絡まルンバ

黄庭堅の
「李白憶旧遊詩巻」
臨書してみた。

フルフル
プルプル
ブルブル

書いているうち
体まで震えてきた。
手首もグニャグニャ
知恵の輪みたいに
こんがらがる。

筆の穂先が
踊るルンバの
足さばきのように。

こりゃあ、
楽しいったらありゃしない。

練習してみよーっと。

どよ～ん

朝、目が覚めて
しつこく何回も確認する。
シルバーウィークは終わった？

テレビも
新聞も
今日から仕事なんだと
言っている。

ラグビーも負けたしな。
ファンじゃないけど。

朝から
壊れたロボットみたいだ…私。
何回も同じ動作繰り返す。

あれ？眼鏡、眼鏡は
あ…２階だ
取りに行く。

えっ？スマホ、どこ？
あ…２階じゃん、もぉー
また取りに行く。

財布、財布
カギ、カギ……。

一向に家から出られなかった。

会社でも
シルバーウィーク前の
仕事を思い出そうと必死。

どんより。

こんな日は書道の練習して
スッキリしようと
夕飯ガーっと食べて
顔真卿さん書いている。



ゆったり
のんびりと。

あれ？
何か
筆の調子がイマイチだ。

小黒哲也先生講習会

大荷物。
エレベーターは乗れないので
階段で3階まで行く。

講習会は９時スタート。
小黒哲也先生からは
私も勉強中の身なので……と
控え目でいらっしゃって

だけど
一人一人熱心に指導して
いただいた。



市展は横書き漢詩で
練習しているが
配置がかなり難しいらしい。

なーんにも
考えず書いていた。

修正。

午後一番は
小黒先生から揮毫していただき
柔軟な発想力に感動。

実りある一日だった。

しかし
腰が
足が
腕が

痛くて最悪です。

空青し

昨夜
紙を出品サイズに切った。


さて！


ヨシっ！


ヨシっ！


何回
気合いを入れただろう。


夜11時頃まで待ったが


気合いは
夕方の朝顔のように
萎んでしまった。


あ…今日は
昨日より空が青いなあ。
部屋の窓から見上げる。


恨めしい。


なんてね
すべて自分の怠け心の精だし。


明日の書道講習会に
草稿だけでも
持っていかないと。

辿り着けない

今年最後のお参りに
長野の戸隠へ
向かったのだが

渋滞！

シルバーウィーク
甘くみてた。

ノロノロと
カメみたいに進みながら
戸隠に着いたが

山道で
もっとヒドイ渋滞！

しかも
長野の天気予報は
晴れ時々曇りだったのに
黒雲わく。

心の中も不安の黒雲わく。

不運を呼ぶ女。
お日様さえ
私のパワーに勝てないのか。

お参りする中社までは
きっと
辿り着けない。

と言うことで
泣く泣く撤収したのだった。