広島鉄道模型友の会 公式ブログ

ここでは、活動の様子や会員の作品を紹介します

競作エントリー作品

2021年10月30日 | 会員の作品
【1位】キハ391 
 


10年以上前に購入した、ホビーモデルのキハ391へ車体傾斜装置を組み込んでみました。

このキットは動力台車が実車と逆となっているため、「TMS誌913号」の記事を参考に、M2車を動力車へ改造する事から始めました。

動力は、入っていたモーターを使い、シャフト.ジョイントを可能な限り短くすることで無理矢理組み込みました。2モーター仕様を1モーターで、尚且つ2軸駆動としたので、負荷を少なくするため、全ての台車に軸受メタルを埋め込みました。



車体傾斜装置は、以前ムサシノモデルから出ていた車体傾斜装置(斜めになったボルスター上面と床板に斜面を作ってそこにセンターピンを通す方式)を参考に、ボルスター上面と床板に4x5のアングル材を取り付け、斜めになった面にセンターピンを繋ぐことで車体が傾く様にしました。
床板が2.5mm高くなり強度面で不安があり、台車部分の床板は別としました。

上回りは、自分なりに気になった箇所に手を加えております。
特急シンボルマークとヘッドライトは、エンドウ製に変更、プレス表現だった車側表示灯は削り、エコーモデルのプラパーツを埋め込みました。
M2車は、私の好みで登場時の防風板が無いタイプにしたため、新たに排気口を作りました。

長い熟成期間経て、いざ製作に取りかかると、部品が紛失してたり、3度も塗装の塗り直し等失敗の数々…なんとか、競作発表会に間に合わす事が出来ました。
いくつかの課題も残りましたが、皆さんから高い評価を頂いた事はとても嬉しく、今後の模型作りの励みとなりました。

【2位】D52準改装…「ギミック」:前照燈が点きます



Oゲージで紹介されていた、逆駆動ギアをHO用に設計し直してもらい組み込みました。
手で押すと、常識では考えられないくらいの軽さで機関車が転がります。





ギアからモーターに回転が伝わり、その起電力で前照燈が点燈します!

鉄道模型を始めて50年くらいなのですが、初めての体験です。



現在3両に改装済みですが、他の機関車にも適用予定です。

【3位】ROCO HO 操重車のDCC化




ROCO製の操重車のブーム回転、上下、吊り上げ動作を個別のモータでDCC制御するギミックを自作しました。


【4位】マニ30(2代目)

マニ30(2代目)のキットを組みました。実車も2代目ですが、実は模型も2代目…初代は伝説のアレ…(謎)



フジモデルのキットを眺めながら、荷物扉の開閉が出来ればウケるだろう…キットのパーツ構成が、これまでと違うこともあり、マニ30を選びました。
但し、扉が開閉するのは1箇所のみ…実物とは違って「ふすま」方式です。



組み立てはオーソドックスに行ない、台車はトミー製、床下機器はBONA・エンドウ・エコー製を、クーラーはトミー製、ベンチレーターはKATO製、アンテナは、トレジャー製を使いました。

塗装では、いさみやのプライマーを使用しましたが、定着が悪く、塗装後にタッチアップが多くなってしまいました。

何時の日か、リムーバーの海に浸かることで、稼働する扉もキットの状態に戻るのではないかと…


【5位】ワキ5000オリジナルカスタム

最近、夢に出てきた車両が、お題と一致したので、久しぶりに競作に参加しました。



ホビーモデルのワキ5000をベースに、こんな車両が実際にあったら怖いなぁと思いながら手を動かし、完成に至りました。

苦労した点は、車両に入るロケットの確保と、開閉式屋根の強度の確保でした。

ロケットの方は、某大型ホビー店の店員に相談し、車両に合うサイズのモノを確保でき、屋根を含めた車体の強度確保は、プラ棒などを使用することで強度を確保しています。



特に意味はありませんが、完成した車両をモジュールに乗せてみました。

移動式のロケット発射台は、線路等を痛めるので、このようなモノが使われることが無ければいいのにと思う今日この頃でした…


【5位】トップリフター&フォークリフト~キャブを移設した和風仕立て

キブリのキットをベースに作成しました。



キットは、関東方面の何故か日本語が通じない(?)某模型店と、度重なるやり取りで苦労の末、入手しました。
当初は、購入したトップリフター1台の予定でしたが、ヤフオクでポチってしまった2台目が来たと思ったら、たまたま見たメルカリにフォークリフト…気づけば3台の陣容になってました。

加工は、如何に和風にするかということ主眼に置き、キャブを移設して塗装は日本貨物鉄道風にしました。デカールは特注品で、識別番号は適当に家族の誕生日と名前のイニシャルにしました。

ゼブラは、エコー製のデカールを泣きながら切り刻みましたが、めちゃくちゃ厚みがあり、あまり気持ちよくありませんでした。



トップリフターにはネオジム磁石をつけて、コンテナを脱着可能にしています。

おもちゃ感は拭えませんが、上下左右に動くので、一応レギュレーションは満たしていると思います。

鑑賞距離は1m以上…ソーシャルディスタンスを保って鑑賞してください。