KADOKAWAの角川歴彦会長を逮捕 五輪汚職事件で贈賄容疑

　東京五輪・パラリンピックをめぐる汚職事件で、東京地検特捜部は14日午後、大会スポンサーだった

出版大手「KADOKAWA」の会長・角川歴彦（つぐひこ）容疑者（79）を贈賄容疑で逮捕した。事件はK

ADOKAWAトップの逮捕にまで発展した。


　KADOKAWAルートで特捜部は6日、大会組織委員会の元理事・高橋治之容疑者（78）を受託収賄容疑

で再逮捕し、KADOKAWA側は元専務・芳原世幸（としゆき）（64）と元五輪担当室長・馬庭教二（63）

の両容疑者を贈賄容疑で逮捕した。特捜部は同日、角川会長の自宅も家宅捜索していた。


　芳原元専務と馬庭元室長は、高橋元理事と元理事の知人でコンサルタント会社「コモンズ2」代表の深

見和政容疑者（73）=受託収賄容疑で逮捕=に対し、スポンサー選定で便宜を図ってほしいと依頼。その

うえで2019年7月～21年1月、10回で計7600万円の賄賂をコモンズ2に振り込んだ疑いが持たれている。

(朝日新聞デジタル　9/14　水)


結局、東京五輪・パラリンピックは政府と大企業、大手マスコミの為に開催したのだ。日本国民の多額の

税金を使い、残された競技施設は建設した借金と施設を維持するためにまたまた税金が使われる。今は大

スポンサーだけが商売に仕えるので、昔の五輪のように街中の商店が少しばかり潤うこともない。自公政

権下で日本の経済は下降する一方だ。大多数の国民は賃上げなど無く、物価は高騰を続ける。将来への不

安は高まるばかりだ。

初秋の町田散歩 ～町田天満宮・続き～

日曜日に町田天満宮に行ってきました。この日は曇りの天気予報でしたが、午前中早い時間から太陽が出

て暑っ！



町田天満宮の御祭神は菅原道真公ですから、当然境内には牛の像が鎮座しています。強い日差しを浴びな

がら、ゆっくりと静かに佇んでいて微笑ましい。



こちらの狛犬は比較的新しい。この前にも古い狛犬が居たのですが、逆光をもろに浴びて、うまく撮れま

せんでした。



この日は参拝の方が思ったよりも多く、結構賑わっていました。お宮参りも２組のファミリーがいて、地

元でいつも参拝に来ている人も何人も見かけました。



こちらの牛の像は沢山撫でられた様子。皆さん祈願をしながら撫でていたのでしょう。



立派なご神木です。町田駅から比較的近くに神社があって地元の人も訪れる機会が多いと思われます。昔

から神社への参拝はハレの日で一つのイベント、レジャーでしたから、気分もいいものです。

初秋の町田散歩 ～町田天満宮・出世稲荷～

昼間は暑い日が続きますが、朝晩はズイブン涼しくなりました。我が家の奥さんの体調不良により、お出

かけをすることが減っていましたが、やっと回復傾向にあるので近所の散歩から増やしていこうと町田天

満宮に出かけました。



ＪＲ町田駅から歩いて１０分程度と近くにあるので、ちょっとした散歩には適していると思います。遊歩

道上から見下ろす鳥居は不思議な感覚です。



渋めの手水舎がいい感じですね。この時間には晴れて暑くなってきたので日陰は貴重です。



手水舎の龍からは結構な量の水が放出されています。龍の造形は細かく、とてもよく出来ていました。



町田天満宮に向かう前に右手に向かうと出世稲荷があります。



遠目には少し怖そうなお狐様ですが、近くで見ると愛嬌があって可愛らしくも見えます。加えているのは

巻物でしょうか。



比較的こじんまりとした出世稲荷の本殿ですが、威厳があります。しっかりお参りして町田天満宮・本殿

に向かいます。やはり神社仏閣巡りは良いものです。街中にあるのに静かで落ち着いた時間を過ごすこと

が出来ました。次回に続きます。

魔術師 ジェフリー・ディーヴァー

最近、私が嵌っているジェフリー・ディーヴァーの〈リンカーン・ライム〉シリーズ。四肢麻痺の天才

犯罪学者リンカーン・ライムと美貌の鑑識官アメリア・サックスが大活躍する本シリーズは、細部にこ

だわる作者の文章のうまさで物語に入り込むことが容易で、最後の最後まで全く予断を許しません。次

が気になりドンドン読み進めながら、本のページ数が少なくなってきた頃には、まだ終わってほしくな

いという思いにとらわれる。作者が「これまでの作品のなかで最高の”どんでん返し度”を誇る」と豪語

する程の傑作に仕上がっています。


今回の犯人は超一流イリュージョニスト。瞬間的な早変わりに、考えもつかない脱出劇で警察は混乱し、

ライムたち捜査陣も翻弄されます。本物のマジック、手品、イリュージョンを目の当たりにして、捜査

の限界を感じライムはマジシャンの同業者に協力を要請します。この協力者のカーラが魅力的で、サッ

クスと共に現場に赴き、物語は複層的に動いていきます。


ライムの現場に行って自ら捜索や犯人逮捕に動くことが出来ない哀しみが、よく描かれていて作品に深

みを持たせ、動くことが出来ないライムに１作目と同等の危機が訪れ、スリリングな展開に読者を引き

込むことが作者は本当に上手い。


ライム、サックスを始め、皺くちゃ刑事のロン・セリットー、南部訛りの射撃の名手ローランド・ベル、

ライムを手伝う鑑識員メル・クーパー、介護士トムと登場するチームの連携はいつもと変わらず見事で

す。彼らは神出鬼没で目的が不明確な犯人を追い詰める。あぁ！読み終えてしまった。


　　　魔術師　　　ジェフリー・ディーヴァー　　　　　　　　　　文春文庫

夕べの中秋の名月

昨夜は中秋の名月が見られるというので、楽しみに待っていたのですが、午後６時過ぎに神奈川の我が家

から見た空は雲が多く、ちょっと難しいかなぁ、という印象でした。



それが、午後７時近くに表に出てみると、とても大きな丸い月が眩しい位に光っていました。しばし呆然

と眺めてしまった。



そういえば都内のマンションに住んでいた頃は、隣の人が望遠鏡附き一眼レフカメラに三脚を付けて持ち

出してきたり、知り合いの奥さんが「綺麗ねぇ～～」と眺めていたり、あちこちで嬌声が聞こえていたも

のです。やはり都会に住んでいる方が自然に憧れを持つのでしょう。