一週間、なにかと忙しくてPC前にも座る事が出来ませんでした。
忙しいといっても、お家の雑用だったのですが・・・体が睡眠時間をどん欲に必要としていたので、睡眠を優先してしまいました。
その間に、嬉しいことが
佐々木丸美さん(2005.12.25逝去)という作家さんの本が復刊されたのでした。
honyaはあまりミステリーは読まないのです。
理由の一つは、人が死ぬから・・・。
なのですが、この作家さんのお話は大好きで読んでいました。唯一読んでいたミステリー作家といえるかも知れません。
始めに読んだ「忘れな草」が、鮮烈でしたが一番好きなのは「雪の断章」です。
「花嫁人形」はちょっとばかり切なすぎ、「風花の里」は高杉さん(忘れな草の主要人物)が・・・くっそう、色男!なので(読み違いしてるかも知れませんが)一番安心して読めるのが、「雪の断章」なのでした。
何度も読み返し、文庫本でなくハードカバーが欲しいと思っていたのですがそのときには既に絶版になっていて、復刊の見込みもないという事で悲しく思っていました。
ところが佐々木丸美さんのファンの方々の熱意が通じたのか、ようやく復刊の運びとなったようです。復刊があると知って、honyaは近くの本屋さん何軒かに足を運び、ようやく「雪の断章」「花嫁人形」「忘れな草」の三冊を手に入れました。18冊復刊と言うことだったので、なんとか全部そろえたいと希望していますが、一冊1600円なので、流石に大人買いは出来ない・・・。
それでも、ずっと希望していた作家さんの本が復刊してしっかりしたハードカバーで手元に来たうれしさは一入です。
残念なのは、佐々木さんが亡くなったこと。
できれば、新しい作品を読みたかったです。ご冥福をお祈りいたします。
佐々木さんの本の素敵なことは、年齢が変わっても読み応えが変わらないということです。
毎回読む度に文章の中の言葉のあちこちに目がいったり、何気ない言葉遣いが素敵だと思ったり、綴られている言葉に共感したり感銘したり。
良い本というのは、年を経ても何度も読み返したくなる作品だとhonyaは思うので、佐々木丸美さんの本は、honyaにとって宝物たちです。
あまり本の数を読めていないhonyaですが、何冊かそう言う本に出会っています。
できれば、こういう本に囲まれて読みふけることが出来る一時を持ちたいと切に願うこの頃です。
お部屋を片付けて、本棚を整理して、コーヒーを入れて一服しながら大好きな本を読む昼下がり。
こんな日を過ごせるように、今は、頑張って生活しています。
お気に入りの本が周りにあるって・・・ああ・・・至福