キャプテンジョージと対談２

注意
すべてフィクションです


鍋
久しぶり
ようこそ

キャプテンジョージ
久しぶり
また会えてうれしいよ

鍋
今回、「電気街＋中華街」と言うイベントで来日参戦したと聞いたけど、どうだった？

キャプテンジョージ
ファンタスティックだったよ
「萌え」と「オリエンタル」の融合とでも言うのかな
お互いの持ち味を１２０％引き出しあうようなイベントに参加出来て、最高にハッピーだったよ

鍋
しかし、今回やって来るのに手間取っていたようだが、何かあったのかい？

キャプテンジョージ
それなんだが、聞いてくれ
前回、「漢の対談」で紹介された際に、俺の写真も載っただろ？
それで、当局に目をつけられてしまって、なかなか港に入る事が出来なかったんだ。

鍋
そう言う事だったのか。
それは、こちらの配慮が足りなかったな
申し訳ない事をしたね

キャプテンジョージ
いや、俺達は陰でコソコソと生きている訳じゃないから、手配され、この首に賞金を懸けられる事は、望む所であるし、むしろ「バイキング」にとっては最高の誉れでもあるんだ

鍋
そう言う生き方もあるんだな
もし、よかったら今度の航海に俺を連れて行ってくれないかい

キャプテンジョージ
いや、鍋には無理だろう

鍋
どうしてだい？
こう見えても体力には自信があるし、腕っぷしもまんざらでもないぜ
一度だけでも海賊の世界を体験したいんだ

キャプテンジョージ
いや、そうゆう問題ではないのさ
今、鍋は「一度だけ」と言ったろ
まさに「一度きり」なんだ
俺達の棲む世界は足を踏み入れたとたんに「お尋ね者」さ
今ある全てを捨て去る覚悟がなければならないんだ
「バイキング」には「体験入学」や「研修期間」なんてものはないんだ
そして、君は両手で抱えきれないくらい最高の「宝物」をもっているな
それを、放り投げて欲しくないし、大事にしていて欲しい

鍋
そうだな、俺には捨て去る事のできない、大事な「宝物」が沢山あるな
俺の軽い「好奇心」に対して真剣に向き合ってくれて嬉しいよ
ありがとう

キャプテンジョージ
いや、「好奇心」と言うのは、海賊にもミュージシャンにとっても、一番大事な「宝物」さ

鍋
また、日本には来てくれるかい

キャプテンジョージ
当たり前さ
俺には日本に鍋と言う友がいて、そいつと再会して、ラム酒を呑み、語り明かすのだから

鍋
ありがとう
その時は、最高のラムを用意して待っているよ

キャプテンジョージ
ああ、楽しみにしてるよ

鍋
友よ、さらば

キャプテンジョージ
ヨーホー




何だ？これ？




了