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【25春闘】3月7日 公共交通を守り雇用破壊を許さない 「ライドシェア新法」絶対阻止!ハイタクフォーラム2025総決起集会

2025-03-12 | 書記長社労士 ライドシェア断固阻止!

 私鉄総連ハイタク協議会、全自交労連および交通労連ハイタク部会で組織するハイタクフォーラム(代表幹事=溝上泰央・全自交労連委員長)は7日、千代田区の全電通会館に全国から約300人の組合員らを集めて「公共交通を守り雇用破壊を許さない 『ライドシェア新法』絶対阻止ハイタクフォーラム2025総決起集会」を開き、「ライドシェア問題にピリオドを打つ。公共交通で働く者の使命と矜持を持ち、全力でライドシェア新法阻止のために闘う」との集会宣言を採択した。
溝上氏は「われわれは規制緩和の長い闘いで、安売りが安全を破壊することを知っている。すべての地域で適正な人件費を賄える運賃を実現するため、声を大にして事業者、行政にぶつけていこう」などと呼びかけた。


 溝上泰央ハイタクフォーラム代表幹事/全自交労連委員長は、「第50回衆議院選挙では、自公の過半数割れを実現できた。第27回参議院選挙は、ハイタクのために働いてくれる国会議員を当選させなければならない」「最大の問題は、ライドシェア合法化を進める勢力の動向。なかでも看過できないのは、イベント開催拡大枠を使い、4月に行われる大阪万博前段で2月13日からライドシェアが24時間稼働で走っていること。タクシー不足はなく、『なにわモデル』で対応する大阪タクシー業界の努力に水を差すもの」「即時撤回要請に対する昨日の国交省回答は、支離滅裂で回答になっていなかった。自分たちの手でタクシー業界・職場を守っていかなければならないことを痛感した」「当初の目的を逸脱した日本版ライドシェア制度には反対の立場で運動を進めなければならない」「ハイタク労働者は、社会に欠かせないエッセンシャルワーカーであることを、広く認知していただくことが必要。安心して働ける業界、賃金、労働条件がなければ人は残らないし、入って来ないことを事業者に理解させ、国や自治体に支えを求める運動を進めなくてはならない」「春闘は待遇を改善していくための重要な場であり、あきらめずに交渉を続け、どんな形でも賃金・労働条件向上を勝ち取り、一丸となれば必ず道は拓ける」などとあいさつした。

 
 連帯あいさつは、清水秀行連合事務局長、慶島譲治交運労協事務局長、辻󠄀元清美立憲民主党代表代行/タク議連会長、古川元久国民民主党代表代行、坂本克己全国ハイヤー・タクシー連合会最高顧問が駆け付けた。
集会では、森屋隆タク議連事務局長/参議院議員が「ライドシェア新法阻止に向けた取り組み報告」で「政労使の力でライドシェア問題に決着をつける年にしなければならない」と戦う決意を示し、小島哲交運労協事務局次長から「タクシーとライドシェアに関する1000名意識調査報告」を受けた。
集会アピールは、私鉄関東ハイタク協議会日の丸自動車労組の齋藤貴子書記長が読み上げ、全体の拍手でこれを採択した。
プラカード掲示後、小川交通労連ハイタク部会長が閉会あいさつを行い、団結がんばろうで締めくくった。



集会アピール(案)

 本日、ハイタクフォーラムは、全国で働くハイヤー・タクシー労働者の固い決意を示すため「公共交通を守り雇用破壊を許さない『ライドシェア新法』絶対阻止!3.7総決起集会」を開催した。

 思い返せば昨年の今頃、ライドシェア完全解禁をめぐる情勢はまさに切迫し、ライドシェア新法成立の危機は眼前に迫っていた。私たちハイタク労働者の闘争の成果により、一旦はこの攻勢を退けることに成功したが、決して楽観することはできない。

 自らの利益のみを追求するプラットフォーマーらは、今この瞬間もライドシェア新法成立に向けた企みを続けている。その証拠に、日本維新の会は、単独でも「ライドシェア新法」を提出する意向を明らかにしている。

 また、利用者の移動困難を解消するため、やむなく容認した「日本版ライドシェア」についても、大阪では万博開催を口実に、24時間・府内全域での運行が認められ、そこに巨大資本が参入して大規模なライドシェアドライバー募集を行うなど、本来の趣旨を逸脱した運用が始まっている。これが実質的なライドシェアの完全解禁につながることも強く危惧される。

 しかし、私たちは決して負けない。この闘いに負けてはならない。

 地域公共交通の安全と安心が破壊され、労働者の待遇と雇用の安定が破壊される。ライドシェアの完全解禁がもたらすこのような絶望的な未来を、私たちは自らの誇りにかけて阻止しなければならない。

 決して忘れてはならないのは私たちが孤独ではないことだ。連合や交運労協をはじめとする働く仲間、労働者の目線に立つ学識者や弁護士、良識ある事業者、この国の未来を真剣に考える議員と行政担当者が、私たちの横に立ち、共に闘ってくれた。そして何よりも安全で安心、持続可能な移動手段を求める利用者の思いを背に受け、私たちは今後も闘っていく。

 ハイタク労働者の待遇を向上させ、地域公共交通と雇用を守り抜き、ライドシェアなど不要な状況を作りだそう。今こそ長年にわたったライドシェア問題にピリオドを打つ時だ。私たちは公共交通で働く者の使命と矜持を胸に、全力でライドシェア新法絶対阻止のために闘うことを決議する。
2025年3月7日
公共交通を守り雇用破壊を許さない
『ライドシェア新法』絶対阻止!3.7総決起集会

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