ひさへ的ポンコツ脳内劇場

マンガ描いてピアノ弾いて料理(栄養士免許有)も作ったりの引きこもり主婦。無断転載お断り~。

イニシエーション・ラヴ

2015-10-27 | 
この夏に、乾くるみ作「イニシエーション・ラヴ」を読みました。
良い意味でのショックを、未だに引きずっています。

発行は2004年4月。







先ずね、恋愛小説を抵抗なく読めなくてはいけません。
私の場合は、「年甲斐もなく、青春恋愛小説なんて・・・・」とかなり躊躇したのですが、
男女がくっついた、離れたってのはけっこう楽しいもんですねぇ~。
やっぱり男は若いとコレだから・・・等々。
私の若い時も思いだしちゃったりして。

サクサク読めてしまう作風も良かったのですが、
何より構成!がスゴイ。
やられた~。
マジックですね。

でも、これが「青春」、大人になるための、一つのイニシエーションというものなのか・・・。

イニシエーション initiation 通過儀礼。

何だか、とってもモヤモヤしちゃって、内容がね。
未だに思い出しモヤモヤする事が多々あります。
で、内容と構成はまた「別物」なんだなー。
構成には参りました。
こんな風に後を引く小説は傑作だと思います。

映像化不可能と言われている小説ですが、
文字だけの内容ですからね、当たり前です。
でも最近、映画化されたので興味深々です。
たぶん原作とは違う構成だよね・・・。

その後、娘も読んだのですが、
やはり最後で「えっ?えっ?えっ?」となり、
確認作業を一生懸命やっていました。
で、娘と一緒に「男もひどいけどさー、マユって最悪~、石丸もヤなヤツだよねー。
ま、結局のところお互いさまってやつ?サイドAのタッくんが一番可哀想~。」
等と愚痴ったのでした。


コメント
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