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土曜日の狙い

2008-02-23 00:15:27 | 最終結論
京都11R 京都記念(GⅡ)
◎アドマイヤフジ
○トウショウナイト
▲ウオッカ
△ドリームパスポート
×アドマイヤオーラ
×ダークメッセージ
【見解】
 京都の最終週。毎年のことではあるが、馬場状態はかなり悪い。パワーを要求される馬場だけに力を出し切れないタイプもいるだろう。
 本命は充実著しいアドマイヤフジ。前走の中山金杯1着は、課題の発馬を決めると、少し気合いを付けて外めの4番手に取り付く。人馬一体となり、折り合いもスムーズ。3角から除々に手綱を動かして気合いを付け、4角で一気にスパート。直線入り口でメイショウレガーロの半馬身手前まで迫ると、坂上で左手前に替えグイともうひと踏ん張り。スローペースで流れに乗れたとはいえ、正攻法の強い競馬だった。前々走の鳴尾記念3着は、久々だが、好仕上がりだった。13番枠から行きがつかず後方からの競馬。この距離は忙しく、道中の追走にあまり余裕がない。4角から直線にかけて狙っていた進路はあったものの、口向きが悪く、モタれて走っていたために突っ込めず。仕掛けてからの反応は今ひとつだったが、坂上で狭いところをグンと加速して割ってきた。それでも、モタれて走っていた。この中間も坂路でシャープな動きでデキの良さを伺わせる。相手は強化されるものの、有力どころは皆、後ろからのタイプで、折り合いに不安があるだけに無理に動けない。前々で競馬できるアドバンテージは想像以上に大きい。馬力タイプで、今の京都の力の要る馬場も歓迎材料だ。

  トウショナイトがようやく復調してきた。前走のAJCC2着は、中団から脚をタメ3角でドリームパスポートに被せに行く競馬。4角での手応えは良くなかったし、直線の坂上では手綱を引っ張る大きな不利が。万事休したかと思われたが、立て直して渋太く伸びた。スムーズなら際どかった。昨夏に馬インフルエンザに感染し、その後遺症で不調に陥っていた。馬体が絞れた前走が本調子。今週の南Pでの追い切りも弾んでいた。決め手勝負になると辛いが、今の京都の力の要る馬場は歓迎。極端なスローペースにならなければ。

 ウオッカがここから始動する。この中間から普段の調教で坂路を2本乗られるなどして工夫。今週の坂路での追い切りを見る限りは、万全の態勢といっていい。3㌔増の56㌔と、右回りで荒れた馬場。条件は決して楽ではないが、牝馬64年ぶりのダービー馬の底力を信頼。

 ドリームパスポートのAJCC5着は、3角で接触して掛かったこともあるが、直線のフラつきを見る限りは太め残りが大きく影響している。転厩緒戦と厳寒期が重なって調整が難しかった。長距離輸送で馬体が絞れていることが絶対条件。後ろから行く。

 アドマイヤオーラの前走・京都金杯2着は、ノーステッキで真っ直ぐ走れたのは良かったが、肝心の伸び脚がもうひとつだった。ステッキが入るとフラつく癖は治っていない。距離延長で折り合いに不安を残すだけに、終い勝負に徹する。決め手は互角。

 ダークメッセージは叩かれつつ確実にデキは上向いている。大きなフットワークだけに綺麗な長距離戦が理想だろうが、手前さえ替えれば前走でももっとやれていた。



東京11R クイーンC(GⅢ)
◎リトルアマポーラ
○カレイジャスミン
▲マルターズオリジン
△ライムキャンディ
×マイネウインク
×エフティマイア
【見解】
 桜花賞候補リトルアマポーラがビシッと決める。前走の京成杯4着は、テンこそ少し行きたがっていたが、2角から好位で流れに乗る。3角でペースアップした際には、手綱が動き手応えが悪い。しかも、4角では前が詰まり気味になり、直線入り口ではゴチャついて鞍上が立ち上がるほど。結局、坂下で外めに持ち出して追うも、エンジンが掛かったところがゴールだった。完全に脚を余した。府中の長い直線なら2走前の決め手が存分に発揮できる。トモの蹴りが半端なく強い。

 カレイジャスミン の阪神JF7着は、3角で他馬と接触して掛かったし、直線で早め先頭に出る誤算が。先行馬に厳しい流れでもあったし、見せ場を作ったことを考えれば評価できる内容だった。まだ、トモに緩さがある感じで追ってから頼りない。トモに力が付けば相当出世しそうな器。


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