業として1998年(平成10年)に開館しました。
ちなみに建築費や各絵画の使用料(著作権料)などを含め、総工費400億円といわれています。
「システィーナ・ホール」
2018年12月31日 NHK紅白歌合戦で米津玄師さんがテレビ初歌唱の中継場となったのがこのホールです。
実際の礼拝堂を完全再現している高さ16メートル、広さ800平方メートルの天井。
部屋に入った瞬間、圧倒され鳥肌が立ちました。
そもそもここは何の美術館なの?
ここは西洋名画等をオリジナルと同じ大きさに複製し展示した「陶板名画美術館」です。
もう少し詳しく!
大塚オーミ陶業株式会社が開発した特殊技術によって、世界中の名画を陶器の板に原寸で焼き付けたもの。
焼き付けることで良いことがあるの?
陶板複製画は原画と違い、風水害や火災などの災害や光による色彩の退行に非常に強く、約2,000年以上にわたってそのままの色と形で残るので、これからの文化財の記録保存のあり方に大いに貢献すると期待されています。
だからこの美術館では写真撮影が一定条件下で許可されています(三脚やフラッシュ撮影はNG)
さらに作品に直接手を触れることもできますし、屋外での鑑賞という原画ではありえない展示方法が可能になっているのです。
モネの『睡蓮』は屋外にあります。
世界25ヶ国・190余の美術館が所蔵する西洋名画1,000余点を、オリジナルと同じ大きさに複製し展示している のでとにかく広いんです。
全部の作品を一つ一つ観ようとしたらおそらく1日では無理。
移動は主にエレベーターを使用しますが、そのエレベーターを探すのも実は大変でした。
主な展示物は
「B3F 」
システィーナ・ホール、スクロヴェーニ礼拝堂、フェルメールの部屋、聖マルタン聖堂壁画、聖ニコラオス・オルファノス聖堂、聖テオドール聖堂、貝殻ヴィーナスの家、エル・グレコの部屋、ポンペイの「秘儀の間」など
「B2F 」
モネの大睡蓮、バロック系統展示(レンブラント「夜警」など)、ルネサンス系統展示(ダ・ヴィンチ「モナリザ」「最後の晩餐」(修復前と修復後)・ボッティチェッリ「ヴィーナスの誕生」など)
「B1F -」
ゴヤの家、バロック系統展示、近代系統展示(ゴッホ「ひまわり」・エドヴァルド・ムンク「叫び」・ウジェーヌ・ドラクロワ「民衆を導く自由の女神」・ジャン=フランソワ・ミレー「落穂拾い」など)
1F - 現代系統展示(パブロ・ピカソ「ゲルニカ」など)
2F - 現代系統展示
約5000人が同時に館内に滞在しても大丈夫というのもうなずけます。
B2F、B1Fと上がっていくとほとんど誰とも会わない空間があちこちにありました。
とにかく広い。
この「大塚国際美術館」であれば3密にはならないと思います。
ここで1日、世界の美術品と過ごす。
そんな贅沢な時間も良いのではないでしょうか。
(徳島ヴォルティスさんの2020年J2優勝。J1昇格のポスターもありました)
///////////////////////////////////////////
素人なりに芸術を堪能してこれから温泉へ。
AM11時40分 出発!
12時 到着!
「天然温泉 あらたえの湯」
やっぱり温泉は良いですねぇ。
13番がすでに使用されていたのでこの日は「12番」
温泉を堪能してこの日はこれで終わりです。
明日行く予定「四国カルスト」への体力温存のためにできるだけ「四国カルスト」に近い道の駅を探し、そこに移動です。
///////////////////////////////////////
2021.3.29(月曜日)天気 晴 検温36.4℃
「道の駅 土佐和紙工芸村」で遠征五日目の朝を迎えました。
いよいよ今日は2度目となる「四国カルスト」へ。
その前に・・・。
9時まで待って道の駅で買い物。
お昼ご飯やその他もろもろ買って、
同じ敷地内にある『紙すき体験』工房へ!
和紙を使って好きな花をあしらいハガキを8枚作ってみました。
な、なんと1人=600円
安い、こんな安くて良いの?
それも親切丁寧に教えてくれます。
まずは嫁から。
嫁のするのを見て私の番。
嫁は一度もやり直しがなく一発でOK!
私は『最後の真ん中を押して』の言葉に強く押しすぎたのか、一つ壊れて最初からやり直し(笑)
『良かったなぁ、2回もできて』と嫁。
他のお客さんの視線が痛い(笑)
9時から始めて完成の10時まで約1時間。
さてさて人様に見せられるシロモノができたかどうか?
