アデショナルタイム5分。
PKの判定にスタジアムは沸いた。
決めれば首の皮1枚残るが外せば今季の昇格は終わる。
もし自分だったら・・・考えただけで緊張して何もできなくなってしまう。
だれが蹴るんだろう?
ノムか司か?
9000人のサポーターが見守る中、ボールを持ち静かに佇んでいるのは司だった。
「そういった局面になったら自分が蹴るんだという思いをずっと持っていて、昨日もそう考えていた。」
「実際にそれを実行できる選手でありたいので。」
最後の最後にやってきた10月最後のスペシャルドラマ。
もうすぐ開演です!!
(なお今季の私のブログの中では一番多く写真を使用(129枚)していますのでたぶん重いです。ご注意ください)
//////////////////////////////////////////////////////////////
【もふもふニータンランド】
この日も福岡から大分まで「びっくー(メガニータンの名前)」を連れてきてくれました。
毎回毎回なのでつい当たり前のように思ってしまいがちですが実は当たり前ではない、ということを常に忘れないように
感謝の気持ちを持ち続けたいと思っています。
「今回もびっくーを連れてきていただき本当にありがとうございました」
(なおこのもふもふニータンランドの場所は大分公式と相談の上、使用する許可をいただいています)
【トリック・オア・トリート】
さてこの日は「ハッピーハロウィン」
圧倒的ちゃんたちがハロウィン仕様。
この日「お初」のこの圧倒的ちゃんの名前は「亀八」ちゃん。
これからもよろしくお願いします。
うちの子「おーちゃん」もハロウィン仕様に。
帽子やカボチャは姐さんの手編みです。ご苦労様。
本物のニータンたちと記念撮影。
もう1枚。
(写真を撮っていただいたりお気遣いいただいたKさん、Gさんありがとうございました)
可愛い女の子たちも今日はコスプレしています。
こちらはノアちゃん。
「トリック・オア・トリート」と言ったらお菓子をくれました。
「お菓子をありがとう」
おーちゃんと一緒にパチリ。
おーちゃんも嬉しそう。
席に来てくれた双子ちゃんたち。
大きくなったねぇ。
来てくれてありがとう。
本当に嬉しい。
【杵屋】さん
笑顔が素敵な【杵屋】さんです。
この日、どうしても食べたかったのがこれ!
「シャインマスカット餅」
お餅の中にシャインマスカットが入っていて、その酸味が餡と絶妙にマッチしていて最高に美味しい。
1個=300円
是非食べてみてください。
スポンサードの皆さん「カラーボード」をありがとうございます。
【チマチマさんお帰りなさい】
ご存じのチマチマさんのイラストです。
この日参戦したチマチマさんに缶バッチをいただきました。
「ありがとうございました」
秋田のマスコット
「ブラウゴン」くんももふもふニータンランドに来てくれました。
ということでみんなで「勝ち点 3」
後ろの雲がすっかり秋の雲になって、今季ももうすぐ終わるんだってつい思ってしまいますね。
まだまだ終わってほしくないんですけどね。
/////////////////////////////////////////////////
【試合開始】
勝つしかないこの試合。
まさしく断崖絶壁に立たされている。
大分は昇格プレーオフ、秋田は残留をかけて勝ち点3を目指す。
お互い絶対に負けられない戦いが始まった。
開始6分
この選手のこのプレーから試合が動いた。
「ロングボールを多用してくる相手に対してセンターバックはきつかったが、リスク管理とラインコントロールを意識できた」と試合後に語った香川から。
その香川のロングボールを長沢が落とすと
走りこんだのが「アユ」
「ゴールエリアの外より中で張った方が得点に近いと思った」
「嗅覚で狙っていた」
左足で押し込んだボールはネットの右へと吸い込まれた。
愛されキャラの「アユ」を押し倒したのは堅心。
【アユのガッツポーズ】
スポパのファンサでアユに「アジア大会のゴールおめでとうございます」と言うとささやくような声で「ありがとうございます」と返事をしてきた。
真面目で控えめな青年だ。
派手なガッツポーズはしないだろうな、とずっとカメラで追うと・・・
ほんの一瞬、瞬きをすると見逃してしまうほどの速さで「ガッツポーズ」をした。
「鮎川選手 先制ゴール おめでとうございます!!」
1-0 大分1点のリードで始まったこの試合。
問題はここから。
追加点が取れるかどうか?
