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“おふら”とは、藁と竹で作る神様の祠。お隣のおばあちゃんは毎年暮れになると5社のおふらを、家の裏の巨樹の根方や山の中にお祀りします。
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僕等の住む家のまわりにも祀ってあったという話に興味を持ったら、作り方を教えてくれると言うので、ご教授願いに行きました。身のまわりにある素材で作る農家に伝わる伝統的な造形には、いつも感心してしまいます。
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これが我が家のおふら第一号。もともと荒神様がお祀りしてあったという場所にたてました。ここの他にも井戸神様、今は杉の木に覆われている山桃の木のそばに祀ってあった弁天様の場所が分かっています。ゆくゆくは復活できるかも...。
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これはお隣の家の神棚の前の正月飾り。お隣は、家の外の5社のおふらの他に、家の中に10の神様をお祀りしていてひとつひとつに御幣をたてています。神棚の真ん中の大神宮様や歳神様の他は、名前も分からない神様だそうで、「今にして思えば、若いときにもっと年寄りの話を聞いておくんだったヨォ~...。」と七十を過ぎたおばあちゃんは言いますが、これだけ八百万の神々が生きているだけで、新興住宅地で育った僕にとっては充分感動!他に数々の仏様もお祀りしているし、まさにアニミズムの地である日本の農村の奥深さ、興味は尽きません。