センスの欠片も無いのは自分でも分かっているので気になりません(笑)
考えればセンスがないのも自分の個性だし、財産だよね(笑)
こちらは私の作品(これから圧縮、乾燥)
こちらは完成した嫁の作品。
(私とは段違いに上手い)
それにしても仲間の皆さんのフォローの言葉が嬉しかったですね。
『(作品は)ヒロボーさんらしい』
『ヒロボーさんの性格を良く表している』
いやいや、皆さん言葉のチョイスが優しい(笑)
「道の駅 土佐和紙工芸村」を出発し「四国カルスト」へ!
その道中、嫁がしゃべる、しゃべる(笑)
『クスリももらったしカメラのバッテリーも買えた。
で、ブログネタもできて。 ヒロボーさん、良かったなぁ! はははは』
もう止まりません(笑)
『そうそう名前を決めたけん。(ヒロボー忘れ物事件)わかりやすくて良いやろ! あははは』
『これからは出発の時は忘れ物がないか私が確認せんといけんなぁ、あははは!』
良いんです。
いつもブログネタは嫁。
今回は何を言われても言い返せません(笑)
私達が初めて四国カルストへ行ったのが昨年の10月13日。
(2020年 撮影)
冬が近づいていることもあってキャンプ場は閑散としていました。
その日の夜、今まで生きてきた中で間違いなく一番の景色に出逢いました。
(2020年 撮影)
空を覆い尽くす満天の星です。
夕食後のコーヒーを飲むのも忘れ、しばし見惚れていました。
1000メートルを超す高原。
周りには邪魔をする光はありません。
雲一つない空には無数の星が煌めいています。
ふと我にかえり。
この光景をカメラで撮りたい。
もう何年も使っていない三脚を取り出しました。
組み立てたとき、今までにない違和感。
・・・壊れてる。
まったくチェックをしていませんでした。
この時はさすがに落ち込み、その事を嫁には言えませんでした。
旅が終わって最初に買ったのがとにかく頑丈で壊れにくい三脚(笑)
でも今回それを玄関の外に積み忘れてきました(笑)
あのときのショック。
またもやあの満天の星は撮れないのでしょうか。
(2020年 撮影)
いやいや、こんな事もあろうかと用意していたのがGoPro9 です。
これさえあれば星空はなんとか撮れる。
(と思って買ったのにバッテリーチャージャーを忘れるという大失態)
しかしバッテリーチャージャーもデンキ屋さんで買って、現在バッテリーは(4個とも)フル充電状態。
「これで撮れる、今日こそ撮るぞ!」
姫鶴平キャンプ場を目指してレッツゴー!!
//////////////////////////////////////////
クネクネ道を走り
「姫鶴平キャンプ場」 に到着。
しかし様子がおかしい。
駐車場のどこにも他の車がありません。
しかしココまでの道はオープンしていました。
しかもあのカルストコーヒーも目の前にあるのです。
でも1台も車が無い。
頭の中を「?マーク」が飛び交います。
こんな時は聞くのが一番。
『すいませーん。キャンプ場はオープンしてますよね。』
『いえ、5日後の4月3日の土曜日からです』
「え? 5日後ですか?」」
「はい、まだ水が来ていないので姫鶴荘がオープンしていないんです」
『じゃあ、ここには泊まれないんでしょうか?』
『どこかに泊まれるのは泊まれるかもしれませんが、トイレが無いですよ』
『トイレが無い・・・そうですかぁ、ありがとうございます』
トイレが無いのは致命的です。
近くにトイレを貸してくれるところは・・・と聞こうとしてやめました。
今回の旅は徳島に勝ったことでもう十分。
四国一周ができただけでも満足しないとね。
しかし、まさか最後にこんな大どんでん返しが待っていようとは。
今まではしゃいでいた嫁が急に静かになりました。
「せっかくここまで来たんだし、マグカップを買おうよ、何色が良い?」
「う~ん 黄色」
「俺は黒にする」
今回の旅で自分たちのために買ったモノはこれだけ。
カルスト珈琲だけでも開いてて良かった。
誰もいない「天空への道」
一度やってみたかったらしい嫁(笑)
嫁が少し元気になった。
泊まれない以上、降りるのは少しでも早いほうが安心、安全というもの。
移動です。
///////////////////////////////////////////
2021.3.30(火曜日)天気 晴れ 検温 36℃
「道の駅 ゆすはら」で朝を迎えました。
晴れ渡った空にノスタルジックな水車小屋。
朝の散歩中に出会った景色は旅先ならではのもの。
いよいよこの日が旅の最終日、今日一日を思いっきり精力的に楽しむつもりです(笑)
AM9時10分 『道の駅ゆすはら』を出発!
