駒ヶ根のくらふてぃあで知り合った野州麻紙工房の大森さんを訪ねる機会に恵まれました。ちょうど大麻について勉強会を行っている自然王国のミツオ君と千葉県内の有志神主さんグループが、収穫期を迎える大森さんの大麻畑の見学に行くというので、同行させてもらうことになったのでした。
栃木県鹿沼市の大森さんの農園は江戸時代から続く大麻農家。8代目の芳紀さんは代々続く家業である神社などに納める精麻作り以外に麻紙を制作したり、カフェを運営したり、麻農家の新しい可能性を模索されています。お父さんで7代目の由久さんは日本麻振興会の理事長を務めるなど、絶滅寸前の日本の大麻産業の存続に尽力されています。
到着後、まずはカフェで一休み。古材を使って建てたオシャレなカフェで、麻生地のピザで昼食。内装の壁紙も照明も全部麻紙。
カフェの奥は、芳紀さんが制作している様々な麻グッズのギャラリー。
芳紀さんの紙漉工房も見学させてもらいました。
その後、お父さんの由久さんの案内で、収穫した大麻の加工場を見学。左に吊るしてあるのが、大麻の茎を火入れしてから醗酵の過程を経て作られた精麻。主に神事に使用。奥に積んである緑色のが醗酵の過程が無い干麻。こちらは畳を縫う糸に加工されるそうです。
皮を剥いだあとの茎を乾燥させたオガラ。
麻畑にも案内してもらいました。道の両脇に普通に広がる大麻畑。この光景を見ると、この作物が麻薬扱いを受けて、法律で規制の対象になっているとはとても思えません。
人の背丈より遥かに高く育った麻畑に立っていると、何とも清々しい気を感じます。田んぼの稲の隣に大麻が揺れているこの土地の光景はまさに日本の原風景なのでしょう。
繊維を取るため密集させて育てた麻に対し、こちらは種を取るために枝をのばして育てられた麻。それぞれの栽培方法の違いから、加工技術、麻と日本文化の精神性まで、由久さんの話は生涯大麻を育て続けて来た人だから語れる説得力に満ちていました。
ヘンプブランドの仕事で描く機会は増えているけど、実際に生えている光景は中々見ることが出来ない麻。今度はスケッチブックを携えて、じっくり描きに訪れたいと思いました。
栃木県鹿沼市の大森さんの農園は江戸時代から続く大麻農家。8代目の芳紀さんは代々続く家業である神社などに納める精麻作り以外に麻紙を制作したり、カフェを運営したり、麻農家の新しい可能性を模索されています。お父さんで7代目の由久さんは日本麻振興会の理事長を務めるなど、絶滅寸前の日本の大麻産業の存続に尽力されています。
到着後、まずはカフェで一休み。古材を使って建てたオシャレなカフェで、麻生地のピザで昼食。内装の壁紙も照明も全部麻紙。
カフェの奥は、芳紀さんが制作している様々な麻グッズのギャラリー。
芳紀さんの紙漉工房も見学させてもらいました。
その後、お父さんの由久さんの案内で、収穫した大麻の加工場を見学。左に吊るしてあるのが、大麻の茎を火入れしてから醗酵の過程を経て作られた精麻。主に神事に使用。奥に積んである緑色のが醗酵の過程が無い干麻。こちらは畳を縫う糸に加工されるそうです。
皮を剥いだあとの茎を乾燥させたオガラ。
麻畑にも案内してもらいました。道の両脇に普通に広がる大麻畑。この光景を見ると、この作物が麻薬扱いを受けて、法律で規制の対象になっているとはとても思えません。
人の背丈より遥かに高く育った麻畑に立っていると、何とも清々しい気を感じます。田んぼの稲の隣に大麻が揺れているこの土地の光景はまさに日本の原風景なのでしょう。
繊維を取るため密集させて育てた麻に対し、こちらは種を取るために枝をのばして育てられた麻。それぞれの栽培方法の違いから、加工技術、麻と日本文化の精神性まで、由久さんの話は生涯大麻を育て続けて来た人だから語れる説得力に満ちていました。
ヘンプブランドの仕事で描く機会は増えているけど、実際に生えている光景は中々見ることが出来ない麻。今度はスケッチブックを携えて、じっくり描きに訪れたいと思いました。