押し込む大分。
チャンスはある。
決定機もある。
しかしどうしても2点目が決まらない。
嫌な空気の中・・
19分 齋藤選手から同点ゴールを決められ1-1の振出しに戻った。
パスを繋ぎ相手陣内まで迫るものの最後の最後で決めきれない。
61分
弓場 将輝 → 野村 直輝に交代
【サブメンバー】
サブで出るからには交代した瞬間から自分に与えられたタスクをこなさなければいけない。
しかし、今のチームの現状を考えると普段のプレーを平常心でできるだろうか?
私はスポパに行くと司の姿を追う。
その中で司は休まない。
コーチが練習メニューを説明するとき他の選手が立って聞いている中、首を動かし手足を動かし屈伸運動をしたりと常に自分の体を動かし続ける。
時には辛い顔をする。
顔を歪ませる。
苦しそうに天を仰ぐ姿は見ている私の心が痛むほどだ。
ただそれはスポパでの話。
本番であるレゾナックドームではどうだろう?
試合前のサブ練習。
司はふざける。
オーバーアクションをし周りを笑わせる。
同様に伊佐もふざける。
この日のピッチ内練習では大阪道頓堀のグリコのように両手を広げ、一番だとアピールした。
けっしてスポパでは見せない2人のふざける姿。
今季、後半に入って勝ったのはわずか3試合。
その内、ホームでの勝利は藤枝戦の1試合のみ。
ふざけられる心境でないことは火を見るより明らかである。
では何故?
ここに2人の心遣いが見て取れる。
松尾や羽田はその若さから・・・
中川やノムは怪我あけ及びそのストイックさから・・
『そんなに背中に背負いすぎるな、もっと力を抜け』
2人からはあえて言葉には出さない心の声が聞こえてきそうだ。
71分!
鮎川 峻 → 松尾 勇佑
藤本 一輝 → 梅崎 司に交代。
交代で入った松尾の闘志が停滞ぎみな空気をかき回し新鮮な空気に入れ変える。
何度も何度も目の前を走り抜け
チャンスを作る。
78分
渡邉 新太 → 中川 寛斗
長沢 駿 → 伊佐 耕平に交代。
89分!
大分コーナーキックの場面。
キッカー司が両手を上げサポを煽った。
それまでの雰囲気がガラリと変わった。
ゴール裏を中心に聞こえていた手拍子や声援がさらに大きくなりドーム全体へと広がりピッチへと降り注ぐ。
どうしても取れない追加点にイライラと諦めの雰囲気が漂い始めた嫌な風を追い払い、背中を押す追い風に変わった・・
勝ちたい!
どうしても勝ちたい!
1点をもぎ取ってくれ!
アディショナルタイム5分!
今季の運命は残り5分に託された。
大分フリーキックのチャンス。
キッカーは司。
ペナルティエリア内で松尾のボールが相手選手の手に当たった。
ハンドだ!
「ミートに集中し、強いシュートを意識して蹴った。勝利を呼び込むラッキーボーイになれてよかった」
絶対に勝ちたいという想いが生んだ追い風。
この追い風が相手のハンドを誘った。
キッカーは司。
この日で350試合目!
決めてくれ!
勝って一緒に喜びたい。
その為には絶対に決めなくてはいけない。
ドキドキが高まる。
体全体が心臓になったようで隣の人に聞こえるのではないかとさえ
思えてくる。
(そういえば俺は高血圧だから用心しなさいと医者に言われていたっけ・・もしかしたら血圧200を超えたかなぁ)とこんな大事な場面で訳のわからん考えが頭の片隅をよぎる(笑)
集中、集中!!