宇和島城に向かって出発!
1010分 「宇和島城」到着
ここから天守閣へと歩きます。
かなりハード。
車ではいけないので歩きです。
今回の旅では初めての階段かも(笑)
天守閣に着いた時は汗びっしょり。
でも達成感はありました。
ここから「宇和島市営闘牛場」へ。
AM11時50分 「宇和島市営闘牛場」 到着。
スタッフさんに許可をもらって中に入り、撮影しました。
ここで牛が死闘を繰り広げるんですね。
初めて観た「闘牛場」の雰囲気に圧倒されました。
ここで仲間からの情報。
すぐ近くに 「遊子水荷浦の段畑」があるようです。
とにかく行ってみましょう。
走ること約30分!
13時「遊子水荷浦の段畑(ゆすみずがうらのだんばた)」に到着。
(だんだん屋)さん。
だんだん屋のお姉さんに道順を聞くと1周が20分ほど。
みかんの木が観える場所がビュースポットらしいので登ることにしました。
嫁は花を植えると思っていたようですが、植えるのは一年中ジャガイモだけ。
基本、自分の家で食べる分だけとのことです。
それにしても勾配が急すぎて高所恐怖症の私にはとてもこんな場所で仕事は無理。
立ち上がった時に(フラっと)とかはならないんでしょうか?
(画像は段畑 HPより)
考えただけで腰が引けそうになります。
///////////////////////////////////////////////
13時40分 大洲城に移動です。
15時30分
この旅最後の観光地 大洲城到着!
旅を重ねると旅の醍醐味という味を知ります。
これがまたクセになる味なんですよ(笑)
『刺激物はなるべく避けて味付けは薄くしてください』
と病院の先生に言われます。
分かっています。
身体には薄味が一番。
分かっていますって!
でもそれだけじゃあ、何か物足りないんですよ。
ワサビや胡椒が欲しくなるんです。
醤油やソースを足してしまうんです。
それが自分たちの旅の味になっていくんですよ。
例えば今回の旅。
何年か後に思い出した時、
その『キーワード』はたくさんあります。
『ほらほらあの旅、薬を忘れて翌朝病院に行った旅があったの覚えてる?』
『そうそう、そういえば待合室にカフェがあって、無料券をもらったっけ』
『あの無料券まだ持ってる?』
『電気屋を何軒も回ったりしたよね。』
『なかなか無くて焦ってね』
『最後に四国カルスト行ったの・・覚えてる?』
『もちろん、狭い道を苦労して上まで行ったらまだキャンプ場がオープンしてなくてね!』
『そうそう、唖然としたよね』
これで分かります。
お互いが楽しく思い出せるからツマミがなくても一晩中酒が飲めます(笑)
四国カルストから帰る車中。
嫁が言いました。
『3回目があるやん』
そうです、今年10月23日。
アウェー徳島戦があります。
もう一度四国カルストに行けるんです。
今回、目的を達していたらもう行かなかったかもしれない場所です。
でも2度目のアクシデントがあったおかげで3度目の可能性がでてきたんです。
(2020年 撮影 四国カルスト)
『万事塞翁が馬』
いつ幸せが不幸に、不幸が幸せに転じるかわかりません。
要はその人の捕らえかたしだいです。
『2度あることは3度』のことわざがあるようにまたまたアクシデントが待っているのでしょうか?
それとも「3度目の正直」となるのでしょうか?
