宮下昌也の近況報告    MASAYA MIYASHITA 's News

美術家・宮下昌也の展覧会、ライブペインティングなどの活動情報と
南房総、鴨川の日々の生活から最新情報を掲載しています。

キッチンガーデン

2013-05-30 | 自然
今年は庭先の野菜達がとても元気です。この季節、家にいる時は一日中庭仕事をしていた気持ちに駆られます。


いつになく大株に育って、毎日サンドイッチやサラダに大活躍のサンチュ。


春先の低温で枯れそうになったけど、ぐんぐん復活して来たキュウリ。


こちらもがっちりした枝振りになって期待大のトマト。


ミニトマトはもう実が成りはじめました。ツアーから帰った頃には食べられるかな?


苗木を植えてから10年くらい、過去最高の当たり年の梅。もう少し熟させてから家族皆が大好きな梅ジュースに。


こちらも当たり年のユスラウメ。種取りの手間を惜しまなければ、とても上品な味のジャムが作れます。

明日から6月のツアーにでかけるので、庭の植物達ともしばらくお別れ。帰って来た頃にはどうなっているかな?収穫は家族にお願いして、まずは駒ヶ根、くらふてぃあ・杜の市でのライブペインティングです!

報告:作品展「みどりの風と唄の物語」

2013-05-27 | 展覧会
なかなか記事を書く時間が無くて、開催してから既に2週間も経ってしまいましたが、作品展green woman「みどりの風と唄の物語」の様子をupします。


会場のホリスティックアースは山の斜面に建てられた集合住宅なのに、里山を感じる独特の構造のマンションの1室。外はまさにみどりの風吹く新緑の季節。


室内は総チーク張りの落ちつた内装。エントランスから、廊下、リビング、バルコニーまで沢山の作品を展示し、2日間だけの宮下ワールドを創り上げました。


こちらの1室はグッズなどを並べたコーナーに。


2日間の間にホリスティックアースに縁のあるアーティスト達が次々とコネクトしてくれ、様々なパフォーマンスが展開されました。1日目に踊ってくれたダンサーの竹村かおりさん。画面左でディジュリドゥーを吹いているのは古代楽器演奏家の高橋誠さん。


屋外展示をしたバルコニーで踊ってくれた舞踏家加藤道行さん。


2日目は2回のライブペインティングステージがありました。写真右の絵が1ステージ目にタイから帰国したばかりで駆けつけてくれたモーフの旅とのパフォーマンスで描いた絵。ライブペイントの合間のステージでウクレレを弾いているのは四国の徳島からサポートに来てくれた宮城familyのショーン。


宮城familyの看板娘・宮城愛ちゃんは残念な事に来れなかったのですが、なんとインターネットでの中継ライブを行いました。音質がイマイチなネット中継でも会場が静まり返ってしまう程の、静かなのに力のある歌声。


そしてトリの井上OHANAとのライブペインティングを迎えるのですが、このステージで体験した深く鮮烈な感覚は、どう言葉で表せばいいのでしょうか?絵筆を近づけると画面上に絵の具を載せるべき場所が指示される様に次々と見えて来て、キャンバスに今まで描いた事の無い色やモチーフが現れて行くのを目は静かに追っている.....、といった感じでしょうか。この時描いた色彩は、僕自身の個性を越えて完全に井上OHANAカラーに成っています。


フィナーレはモーフとショーンも加わってのセッション。大盛り上がりに盛り上がって会場はまるで輝いているかの様でした。表現を通して全てがひとつに解け合う瞬間の妙!ここまで音楽に乗った体験は初めてかもしれません。
前回のヒンドゥヒンドゥツアーの時も毎日が新しい扉を開ける様な日々でしたが、今回さらに先を見た思いです。ライブペインティング、始めて14年目を迎えますがまだまだ奥が深い様です。


全てのプログラムが終了し、ホリスティックアース主宰の天耀ちゃんを囲んで出演者全員の記念撮影。

たった2日間でしたがあまりに濃密な体験だったため、この後1週間位、余韻が抜けませんでした。
写真で紹介できませんでしたが、素晴らしい食を提供してくれたcoco、メイノブ食堂、他ホリスティックアースの素敵なスタッフの皆さん、ありがとうございました。そして来場して下さった全てのお客様(30年ぶりで再会した高校時代の友人もいました)に心から感謝を.......!

