マイ・バスケット・ダイアリー その３

私が３０代後半の時に造った、バスケットボールクラブチームの話の続きです。


チームのキャプテンは増山君、大手建設会社に所属していて、高校では全国大会に出場した経験がある

という信頼感抜群の人物。最初に応募してきて会った瞬間にキャプテンをお願いしました。センターに

は１８０ｃｍの暢ちゃん、なかなかイケメンでしたが、最初の呑み会の自己紹介で趣味は「昆虫採集」

と答え、女子が一斉に引いていたのを記憶しています。シューティング・ガードにコウゾー、ポイント・

ガードは井上君、丸ちゃんが中心という布陣で、試合ではキャプテン増山がボール運びから、オフェン

ス、ディフェンスの指示出し、試合の監督等マルチに動いていました。


しばらくして大手菓子会社勤務の１８８ｃｍで左利きのセンターが加入してきて、チームの形が出来て

きた時には本当に嬉しかった。彼は「内緒ですよ」と言いながら、新発売前のお菓子を持ってきてくれ

て、チームのみんな喜んでいました、残念ながら休日の土曜日が潰れるのが嫌で彼はしばらくしたら来

なくなってしまった。


女子も最初から参加人数が多く、チームの半分近かったので、やはり大会出場を決断し即申請。ある日

練習のアップをしている時に数人で深刻な顔で集まっていたので「何かあったの？」と聞いたら、元気

印の大手食品会社所属のモリボーが、ストーカー被害に遭っているという話。驚いたことに会社の寮住

いの彼女、ある日寮に帰宅すると電話が鳴って「今、帰ったの？」と知らない男が掛けてきたというこ

とです。まだ、携帯がそれ程普及していなかった頃の話です。おそらく近所の公衆電話から掛けてきた

のでしょう。その後の話は聞いていませんが、彼女は元気に練習に参加していたので一安心。


チームには何人も参加していたので、練習中にも色々ありました。１番の懸念はケガです。特につい最

近までバスケをしていた若い参加者がドリブル中に突き指とか、捻挫とか。これから始める人は動く前

にストレッチは必須ですよ。ケガするとしばらく練習に参加も出来なくなりますから。チームでは練習

に遅れてきても必ずストレッチをしてから練習に参加するように申し合わせをしました。話はまだ続き

ます。