全ては旅の神様の気分しだい。
だから・・・
『旅は面白いんです』
(総走行距離 1,015.5km)
最後に。
ポカリスエットスタジアムでお会いした皆さん、改めてお礼を申し上げます。
『ありがとうございました』
「2021 自走車中泊遠征夫婦旅」・・・ 完結です。
2021.3.28(日曜日) 天気 曇りのち雨 検温36.5℃
徳島戦を勝利で飾ったトリニータ。
この日はすっきりと目覚めました(笑)
「道の駅 第九の里」
ドイツの作曲家ベートーヴェンが作曲した交響曲第9番の日本初演の地です。
サクラの奥に観える建物は、
「ドイツ館」です。
「大塚国際美術館」
朝食を済ませ、大塚国際美術館へ向かいます。
無料駐車場(約340台)に車を止めシャトルバス(無料)に乗り数分で到着。
雨風が強く外からの写真は撮れませんでした。
正面玄関にある長いエスカレーター(約40m)に乗って上に。
到着したところがB3F(地下3階)
ここからがスタートです。
入場料 大人1人=3300円
皆さんよくご存知の大塚製薬グループが創業75周年事業として1998年(平成10年)に開館しました。
ちなみに建築費や各絵画の使用料(著作権料)などを含め、総工費400億円といわれています。
「システィーナ・ホール」
2018年12月31日 NHK紅白歌合戦で米津玄師さんがテレビ初歌唱の中継場となったのがこのホールです。
実際の礼拝堂を完全再現している高さ16メートル、広さ800平方メートルの天井。
部屋に入った瞬間、圧倒され鳥肌が立ちました。
そもそもここは何の美術館なの?
ここは西洋名画等をオリジナルと同じ大きさに複製し展示した「陶板名画美術館」です。
もう少し詳しく!
大塚オーミ陶業株式会社が開発した特殊技術によって、世界中の名画を陶器の板に原寸で焼き付けたもの。
焼き付けることで良いことがあるの?
陶板複製画は原画と違い、風水害や火災などの災害や光による色彩の退行に非常に強く、約2,000年以上にわたってそのままの色と形で残るので、これからの文化財の記録保存のあり方に大いに貢献すると期待されています。
だからこの美術館では写真撮影が一定条件下で許可されています(三脚やフラッシュ撮影はNG)
さらに作品に直接手を触れることもできますし、屋外での鑑賞という原画ではありえない展示方法が可能になっているのです。
モネの『睡蓮』は屋外にあります。
世界25ヶ国・190余の美術館が所蔵する西洋名画1,000余点を、オリジナルと同じ大きさに複製し展示している のでとにかく広いんです。
全部の作品を一つ一つ観ようとしたらおそらく1日では無理。
移動は主にエレベーターを使用しますが、そのエレベーターを探すのも実は大変でした。
主な展示物は
「B3F 」
システィーナ・ホール、スクロヴェーニ礼拝堂、フェルメールの部屋、聖マルタン聖堂壁画、聖ニコラオス・オルファノス聖堂、聖テオドール聖堂、貝殻ヴィーナスの家、エル・グレコの部屋、ポンペイの「秘儀の間」など
「B2F 」
モネの大睡蓮、バロック系統展示(レンブラント「夜警」など)、ルネサンス系統展示(ダ・ヴィンチ「モナリザ」「最後の晩餐」(修復前と修復後)・ボッティチェッリ「ヴィーナスの誕生」など)
「B1F -」
ゴヤの家、バロック系統展示、近代系統展示(ゴッホ「ひまわり」・エドヴァルド・ムンク「叫び」・ウジェーヌ・ドラクロワ「民衆を導く自由の女神」・ジャン=フランソワ・ミレー「落穂拾い」など)
1F - 現代系統展示(パブロ・ピカソ「ゲルニカ」など)
2F - 現代系統展示
約5000人が同時に館内に滞在しても大丈夫というのもうなずけます。
B2F、B1Fと上がっていくとほとんど誰とも会わない空間があちこちにありました。
とにかく広い。
この「大塚国際美術館」であれば3密にはならないと思います。
ここで1日、世界の美術品と過ごす。
そんな贅沢な時間も良いのではないでしょうか。
(徳島ヴォルティスさんの2020年J2優勝。J1昇格のポスターもありました)
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素人なりに芸術を堪能してこれから温泉へ。
AM11時40分 出発!
12時 到着!
「天然温泉 あらたえの湯」
やっぱり温泉は良いですねぇ。
13番がすでに使用されていたのでこの日は「12番」
温泉を堪能してこの日はこれで終わりです。
明日行く予定「四国カルスト」への体力温存のためにできるだけ「四国カルスト」に近い道の駅を探し、そこに移動です。
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2021.3.29(月曜日)天気 晴 検温36.4℃
「道の駅 土佐和紙工芸村」で遠征五日目の朝を迎えました。
いよいよ今日は2度目となる「四国カルスト」へ。
その前に・・・。
9時まで待って道の駅で買い物。
お昼ご飯やその他もろもろ買って、
同じ敷地内にある『紙すき体験』工房へ!
