Hiroko Inagaki 絵のおはなし

絵描きの小さな日常をつづりました。
Hiroko Inagaki のブログ

塩竈へ

2012-04-12 | 宮城県の旅
被災した動物のボランティアをしながら、時間を見て、塩竈に行きました。


宮城県立美術館で、元教育普及部にいらした斎藤先生は塩竈に住んでいて、先生のアトリエにも、その日、遊びに行かせて頂きました。


美味しいコーヒーやお菓子をいただきました。


先生の作品や、購入された作品や。。


いろいろなものが無造作に置かれていますが、全て絵になるなあ。。


コーヒーを飲みながら、奥様や沢田先生描きました。
一番左は電車で描いたきさらちゃん。


そして、塩竈の市場へ

威勢のいいおばちゃんが、わかめを売っていて、温かいお茶を入れてくれたり。。
なんとも歯ごたえのある、わかめに感動しました。そして購入しちゃいました。。


市場では品揃えは豊富でしたが、やはり被災した地域でとれた魚はあまり売れないらしく、マグロなどは海外でとれたものだったり、西のお魚も沢山入荷していました。。。
ちょっと複雑ですね。。でも、やはり淡々と元気にお仕事されている方を見ると、ホント安心します。


塩竈の市場を見てから、地域を走るぐるりんバスに乗り、被害のあった地域を見て回りました。

バスから見た塩竈の沿岸部の景色は。。

瓦礫もなく、ただ建物の基礎だけを残した空き地が広がっています。
少しの段差で家が流されたり、あまり被害もなく、今も生活出来ていたり。
明暗がとてもはっきりしていました。。


バスで高台に行けば行くほど、今までと変わらないで生活する家々がありました。
でも、遠くにはやはり瓦礫の山が見えました。
忘れたい悲しい記憶と、忘れてはいけない事実があるなあ。。と遠くの瓦礫を見て思うのです。

つづく
コメント
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