「(✿✪‿✪。)こんにちわ! こんにちわ!」
工場の外から おばはんの声・・・
作業の手を止め 応じる私。
私:「はい!何でしょうか?」
年の頃 80歳代だろうか モンペ姿に地下足袋、
頭にゃ 麦わら帽子を乗っけた
農作業姿のおばはんが 強い日差しの中
目を細めて ニコニコして立っていた・・・
おばはん:「暑いね~ほんなコツ 熱か~!」
私:「よか天気ですもんね~ェ」
おばはん:「兄ちゃんな キ~イウイ~っちゅうとば
知っとんなさんね?」
私:「キウイフルーツでしょ?知っとりますよ・・。」
おばはん:「ウィヒヒヒ・・・
苗があるっちゃが 買いなさらんね?」
魔法使いの婆さんみたいに、甲高く 声を絞った笑い声。
私:「ホ~ そりゃ珍しかですな 日本の気候でも
育つとですか?」
おばはん:「あ~っ!育つ 育つ ウィ~ヒヒヒ
ウィ~ヒヒヒ」と腰を曲げて 手提げ袋の中から
二つの苗を取り出して にま~ッと笑い
おばはん:「雄しべと雌しべがくっついて~実がなるとですよ~
ウィ~ヒヒヒ」
私:「はあ~っそりゃ~ 面倒くさい話ですね・・・」
おばはん突然声を荒げて
おばはん:「学校で習いんしゃったろうがっ!兄ちゃん
あんた達も お父ちゃんお母ちゃんが居んしゃって
この世に居るとですばい!ウィ~ヒヒヒ」
私:「そりゃーわかります。」
おばはん:「本当にわかっとるとかいな!この兄ちゃんはっ!
ウィ~ヒヒヒ」
(何をムキになっとるんだ この婆ちゃんはっ!」
私:「ウィ~ヒヒヒって あ~た!」
(何が悲しゅうて この、おばはんから性教育を
受けねばならぬのか・・・
そりゃさ、俺より年下か歳が近い女性から
発せられた言葉なら ウキウキもするけど
野良姿の婆ちゃんから そんな事言われてもな・・
よく 言うじゃねえか 言葉によるセクハラ...
私ャ~男なのでピンとこなかったが 実際、
言葉を発する相手によって こんなにも不快な思いを
するとは・・・)と
入れ歯を外した婆さんの口から次々飛び出される
唾を避けつつ。 この良き天気でさえ
むなしい物に感じたのであった・・・
え~い 断れっ!断っちゃれ!
私:「あ~ キーウィフルーツを育てる場所がありま
せぬ・・・残念ですが ごめんなさいね」
おばはん:「ウィ~ヒヒヒ そりゃ 残念たい
雄しべと雌しべが あるとに・・・ウィヒヒヒ」
(おっ?えらく素直に引き下がるなぁ~
まさか、この不思議な人
キ~イウイ~を口実に幸運を運んできた
仙人様のような 婆さんじゃあ
あるまいか?念のために尋ねてみた)
流石!昔培った クソ宗教脳!
私:「その~ おばちゃんから その苗をかったら
幸運が舞い込むとか・・・?」
おばはん:「ウィ~ヒヒヒ!雄しべと雌しべがくっついて
キーウィフルーツが誕生するとですたい!」
私:「!!!!」(うぃ~っ 気色悪っ!唯の
下ネタ婆さんだった)
おばはん:「ウィ~ヒヒヒ ♪雄しべと雌しべがくっついて~ェ♪
あれして これして ちょちょんがちょん♪」
近所の壁にぶつかり鳴り響く妙な歌・・・
私:初夏のような日差しを見つめ そうだ、まだ
春なんだよなぁ~と異常な気象と経済大国同士が今、
報復経済戦争等という極めて
危険な状態にあるという事を危ぶみ・・・
「頭が混乱しっしまう!」と その日一日、
ぼやき回していたのであった!
ps 何処の国が 徳川、豊臣、北条に値するのかは
この先、わからんが・・・
日本の立場は 誰が見ても、大国に翻弄される 小国、
真田一族で
あることは間違いなか~とみの鎌足!・・・
プーチン大統領級の統治能力・リーダーシップが無いと
そりゃあ~一体全体如何なる事か