和紙を使って好きな花をあしらいハガキを8枚作ってみました。
な、なんと1人=600円
安い、こんな安くて良いの?
それも親切丁寧に教えてくれます。
まずは嫁から。
嫁のするのを見て私の番。
嫁は一度もやり直しがなく一発でOK!
私は『最後の真ん中を押して』の言葉に強く押しすぎたのか、一つ壊れて最初からやり直し(笑)
『良かったなぁ、2回もできて』と嫁。
他のお客さんの視線が痛い(笑)
9時から始めて完成の10時まで約1時間。
さてさて人様に見せられるシロモノができたかどうか?
センスの欠片も無いのは自分でも分かっているので気になりません(笑)
考えればセンスがないのも自分の個性だし、財産だよね(笑)
こちらは私の作品(これから圧縮、乾燥)
こちらは完成した嫁の作品。
(私とは段違いに上手い)
それにしても仲間の皆さんのフォローの言葉が嬉しかったですね。
『(作品は)ヒロボーさんらしい』
『ヒロボーさんの性格を良く表している』
いやいや、皆さん言葉のチョイスが優しい(笑)
「道の駅 土佐和紙工芸村」を出発し「四国カルスト」へ!
その道中、嫁がしゃべる、しゃべる(笑)
『クスリももらったしカメラのバッテリーも買えた。
で、ブログネタもできて。 ヒロボーさん、良かったなぁ! はははは』
もう止まりません(笑)
『そうそう名前を決めたけん。(ヒロボー忘れ物事件)わかりやすくて良いやろ! あははは』
『これからは出発の時は忘れ物がないか私が確認せんといけんなぁ、あははは!』
良いんです。
いつもブログネタは嫁。
今回は何を言われても言い返せません(笑)
私達が初めて四国カルストへ行ったのが昨年の10月13日。
(2020年 撮影)
冬が近づいていることもあってキャンプ場は閑散としていました。
その日の夜、今まで生きてきた中で間違いなく一番の景色に出逢いました。
(2020年 撮影)
空を覆い尽くす満天の星です。
夕食後のコーヒーを飲むのも忘れ、しばし見惚れていました。
1000メートルを超す高原。
周りには邪魔をする光はありません。
雲一つない空には無数の星が煌めいています。
ふと我にかえり。
この光景をカメラで撮りたい。
もう何年も使っていない三脚を取り出しました。
組み立てたとき、今までにない違和感。
・・・壊れてる。
まったくチェックをしていませんでした。
この時はさすがに落ち込み、その事を嫁には言えませんでした。
旅が終わって最初に買ったのがとにかく頑丈で壊れにくい三脚(笑)
でも今回それを玄関の外に積み忘れてきました(笑)
あのときのショック。
またもやあの満天の星は撮れないのでしょうか。
(2020年 撮影)
いやいや、こんな事もあろうかと用意していたのがGoPro9 です。
これさえあれば星空はなんとか撮れる。
(と思って買ったのにバッテリーチャージャーを忘れるという大失態)
しかしバッテリーチャージャーもデンキ屋さんで買って、現在バッテリーは(4個とも)フル充電状態。
「これで撮れる、今日こそ撮るぞ!」
姫鶴平キャンプ場を目指してレッツゴー!!
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クネクネ道を走り
「姫鶴平キャンプ場」 に到着。
しかし様子がおかしい。
駐車場のどこにも他の車がありません。
しかしココまでの道はオープンしていました。
しかもあのカルストコーヒーも目の前にあるのです。
でも1台も車が無い。
頭の中を「?マーク」が飛び交います。
こんな時は聞くのが一番。
『すいませーん。キャンプ場はオープンしてますよね。』
『いえ、5日後の4月3日の土曜日からです』
「え? 5日後ですか?」」
「はい、まだ水が来ていないので姫鶴荘がオープンしていないんです」
『じゃあ、ここには泊まれないんでしょうか?』
『どこかに泊まれるのは泊まれるかもしれませんが、トイレが無いですよ』
『トイレが無い・・・そうですかぁ、ありがとうございます』
トイレが無いのは致命的です。
近くにトイレを貸してくれるところは・・・と聞こうとしてやめました。
今回の旅は徳島に勝ったことでもう十分。
四国一周ができただけでも満足しないとね。
しかし、まさか最後にこんな大どんでん返しが待っていようとは。
今まではしゃいでいた嫁が急に静かになりました。
「せっかくここまで来たんだし、マグカップを買おうよ、何色が良い?」
「う~ん 黄色」
「俺は黒にする」
今回の旅で自分たちのために買ったモノはこれだけ。
カルスト珈琲だけでも開いてて良かった。
誰もいない「天空への道」
一度やってみたかったらしい嫁(笑)
嫁が少し元気になった。
泊まれない以上、降りるのは少しでも早いほうが安心、安全というもの。
移動です。
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2021.3.30(火曜日)天気 晴れ 検温 36℃
「道の駅 ゆすはら」で朝を迎えました。
晴れ渡った空にノスタルジックな水車小屋。
朝の散歩中に出会った景色は旅先ならではのもの。
いよいよこの日が旅の最終日、今日一日を思いっきり精力的に楽しむつもりです(笑)
AM9時10分 『道の駅ゆすはら』を出発!