司にカメラの焦点を合わせた。
しかし相手の選手と被って見えない。
司を諦めてGKにだけ集中した!
息を止めて見守る。
動いた、飛んだ、左だ、どうだ?
『ウオ〜!!』
この日一番の歓声が聞こえた。
ドームが動いた。
いやドームが動くはずはない。
揺れたのだ!!
9000人を超すサポーターが一斉に立ち上がり歓喜の声を上げればドームは揺れる・・(たぶん)(笑)
しばらく放心状態だった。
ハッと気づいて選手を見た。
ゴール裏で選手の喜ぶ姿が見えた!
熱い漢・堅心がサポを煽っている。
横にはペレイラの姿・・
待っていた追加点が入った。
2-1
1点勝ち越したがまだまだ!
ここで気を抜いては元も子もない。
もうすでにアディショナルタイム。
残りが何分あるのか分からないが
このまま終わってくれ!
そして長い笛!
勝った!
長かった。
勝利の「輪」の中から抜け出した新太とアユ。
なぜかアユを羽交い絞めにする新太。
嬉しそうなアユの顔がなんだか嬉しい。
来季も大分にいてほしいなぁ。
ホームで勝ったのは8月12日の藤枝戦以来。
後半に入ってホームでは2勝目。
前半ではあれだけ歌った『大分よりの使者』もすっかりご無沙汰感がある。
ア〜、今から間に合うのであればゴール裏に行きたい。
空を飛べるものなら下から上へと飛んで行きたい。
いやいや何を言う。
このピッチサイドでは誰よりも一番先に一番近くで選手の笑顔が見れるではないか!
でも、でも、だって・・(笑)
叶うものなら体が2つほしい。
浮かれるな、浮かれるな。
もっと冷静になれ。
それもこれも勝ったから思うこと。
落ち着いて周りを観察してみろよ。
ピッチサイドにいる周りのサポさんの顔を改めて見る。
皆んな笑顔でニコニコしている。
そりぁそうだよ、久しぶりの勝利だもん。
選手がやってきた。
誇らしげだ。
皆んな良い顔している。
待っていた。
この時を待っていた。
涙が出そう
(ってここだけの話。本当は出たんだけどね(笑))
そして勝利インタビューを終えた司のラウンド。
大分のキャプテンとしてチームをまとめてきた。
勝てない試合が続いた。
自分自身が怪我で出れなかったもどかしさもあった。
キャプテンとして苦しんできたことだろう。
責任の重さに寝れない夜もあったに違いない。
それは私も同じだった。
今季の前半に感じた一枚岩が実は脆かったことが露呈された後半。
不安しかなかった。
こんな時こそベテラン司の力が欲しい、何度そう思ったことか。
さまざまなモノを背負った1年間の集大成。
勝ち続けるしかない重圧!
それらを跳ね除け、手繰り寄せた勝利。
大分トリニータキャプテン
『梅崎司』の試合後のツイート
『勝利に飢えていた!』
これはトリニーに関わる人、全ての想い!
若アユが先制ゴールでこじ開け、ベテラン司が決勝ゴールで締めた。
若手とベテランが次へと期待を繋いだ秋田戦!!
けっして勝利を諦めない!
最後まで戦い抜く姿!
畏敬の念に打たれた試合だった!
さぁ残り2試合!
他所は他所!
目の前の試合だけに集中し悔いなく戦ってもらいたい。
まだまだ頼むぞ 我らがキャプテン 梅崎司!!
頑張れ 大分トリニータ!
頑張れ 大分12番!!
