近所の野菜直売所 ～風波～

台風の影響もあるのでしょうが、このところ突然強風が吹いたり、いきなり激しい雨が降ったり不安定な

天気が続きます。日曜日は雲が多いながら、久しぶりに晴れて暑くなりました。



我が家の近くの野菜直売所は、ミニトマトが見当たらなくなり落ち着いた色味で、それでもバングラディ

シュ出身の人がゴーヤーがかなり成っていたので慌てて収穫して並べたとのこと。



昨日の話によると普段仲のいいイギリス出身の人とちょっとした行き違いがあったようです。まぁ多分付

き合いの長い二人ですから、そのうちニコニコしながら一緒に畑に居ると思いますが、私はそう願ってい

ます。

マイ・バスケット・ダイアリー その３

私が３０代後半の時に造った、バスケットボールクラブチームの話の続きです。


チームのキャプテンは増山君、大手建設会社に所属していて、高校では全国大会に出場した経験がある

という信頼感抜群の人物。最初に応募してきて会った瞬間にキャプテンをお願いしました。センターに

は１８０ｃｍの暢ちゃん、なかなかイケメンでしたが、最初の呑み会の自己紹介で趣味は「昆虫採集」

と答え、女子が一斉に引いていたのを記憶しています。シューティング・ガードにコウゾー、ポイント・

ガードは井上君、丸ちゃんが中心という布陣で、試合ではキャプテン増山がボール運びから、オフェン

ス、ディフェンスの指示出し、試合の監督等マルチに動いていました。


しばらくして大手菓子会社勤務の１８８ｃｍで左利きのセンターが加入してきて、チームの形が出来て

きた時には本当に嬉しかった。彼は「内緒ですよ」と言いながら、新発売前のお菓子を持ってきてくれ

て、チームのみんな喜んでいました、残念ながら休日の土曜日が潰れるのが嫌で彼はしばらくしたら来

なくなってしまった。


女子も最初から参加人数が多く、チームの半分近かったので、やはり大会出場を決断し即申請。ある日

練習のアップをしている時に数人で深刻な顔で集まっていたので「何かあったの？」と聞いたら、元気

印の大手食品会社所属のモリボーが、ストーカー被害に遭っているという話。驚いたことに会社の寮住

いの彼女、ある日寮に帰宅すると電話が鳴って「今、帰ったの？」と知らない男が掛けてきたというこ

とです。まだ、携帯がそれ程普及していなかった頃の話です。おそらく近所の公衆電話から掛けてきた

のでしょう。その後の話は聞いていませんが、彼女は元気に練習に参加していたので一安心。


チームには何人も参加していたので、練習中にも色々ありました。１番の懸念はケガです。特につい最

近までバスケをしていた若い参加者がドリブル中に突き指とか、捻挫とか。これから始める人は動く前

にストレッチは必須ですよ。ケガするとしばらく練習に参加も出来なくなりますから。チームでは練習

に遅れてきても必ずストレッチをしてから練習に参加するように申し合わせをしました。話はまだ続き

ます。

仕事選びのアートとサイエンス 山口周

私は今のところ転職の予定はありませんが、本書では仕事に関して大変興味深く、頷ける部分が非常に

多い。まず冒頭で「仕事選び」を困難にする要因として三つ上げていますが、「人工知能の台頭」これ

は他の本でも取り上げている、これからの大きな問題です。さらに「寿命の伸長と事業の短命化」私た

ちが思い描いていた２０歳前後で働き始め、６０歳前後で引退するという人生モデルは過去のものとな

り、２０歳前後から８０歳ぐらいまで働かざるを得ないという問題、そして働く場所である事業はドン

ドン短命化していて、一つの職業を全うすることが不可能な状態を指摘しています。最後に世界の状況

が「不安定」「不確実」「複雑」「曖昧」になり、職業がどのように変化するか見通すことが出来ない

と指摘しています。


私たちは現在就いている職業がずっと続くと希望的観測を抱いていますが、難しいだろうという見解に

は不安を覚えますが、著者の仕事に対する考証で転職に対する垣根を取り払ってくれています。そして

いざという時の決断の時の為に所謂ノウハウを学ぶのではなく、ストックを構築する為に「読書」を勧

めています。中で「反論し論破するために読むな。信じて丸呑みするためにも読むな。話題や論題を見

つけるためににも読むな。しかし熟考し熟慮するために読むがよい。」というベーコン（随想集）の言

葉を紹介しています。


本書は、これから仕事を探す予定のある人たちに、その意義と考え方と戦略を具体的に示してくれてい

ます。著者の説明には説得力があり、各章の最後に過去の偉人たちの心に残る言葉が引用されています

が、最後に「過ぎたことを悔やんでも、しょうがないじゃないか。目はどうして前についていると思う

？前向きに進んでいくためだよ」というドラえもんの言葉の引用は、グッときて著者の戦略のうまさに

感心しました。


　　　仕事選びのアートとサイエンス　　　山口周　　　　　　　光文社新書

Daniel Freedman: All Brothers

神奈川は曇っています。昨日も朝、夕（夕方は突然の土砂降りでした）と雨が降り湿度が高い。沖縄近辺

の台風の影響もあるようで、今日もところにより突然の雨があるかもしれません。


Daniel Freedman: All Brothers



私の最近のお気に入りダニエル・フリードマン（ドラムス）の演奏が楽しめる１曲です。デヴィッド・バ

ーンの「アメリカン・ユートピア」でも素晴らしいパフォーマンスを見せてくれていますが、ジャズメン

としての彼も一級品です。リズムの捉え方が変わってきたと実感できます。

パキスタンの洪水「史上最悪」 被災者支援急ぐ

【8月31日 AFP】パキスタン国土の3分の1が水没し、死者が1100人を超えるなど深刻な被害が出ている洪水

について、シャバズ・シャリフ（Shehbaz Sharif）首相は30日、「パキスタン史上最悪」のものだとし、各

地で破損したインフラの修復に少なくとも100億ドル（約1兆4000億円）を要するとの見解を示した。


　同国では、6月から続くモンスーン（雨期）の豪雨が引き起こした洪水で、人口の7分の1に当たる3300万

人以上が被災。当局や慈善団体は救援物資の配布を急いでいるが、多数の道路や橋が破壊され孤立した地域

では支援が困難となっている。


　ここ最近でトルコやアラブ首長国連邦（UAE）からの支援物資が到着したほか、カナダやオーストラリア、

日本なども支援を表明。国連（UN）は30日、1億6000万ドル（約220億円）の緊急支援を正式に要請した。

（AFPBB News　8/31　水)


パキスタンの国土面積は日本の２倍です。その３分の１の面積が水没しているという。この夏も世界中で地

球温暖化による異常気象の多発で被害は拡大しています。数年前では考えられないような暑さ、巨大化する

台風、線状降水帯の出現のように同じ場所に降り続ける大雨が世界各地で起こっています。この現象はさら

に加速度的に増加するでしょう。


すでに一般市民による節電程度では、温暖化を防ぐための効果はほとんど見られないと聞きます。例えば自

家用自動車を極限まで減らすことを考えてはどうでしょう。勿論生活に欠かせない人は居ると思います。し

かし公共交通機関を最大限に活用し、スモール・シティ構想を実現すれば、相当台数を減らすことが可能で

す。自動車１台を生産するには莫大なエネルギーを必要とします。自動車産業の縮小は日本にとっても厳し

いものがあります、しかし日本国中にある休日しか使われない膨大な自家用自動車を減らすことが出来れば、

渋滞も減り、日本が地球温暖化に対して１歩リード出来るでしょう。