福岡の看板屋 独り言(看板.・カワムラ)TEL092-935-7058

皆様に生かして頂いてる看板屋としての呟きです。内容は独り言なので、万が一気分を害された方が居られましたら何卒ご容赦。

酷な儀式 バチェラージャパン

2018年06月05日 | Weblog

気に召さなかった女子(おなご)にゃ バラをやらぬという ある意味、酷な儀式・・・

バチェラージャパン。


日常で言えば 気に入らぬ女にゃ~飯を食わさぬという 非情な風景。

江戸時代の大奥でさえ そのような虐待は無い。彼女たちが美しければ、美しい程

その逆で 卑しければ~卑しい程

視聴者の緊張は、否応にも高まり、もらえぬ女への同情と「やっぱりな」の納得の結末を

同時に味わうのだ。


案外、この世のリアルな恋愛っちゅうのも この世に遍満する まだ

生まれ変わっていない「生命体」が同じような想いで観ているのかも知れない。

「縁」という台本と見比べながらニャ・・・


番組の〆、ラストシーンで

バチェラーは 今まで 優しかった表情を、キッと引き締め 自分目当てに集まった美女に引導を渡すのだ。

断腸の想いとは、此の事だろう。俺には絶対に無理だ・・・ついさっき迄、甘い言葉を囁き会っていた異性を

振らねばならぬのだ。もし、俺が彼の立場であれば 「ごめんなさい 次は悲しい思いをさせてしまうから

優しくはできない・・・」と態度で示そうとするだろう。だが 番組はそれを許さないのである。


20本あるうち 後残すところ最後の一本になった・・・脱落者は2名

まだ 貰ろうてない 3人の女子の顔は無情にも引き攣りだし 目をウルウルさせ

一人の王子をジッと凝視するのだ。「ま、まさか 私を捨てるんじゃないでしょうね?」と・・・


それは、あたかも 注文したはずの料理が全員に行き渡っているのに

自分だけ来ない時の こっぱずかしさの数百倍は、いっとるだろう・・・

食い物の恨みとは比べ物にならぬ程 プライドをズタズタにされる一瞬!

否、これはもう人間否定だと言っても良い。


特に 愛されたいが為に、品を装ってきた彼女の実感は想像を絶する筈だ。

「なんで 私だけ 貰えんとかっ!?」と明るくボケを噛まし 逃げる事も出来ず

カメラは 目をそらす事もなく 冷淡に、ずっと その表情を映し続けるのだ。


 


エグザイルに居そうな 少しちょび髭を生やした 品の良い男前の執事が、囁いた・・・

執事:「バチェラー、最後のバラです・・・」

考えてみれば バチェラーとは「独身男」という意味・・・

俺は又、バチェラーとは、殿とか 王子様とか紳士のような高貴な地位の呼称をイメージしていたのだが

何のこたあ~ない


直訳すっと 執事:「独身男、最後の一本だぜ!」と念を押しているだけの事。

やはり、美女達の夢を盛り上げるために あの執事の存在が心憎い演出とされているのである。


女性の性質を考えると・・・

あのチョビ髭男も、いずれ 恋に破れた悲しい女の恋愛対象に化けるのかも知れないと、

推察してしまった。多分、誰もがそう思っているだろう・・・特に女性視聴者はな。


長くなるので 今日はこれ位で辞めておこう・・・

バッハハ~イ!

って 何を真面目に語っているのだ・・・