最後に保護者の皆さんといつもの「勝ち点 3」
この写真は自分ながら本当に大好きな写真。
どこかに飾りたい。
今節も声をかけていただいた皆さん
席まで来ていただいた皆さん
お気遣いいただいた皆さん
ありがとうございました。
「美味しいお酒を飲みましたか?」
PKの判定にスタジアムは沸いた。
決めれば首の皮1枚残るが外せば今季の昇格は終わる。
もし自分だったら・・・考えただけで緊張して何もできなくなってしまう。
だれが蹴るんだろう?
ノムか司か?
9000人のサポーターが見守る中、ボールを持ち静かに佇んでいるのは司だった。
「そういった局面になったら自分が蹴るんだという思いをずっと持っていて、昨日もそう考えていた。」
「実際にそれを実行できる選手でありたいので。」
最後の最後にやってきた10月最後のスペシャルドラマ。
もうすぐ開演です!!
(なお今季の私のブログの中では一番多く写真を使用(129枚)していますのでたぶん重いです。ご注意ください)
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【もふもふニータンランド】
この日も福岡から大分まで「びっくー(メガニータンの名前)」を連れてきてくれました。
毎回毎回なのでつい当たり前のように思ってしまいがちですが実は当たり前ではない、ということを常に忘れないように
感謝の気持ちを持ち続けたいと思っています。
「今回もびっくーを連れてきていただき本当にありがとうございました」
(なおこのもふもふニータンランドの場所は大分公式と相談の上、使用する許可をいただいています)
【トリック・オア・トリート】
さてこの日は「ハッピーハロウィン」
圧倒的ちゃんたちがハロウィン仕様。
この日「お初」のこの圧倒的ちゃんの名前は「亀八」ちゃん。
これからもよろしくお願いします。
うちの子「おーちゃん」もハロウィン仕様に。
帽子やカボチャは姐さんの手編みです。ご苦労様。
本物のニータンたちと記念撮影。
もう1枚。
(写真を撮っていただいたりお気遣いいただいたKさん、Gさんありがとうございました)
可愛い女の子たちも今日はコスプレしています。
こちらはノアちゃん。
「トリック・オア・トリート」と言ったらお菓子をくれました。
「お菓子をありがとう」
おーちゃんと一緒にパチリ。
おーちゃんも嬉しそう。
席に来てくれた双子ちゃんたち。
大きくなったねぇ。
来てくれてありがとう。
本当に嬉しい。
【杵屋】さん
笑顔が素敵な【杵屋】さんです。
この日、どうしても食べたかったのがこれ!
「シャインマスカット餅」
お餅の中にシャインマスカットが入っていて、その酸味が餡と絶妙にマッチしていて最高に美味しい。
1個=300円
是非食べてみてください。
スポンサードの皆さん「カラーボード」をありがとうございます。
【チマチマさんお帰りなさい】
ご存じのチマチマさんのイラストです。
この日参戦したチマチマさんに缶バッチをいただきました。
「ありがとうございました」
秋田のマスコット
「ブラウゴン」くんももふもふニータンランドに来てくれました。
ということでみんなで「勝ち点 3」
後ろの雲がすっかり秋の雲になって、今季ももうすぐ終わるんだってつい思ってしまいますね。
まだまだ終わってほしくないんですけどね。
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【試合開始】
勝つしかないこの試合。
まさしく断崖絶壁に立たされている。
大分は昇格プレーオフ、秋田は残留をかけて勝ち点3を目指す。
お互い絶対に負けられない戦いが始まった。
開始6分
この選手のこのプレーから試合が動いた。
「ロングボールを多用してくる相手に対してセンターバックはきつかったが、リスク管理とラインコントロールを意識できた」と試合後に語った香川から。
その香川のロングボールを長沢が落とすと
走りこんだのが「アユ」
「ゴールエリアの外より中で張った方が得点に近いと思った」
「嗅覚で狙っていた」
左足で押し込んだボールはネットの右へと吸い込まれた。
愛されキャラの「アユ」を押し倒したのは堅心。
【アユのガッツポーズ】
スポパのファンサでアユに「アジア大会のゴールおめでとうございます」と言うとささやくような声で「ありがとうございます」と返事をしてきた。
真面目で控えめな青年だ。
派手なガッツポーズはしないだろうな、とずっとカメラで追うと・・・
ほんの一瞬、瞬きをすると見逃してしまうほどの速さで「ガッツポーズ」をした。
「鮎川選手 先制ゴール おめでとうございます!!」
1-0 大分1点のリードで始まったこの試合。
問題はここから。
追加点が取れるかどうか?
