gooブログでどなたかが紹介していた本です。昨今は問いに対する答えを求める声が早すぎて、不思
議なモノ、謎めいた事が成立しにくい状況です。ネットで調べれば即→答えにたどり着くことは便利
ですが(私もよく使います)、本当にいい事なのかと思ってしまう。私の周囲でも何か疑問に思うこ
とを口にすると、それはどういうことかと反問され、説明する立場に追い込まれます、しかし自身で
考察すること(例え、答えが直ぐに見つからなくても)は重要です。
以前、ウッディ・アレンの「ミッドナイト・イン・パリ」という面白い映画を観ましたが、現代に生
きる主人公が1920年代のパリにタイムスリップして、伝説的な作家やシュールレアリストたちと出合
い舞い上がるという内容で、情報が溢れ過ぎている現代との違いを痛感しますが、その時間的余裕が
現代において失われているという痛烈な皮肉でしょう。
この小説の主人公「ぼく」は「ナジャ」という謎めいた女性に出会い、翻弄され続けますが、彼女と
過ごす時間は非日常的で、興味深く、刺激的です。挿入されている当時のパリの街角の写真、ナジャ
が描いた絵もとても魅かれるもので、忙しく生きる私たちを幽玄の世界に誘います。連休もあるので
偶には、こういう本も楽しいのでは。
ナジャ アンドレ・ブルトン 現代思潮新社
議なモノ、謎めいた事が成立しにくい状況です。ネットで調べれば即→答えにたどり着くことは便利
ですが(私もよく使います)、本当にいい事なのかと思ってしまう。私の周囲でも何か疑問に思うこ
とを口にすると、それはどういうことかと反問され、説明する立場に追い込まれます、しかし自身で
考察すること(例え、答えが直ぐに見つからなくても)は重要です。
以前、ウッディ・アレンの「ミッドナイト・イン・パリ」という面白い映画を観ましたが、現代に生
きる主人公が1920年代のパリにタイムスリップして、伝説的な作家やシュールレアリストたちと出合
い舞い上がるという内容で、情報が溢れ過ぎている現代との違いを痛感しますが、その時間的余裕が
現代において失われているという痛烈な皮肉でしょう。
この小説の主人公「ぼく」は「ナジャ」という謎めいた女性に出会い、翻弄され続けますが、彼女と
過ごす時間は非日常的で、興味深く、刺激的です。挿入されている当時のパリの街角の写真、ナジャ
が描いた絵もとても魅かれるもので、忙しく生きる私たちを幽玄の世界に誘います。連休もあるので
偶には、こういう本も楽しいのでは。
ナジャ アンドレ・ブルトン 現代思潮新社