墨からのラジオ体操

隔月の発行「墨」
今月は王羲之の十七帖の
特集だ。


あっ！いけねっ！
王羲之といえば
毎日、蘭亭叙の臨書しまーす。
とか言って、

筆の穂先が曲がっただの
言い訳しつつ、
何もしないで夏が終わるよ。

変わって無いな。

思い出す
学校の夏休みの宿題。
8月31日の地獄絵図。

毎日の天気を記入する。
自分が悪いのに
思い出せない親にイライラした。

だけどルーズで
だらしない人間のくせに
ラジオ体操だけは一回も休まず、
たとえ旅行先でも
集まる場所を探して出席し
「出」のスタンプを
押してもらっていた。

あの子、誰？
なんて言われても
関係ないね！って思ってたなぁ。

そして夏休みが終わり、
キッチリ「出」で埋まった
ラジオ体操のカードを
まるで宝物のように、
何回も取り出して見てたっけ。

何のコダワリだったのか。
全部出席すると
鉛筆２本もらえたけど、
それが欲しかった訳じゃないし。

今もラジオ体操のうた、
新しい朝が来た・・が流れると
気持ちがみなぎるわ。

的中

昨日、
意味無い不安・・・と
10時の休憩に書いてたら

11時に婆さんが
車をぶつけた

不安的中

ぶつけてしまった被害者も
お年寄り

幸い双方、
怪我など無くて良かったけど
加害者
被害者の
お年寄り集合体見てたら

皆さん、
いつまで運転なさいますか？
と思った

だけど田舎は
車が無くては
スーパーにも
医者に行くのも不便だしね



おめさんてば
何歳んがーね

俺と家内は
同い年なんだんが

俺はめんどくせー事は
嫌いらっけんさ
ちゃちゃーっと終わらせようて



そっすか・・・と
最後には
うちの婆さんが
若く見えるだのの話になって

ちゃちゃーっと終わった
それにしても
お年寄りの運転問題はね・・・