押し込む大分。
チャンスはある。
決定機もある。
しかしどうしても2点目が決まらない。
嫌な空気の中・・
19分 齋藤選手から同点ゴールを決められ1-1の振出しに戻った。
パスを繋ぎ相手陣内まで迫るものの最後の最後で決めきれない。
61分
弓場 将輝 → 野村 直輝に交代
【サブメンバー】
サブで出るからには交代した瞬間から自分に与えられたタスクをこなさなければいけない。
しかし、今のチームの現状を考えると普段のプレーを平常心でできるだろうか?
私はスポパに行くと司の姿を追う。
その中で司は休まない。
コーチが練習メニューを説明するとき他の選手が立って聞いている中、首を動かし手足を動かし屈伸運動をしたりと常に自分の体を動かし続ける。
時には辛い顔をする。
顔を歪ませる。
苦しそうに天を仰ぐ姿は見ている私の心が痛むほどだ。
ただそれはスポパでの話。
本番であるレゾナックドームではどうだろう?
試合前のサブ練習。
司はふざける。
オーバーアクションをし周りを笑わせる。
同様に伊佐もふざける。
この日のピッチ内練習では大阪道頓堀のグリコのように両手を広げ、一番だとアピールした。
けっしてスポパでは見せない2人のふざける姿。
今季、後半に入って勝ったのはわずか3試合。
その内、ホームでの勝利は藤枝戦の1試合のみ。
ふざけられる心境でないことは火を見るより明らかである。
では何故?
ここに2人の心遣いが見て取れる。
松尾や羽田はその若さから・・・
中川やノムは怪我あけ及びそのストイックさから・・
『そんなに背中に背負いすぎるな、もっと力を抜け』
2人からはあえて言葉には出さない心の声が聞こえてきそうだ。
71分!
鮎川 峻 → 松尾 勇佑
藤本 一輝 → 梅崎 司に交代。
交代で入った松尾の闘志が停滞ぎみな空気をかき回し新鮮な空気に入れ変える。
何度も何度も目の前を走り抜け
チャンスを作る。
78分
渡邉 新太 → 中川 寛斗
長沢 駿 → 伊佐 耕平に交代。
89分!
大分コーナーキックの場面。
キッカー司が両手を上げサポを煽った。
それまでの雰囲気がガラリと変わった。
ゴール裏を中心に聞こえていた手拍子や声援がさらに大きくなりドーム全体へと広がりピッチへと降り注ぐ。
どうしても取れない追加点にイライラと諦めの雰囲気が漂い始めた嫌な風を追い払い、背中を押す追い風に変わった・・
勝ちたい!
どうしても勝ちたい!
1点をもぎ取ってくれ!
アディショナルタイム5分!
今季の運命は残り5分に託された。
大分フリーキックのチャンス。
キッカーは司。
ペナルティエリア内で松尾のボールが相手選手の手に当たった。
ハンドだ!
「ミートに集中し、強いシュートを意識して蹴った。勝利を呼び込むラッキーボーイになれてよかった」
絶対に勝ちたいという想いが生んだ追い風。
この追い風が相手のハンドを誘った。
キッカーは司。
この日で350試合目!
決めてくれ!
勝って一緒に喜びたい。
その為には絶対に決めなくてはいけない。
ドキドキが高まる。
体全体が心臓になったようで隣の人に聞こえるのではないかとさえ
思えてくる。
(そういえば俺は高血圧だから用心しなさいと医者に言われていたっけ・・もしかしたら血圧200を超えたかなぁ)とこんな大事な場面で訳のわからん考えが頭の片隅をよぎる(笑)
集中、集中!!