お知らせ:高山漫遊展と6月の活動予定

2013-05-17 | 展覧会
作品展Green Woman「みどりの風と唄の物語」、大盛況の2日間でした。ご来場下さった皆様、ありがとうございました!密度の高い2日間で、特に最後のライブペインティングは次元上昇と言ってもいい、今までに体験した事の無いステージになりまだ余韻が続いていますが、会場にカメラを忘れてしまったので、写真が入手でき次第報告をしたいと思います。

ですので、先に今後の活動予定のお知らせです。
6月は毎年恒例のツアー月間で今年も信州・中部方面に出掛けます。

?6月1、2日(土、日)
ライブペイント@くらふてぃあ杜の市(長野県駒ケ根市)

もう10年以上続いている杜の市での公開制作型ライブペイント。100号サイズの大作を2日間で描き上げるパフォーマンスを行います。
http://www.geocities.jp/kurahutoiti/

?6月9、10日(日、月)
ライブペイント@パヤカ12周年祭り(静岡県浜松市)

これまた恒例のパヤカの誕生日祭り。2日間とも参加します。今年は会場でお客様とお話ししながら描く、のんびりライブペイトにしようかなぁ...、と思っていますが、いつもの様に豪華ミュージシャンが集結しますので、さてどうなるかな...?
詳細はこちら
http://payakablog.exblog.jp/17789791/

?6月15~23日(土~日)
高山漫遊展(高山市内3店舗同時開催展)@ピースランド/チャーリー/茗荷舎(岐阜県高山市)


そして、6月の目玉はこれです!
昨年高山を訪れた時、街が美しい高山ならではの楽しい展覧会をと考えたのが高山漫遊展です。飛騨高山の街中にある隠れ名店3店舗にそれぞれのお店のコンセプトに合った作品を展示し、アートを目当てに高山散策を楽しもう!という企画。3店舗廻るとオイシイ商品がもらえるスタンプラリーも開催、さらにイベントも盛りだくさん!の欲張りな展覧会です!



宮下昌也の高山漫遊展
高山市内3店舗同時開催展
2013.6.15(土)~6.23(日)

?会場 1ーこどものほんや&カフェ ピースランド
絵本原画と小品を展示
高山市愛宕町8 tel:0577-34-5356
10:00~19:00 木曜休
http://peaceland.gozaru.jp/

?会場2ーセレクトショップ Charlie...
ライブペイントで描いた大型作品とテキスタイル原画を展示
高山市本町1-91 tel:0577-33-0906
平日12:00~20:00/日祝11:00~19:00
http://charlie.hida-ch.com/

?会場3ー玄米定食や 茗荷舎
絵画作品、版画作品、クラフト作品を展示
高山市花里町5-15 tel:0577-32-0426
8:00~17:00(ご飯は15時まで)月、火、金休

?協力:あわわkitchen/village/PAYAKA



[EVENT days !!!]

?ライブペイントwithモーフの旅@ピースランド
6月15日(土)19:30start charge:感動金+1order
ミュージシャンの演奏と共に絵を描き上げるパフォーマンス!当日はオーガニックなご飯やお菓子の出店もあります。

?ひょうたんクラフトワークショップ@茗荷舎
6月19日(水)14:00~17:00 参加費:2,000縁(材料費込み)定員8名
ひょうたんを使ってマラカスやランプシェードを作る。子供から大人まで楽しめるクラフトワークショップ。

?PAYAKAのヘンプクローズ展示会@Charlie...
6月21日~23日(金~日)12:00~20:00
宮下昌也がグラフィックを描いたasanaの服が勢揃い!3日間、チャーリーがパヤカになっちゃう!?

詳細お問い合わせは各店舗、または080-5475-4931(宮下)まで。

報告:ヒンドゥヒンドゥ2013ー松坂・名古屋 +α編

2013-05-05 | ライブペインティング
ヒンドゥヒンドゥ2013ツアー報告、後編です。


3日目の会場は三重県松坂市のTaRa。アジアで作ったオリジナルの雑貨とヒーリングのお店、リゾートに訪れたかの様な素敵な空間です。昨年モーフの旅のレコ発パーティーでお世話になり、今回2回目のパフォーマンス。


この日出店していた、にこぱん、風車(かじまや)、一雨らーめんはどれも松坂エリアでは定評のある美味しいお店で、出演者達も食べ逃しては大変!と、群がる始末.....。


倉庫を改造した広いステージ。客席との距離も充分にあり、パフォーマンスの緊張感はかなり高まりを見せました。


ガムランの演奏で出来上がった絵。さて、ここから.....。


この日インド音楽の演奏の高揚感は相当なものでした。
安藤さんのサントゥールの身上は、圧倒的な高速のスティッキングと、会場を包み込む様な倍音の共鳴。それに対し順ちゃんのタブラが、女性とは思えないほど(失礼!)力強くキレのいいビートで返して来るので、思わず描いている途中に振り返ってしまったほど。