宇和島城に向かって出発!
1010分 「宇和島城」到着
ここから天守閣へと歩きます。
かなりハード。
車ではいけないので歩きです。
今回の旅では初めての階段かも(笑)
天守閣に着いた時は汗びっしょり。
でも達成感はありました。
ここから「宇和島市営闘牛場」へ。
AM11時50分 「宇和島市営闘牛場」 到着。
スタッフさんに許可をもらって中に入り、撮影しました。
ここで牛が死闘を繰り広げるんですね。
初めて観た「闘牛場」の雰囲気に圧倒されました。
ここで仲間からの情報。
すぐ近くに 「遊子水荷浦の段畑」があるようです。
とにかく行ってみましょう。
走ること約30分!
13時「遊子水荷浦の段畑(ゆすみずがうらのだんばた)」に到着。
(だんだん屋)さん。
だんだん屋のお姉さんに道順を聞くと1周が20分ほど。
みかんの木が観える場所がビュースポットらしいので登ることにしました。
嫁は花を植えると思っていたようですが、植えるのは一年中ジャガイモだけ。
基本、自分の家で食べる分だけとのことです。
それにしても勾配が急すぎて高所恐怖症の私にはとてもこんな場所で仕事は無理。
立ち上がった時に(フラっと)とかはならないんでしょうか?
(画像は段畑 HPより)
考えただけで腰が引けそうになります。
///////////////////////////////////////////////
13時40分 大洲城に移動です。
15時30分
この旅最後の観光地 大洲城到着!
旅を重ねると旅の醍醐味という味を知ります。
これがまたクセになる味なんですよ(笑)
『刺激物はなるべく避けて味付けは薄くしてください』
と病院の先生に言われます。
分かっています。
身体には薄味が一番。
分かっていますって!
でもそれだけじゃあ、何か物足りないんですよ。
ワサビや胡椒が欲しくなるんです。
醤油やソースを足してしまうんです。
それが自分たちの旅の味になっていくんですよ。
例えば今回の旅。
何年か後に思い出した時、
その『キーワード』はたくさんあります。
『ほらほらあの旅、薬を忘れて翌朝病院に行った旅があったの覚えてる?』
『そうそう、そういえば待合室にカフェがあって、無料券をもらったっけ』
『あの無料券まだ持ってる?』
『電気屋を何軒も回ったりしたよね。』
『なかなか無くて焦ってね』
『最後に四国カルスト行ったの・・覚えてる?』
『もちろん、狭い道を苦労して上まで行ったらまだキャンプ場がオープンしてなくてね!』
『そうそう、唖然としたよね』
これで分かります。
お互いが楽しく思い出せるからツマミがなくても一晩中酒が飲めます(笑)
四国カルストから帰る車中。
嫁が言いました。
『3回目があるやん』
そうです、今年10月23日。
アウェー徳島戦があります。
もう一度四国カルストに行けるんです。
今回、目的を達していたらもう行かなかったかもしれない場所です。
でも2度目のアクシデントがあったおかげで3度目の可能性がでてきたんです。
(2020年 撮影 四国カルスト)
『万事塞翁が馬』
いつ幸せが不幸に、不幸が幸せに転じるかわかりません。
要はその人の捕らえかたしだいです。
『2度あることは3度』のことわざがあるようにまたまたアクシデントが待っているのでしょうか?
それとも「3度目の正直」となるのでしょうか?
全ては旅の神様の気分しだい。
だから・・・
『旅は面白いんです』
(総走行距離 1,015.5km)
最後に。
ポカリスエットスタジアムでお会いした皆さん、改めてお礼を申し上げます。
『ありがとうございました』
「2021 自走車中泊遠征夫婦旅」・・・ 完結です。