司にカメラの焦点を合わせた。
しかし相手の選手と被って見えない。
司を諦めてGKにだけ集中した!
息を止めて見守る。
動いた、飛んだ、左だ、どうだ?
『ウオ〜!!』
この日一番の歓声が聞こえた。
ドームが動いた。
いやドームが動くはずはない。
揺れたのだ!!
9000人を超すサポーターが一斉に立ち上がり歓喜の声を上げればドームは揺れる・・(たぶん)(笑)
しばらく放心状態だった。
ハッと気づいて選手を見た。
ゴール裏で選手の喜ぶ姿が見えた!
熱い漢・堅心がサポを煽っている。
横にはペレイラの姿・・
待っていた追加点が入った。
2-1
1点勝ち越したがまだまだ!
ここで気を抜いては元も子もない。
もうすでにアディショナルタイム。
残りが何分あるのか分からないが
このまま終わってくれ!
そして長い笛!
勝った!
長かった。
勝利の「輪」の中から抜け出した新太とアユ。
なぜかアユを羽交い絞めにする新太。
嬉しそうなアユの顔がなんだか嬉しい。
来季も大分にいてほしいなぁ。
ホームで勝ったのは8月12日の藤枝戦以来。
後半に入ってホームでは2勝目。
前半ではあれだけ歌った『大分よりの使者』もすっかりご無沙汰感がある。
ア〜、今から間に合うのであればゴール裏に行きたい。
空を飛べるものなら下から上へと飛んで行きたい。
いやいや何を言う。
このピッチサイドでは誰よりも一番先に一番近くで選手の笑顔が見れるではないか!
でも、でも、だって・・(笑)
叶うものなら体が2つほしい。
浮かれるな、浮かれるな。
もっと冷静になれ。
それもこれも勝ったから思うこと。
落ち着いて周りを観察してみろよ。
ピッチサイドにいる周りのサポさんの顔を改めて見る。
皆んな笑顔でニコニコしている。
そりぁそうだよ、久しぶりの勝利だもん。
選手がやってきた。
誇らしげだ。
皆んな良い顔している。
待っていた。
この時を待っていた。
涙が出そう
(ってここだけの話。本当は出たんだけどね(笑))
そして勝利インタビューを終えた司のラウンド。
大分のキャプテンとしてチームをまとめてきた。
勝てない試合が続いた。
自分自身が怪我で出れなかったもどかしさもあった。
キャプテンとして苦しんできたことだろう。
責任の重さに寝れない夜もあったに違いない。
それは私も同じだった。
今季の前半に感じた一枚岩が実は脆かったことが露呈された後半。
不安しかなかった。
こんな時こそベテラン司の力が欲しい、何度そう思ったことか。
さまざまなモノを背負った1年間の集大成。
勝ち続けるしかない重圧!
それらを跳ね除け、手繰り寄せた勝利。
大分トリニータキャプテン
『梅崎司』の試合後のツイート
『勝利に飢えていた!』
これはトリニーに関わる人、全ての想い!
若アユが先制ゴールでこじ開け、ベテラン司が決勝ゴールで締めた。
若手とベテランが次へと期待を繋いだ秋田戦!!
けっして勝利を諦めない!
最後まで戦い抜く姿!
畏敬の念に打たれた試合だった!
さぁ残り2試合!
他所は他所!
目の前の試合だけに集中し悔いなく戦ってもらいたい。
まだまだ頼むぞ 我らがキャプテン 梅崎司!!
頑張れ 大分トリニータ!
頑張れ 大分12番!!
最後に保護者の皆さんといつもの「勝ち点 3」
この写真は自分ながら本当に大好きな写真。
どこかに飾りたい。
今節も声をかけていただいた皆さん
席まで来ていただいた皆さん
お気遣いいただいた皆さん
ありがとうございました。
「美味しいお酒を飲みましたか?」