インド音楽終了後に出来上がった絵。


お約束の記念撮影はTaRa familyと。


そしてついに最終日、一年前にこのヒンドゥヒンドゥのメンバーと出会った名古屋のトライバルアーツで千秋楽。


前半出来上がった状態。


後半、巨大なガネーシャが出て来た時、順ちゃんのタブラが像の足音の様にドーンドーンドーンと低音のリズムを続けて打ち鳴らしたときは鳥肌が立ちました。
この日まで4日間、5人で創り上げたヒンドゥヒンドゥ2013、毎日毎日が一歩先へ進む感覚があり、もっと先へ行きたくて終わってしまうのが本当に残念でした。ライブペインティングという表現には、まだ見ぬ可能性があるのだという確信が持てました。そしてパフォーマンスの充実を示す様に、ツアー中に描いた4枚中3枚の絵に買い手がつきました。


このツアーを企画してくれたラビットレコーズに、各お店のスタッフに、そして来場してくれた全ての方達に、改めて深く感謝いたします。ありがとうございました。得難い日々でした。


そして+α.....、東海地方から帰路につく途中、連休の間あわわキッチンが出張カフェをしている静岡県御前崎のなごみに寄り道して半日だけのプチ展示。なごみのtaka君には、何度かお誘いを受けていたけれどやっと訪れる事が出来、今後の企ての話も出来て、また新たな展開の芽がひとつ育って行きそうです。

さて、そしてついにこの週末5/11、12(土、日)はホリスティックアースで開催の作品展「みどりの風と唄の物語」です!
東京とは思えないプライベートリゾートの様な素敵な会場ですが、入場には予約は必要です。僕が展示した空間に様々なアーティスト達がコネクトしてくれます。お楽しみに!!

報告:ヒンドゥヒンドゥ2013ー各務原・四日市編

2013-05-03 | ライブペインティング
東海地方を巡ったヒンドゥヒンドゥ2013ツアー、好評のうちに幕を閉じました。各会場にお越し下さった皆さん、お世話して下さったお店のスタッフの皆さん、本当にありがとうございました!
お陰様で充実した4日間を過ごす事ができ、ステージパフォーマンスも毎日進化をとげていく実感をミュージシャン達と共有できました。民族音楽とがっぷり組んだライブペインティングは初めての試みでしたが、描くモチーフをヒンドゥの神々をテーマとした絵にしぼり、前半、楽曲が固定されたバリガムラン音楽でバックグラウンドを描き、後半、即興性の強いインド古典音楽ではメインモチーフを描いていく、というヒンドゥヒンドゥならではのペインティング様式も4日間で出来上がっていきました。
特にインド音楽とのステージでは、絵と音楽の即興対即興のやり取りが、ジャンルを越えてここまで体感できるのか?と思えるほど白熱する場面があり、今後の可能性を大きく感じました。

毎度の事ながら、自分で写真を撮っていませんでしたが皆がFBにupしてくれた写真を拝借し、夢の様に過ぎ去った4日間の流れを報告したいと思います。


初日にライブを行ったのは岐阜県各務原の空歩21。広い畳の多目的スペースにて。インド音楽演奏はサントゥール・安藤真也、タブラ・原口順


この日の絵は演奏されたサラスヴァティのラーガに呼応し、水の神様の絵になっていきました。


空歩21は玄米菜食のお店。ライブの後は店主せんちゃんの心のこもったご飯に舌鼓を打ちました。今回巡った4店舗では何処のお店でも美味しい食事を出してもらい、その辺もかなり幸せなツアーでした。


2日目は三重県四日市にある美味しいカレーのお店カリー河。マスターの築田さんのセンスが光るかっこいいお店です。


この日のライブは写真が沢山upされていたので、それらを構成してペインティングの流れを追ってご覧ください。


ガムラン音楽・グンデルワヤンの演奏はみーやんとイシダナオヤス。


二人の演奏で前半出来上がった絵がこちら。この後インド音楽の演奏で絵がさらに変化していきます。


インド音楽の演奏がスタートし画面に花びらが舞い降りて来ました。


蓮の花が開き......


女神様が登場....。


出来上がった絵は、富と幸運の神様ラクシュミー
蓮の花はツアー中何処かで描く事を何となく予想していたのですが、実は2日目で出て来たのは全くの想定外。この日のラーガを聴いた時に受けたインスピレーションがピンク色で、どうしても描かざる得ない状態になったのでしたが、演奏が終わった後サントゥール奏者の安藤さんのイメージと見事にシンクロしている事が判明。打ち上げでラーガ音律と色彩イメージに関係性、法則性があるのでは?という話が出て、この辺がツアー後半のコラボのテーマともなって行くのでした。


バリ音楽、グンデルワヤンみーやん&イシダナオヤス、インド音楽、サントゥール安藤真也、タブラ原口順、ライブペイント宮下昌也。2日目が終わりそれぞれのポジションも見えて来て、密度の高まりを見せながら、ツアーは後半へ突入.....。   
→to be continued.


宮下昌也と巡る悠久の旅