
みなさんこんにちは!台風、備えてる?

ちなみに援団応吹で泊まってる宿舎は全く備えていません。なぜなら北大なら勝てる気がするからです。倉持です。

今回!なんと!ようやく!最後の!
学生歌紹介です!!
紹介するのは、明治45年度寮歌「都ぞ弥生」!
この曲、日本三大寮歌に数えられる名曲……なんてことは、応吹ファンなら当然の知識ですよね?(ね?)
ということで今回は、特別な時にしか歌われない二〜五番までの歌詞も含めて、個人的に好きなところをピックアップしていこうと思います!
一番
「星影(ほしかげ)冴(さや)かに光れる北を
人の世の清き国ぞとあこがれぬ」
一番は最も歌う回数が多く思い入れが強いのですが、やはりこのフレーズが特に心に残ります。
北海道はとにかく星が綺麗に見えるので、東京から来たばかりのこの人は、星の美しい北の地に来るのを待ち侘びていたのでしょう。
「夢こそ一時」も好きです。楽しい時はいつでも一瞬で過ぎ去りますよね。
二番
「さやめく甍に 久遠の光」
甍とは瓦葺き屋根のことらしい。へぇ。
瓦にきらきらと光が反射して騒々しく輝いている様子を表しているのでしょうか。
「久遠の光」という言葉、光だけは永遠に輝き続けるという摂理を表しているようで、いいですよね。
三番
「橇(そり)の音凍りて 物皆寒く」
そりの音さえ凍ってしまうほど寒い、という表現。冷え込んだ朝とかの、静か〜な空気を吸い込んだ時、肺が凍るあの感覚を思い出します。
「樹氷咲く壮麗の地をここに見よ」
このフレーズもすごい。三番は全体的に語りかける口調が強く、北海道の冬の厳しさも、寒さに隠れた美しさも表しているように思います。
四番
「小河の潯(ほとり)をさまよひゆけば
うつくしからずや 咲く水芭蕉」
春の陽気の中で小河のそばを歩いていけば、水芭蕉が綺麗に咲いている。
そんな情景を目の前に映しながら、
「春の日のこの北の国 幸多し」
この暖かさと美しさは「幸」そのものなんだと訴えてきます。確かに、長い長い冬が終わった瞬間はマジで幸せですよね。
五番
「自然の藝術(たくみ)を懐(なつかし)みつつ」
北海道の自然が織りなすさまざまな現象を「芸術」とも、「匠」とも言ってしまう。二重の比喩表現がしっくり来ます。
「貴き野心の訓へ(おしえ)培い
栄え行く我等が寮を誇らずや」
この「野心」は「Boys be ambitious」のことなのでは?と解釈しています。
クラーク博士の教えを胸に、どうか永遠に恵迪寮が栄え続けますように、と歌っていると思います。
ここですべてが終わるような気がして、この言葉を読むたびにじぃんと来てしまいます。
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さて、いかがだったでしょうか?
いろんな大学の学生歌を紹介してきましたが、うちはうちの、よそはよその素晴らしさがわかっていただけましたでしょうか。
ちなみに北大の寮歌はまだまだ存在します。
北海道の自然を何か思い浮かべれば、連想して寮歌を一つ歌えるくらいには種類の豊富な寮歌。みなさんで調べて、口ずさんでみては?
最後に、演舞演奏会の日、みなさんと一つになって都ぞ弥生を歌えるのを、楽しみにしています!
それでは!
〈おまけ〉

ヤギと戯れる私。ヤギはね、目が横向きで可愛いんですよね

と、坊ーズ
文責:「七大応援団ビデオリレー、毎回北大がトップバッターで大丈夫そ?🥺ハードル上がっちゃわない???🥺🥺」倉持(4)