宮下昌也の近況報告    MASAYA MIYASHITA 's News

美術家・宮下昌也の展覧会、ライブペインティングなどの活動情報と
南房総、鴨川の日々の生活から最新情報を掲載しています。

山仕事納め

2010-12-30 | 地域生活
いよいよ暮れも押し迫ってきました。昨日は樵の朗が来てくれて、今年の山仕事納め。


大物の椎の木を見事狙い通りに切り倒した朗。これだけあれば、結構な薪が取れそう。あ、ついでにシイタケのほだ木も取っておこう。


すっかり主戦力となった翠君。たくましくなってお父ちゃんは嬉しい!


橙也君もお手伝い。山の仕事は子供から大人まで、誰もが手伝える仕事があるのが楽しい。


気持ち良く身体を動かした後に、みんなで食べるご飯。幸せです。


一日の成果。

風もやんで暖かい、穏やかな日でした。

松節の大師堂

2010-12-27 | 地域生活
我が家のあるさんかく山の北側、松節という集落に、弘法大師を祀った御堂があります。周りには民家も少なくひっそりとしていますが、かつては月に一度の縁日に出店がでる程人が集まっていたという所です。そして今でも毎月旧暦の21日に、金束のおばあちゃん達は歩いてお参りに行くという話を聞いて、一度はお参りしてみたいと思っていました。
ちょうど昨日は旧暦の21日にあたり、お隣のおばあちゃんに誘ってもらって、お参りの機会を得る事が出来ました。


金束の松郷集落の入り口に車を置かせてもらって、昔の街道を歩いていく事にしました。雨の日はタイヤが滑って車で登れない程の急な坂道ですが、ここはかつて江戸へ抜ける本街道だった道です。


坂道を上り切ると大山林道と合流する花立峠へでます。写真では光ってしまってますが、ここからの眺めは長狭平野の向こうに太平洋を望める絶景です。そしてここが安房と上総の国境。北へ下ると富津市です。


大師堂まで来ると、立派な幟旗がひるがえっていました。


ここが本堂。


賽銭箱に彫られた紋がかっこいい!


中では松節集落の人達がだるまストーブを焚いて語らっていました。参拝客が来るとお茶を出してもてなしてくれます。歩いてたどり着いた労をねぎらってもらった様で、とってもうれしい!


そしてここでサプライズ!この日お当番で接待してくれたご夫妻は、なんとこのブログの愛読者だった事が判明!いや~、どこで出会いがあるか分かりませんね。読んでますか~?今後もよろしくお願いします。


失礼して中を拝観させていただきました。右より弘法大師、不動明王、興教大師。大師堂なのに真ん中はお不動様でした。この地域は本当に不動信仰が盛んです。


最後に、こちらは車を置かせてもらった金束・松郷集落の大師様。山の上にあった御堂から集落の集会場に移されて祀られています。旧暦21日はこの様にあちこちで大師様の縁日が開かれているそうです。今では参拝客もほとんど来ず、やめてしまった集落もあるそうですが、こういった縁日は僕等の参加している「あわのわ」や「awnova」に似ていると思いました。

いわゆる移住組や新住民と呼ばれる人達は、この地で暮らす同じ様なライフスタイルの価値観を共有できるネットワークを広げるために、自分たちで作り上げたコミュニティカフェ&マーケットという集まりを続けて来ていますが、元々の地縁血縁を中心とした昔からのコミュニティにおいての意識共有は、こういった信仰行事を要に続いてきたのでしょう。まさに縁がつながる「縁日」な訳です。
この地縁血縁を中心としたコミュニティの中心は今や70代。そしてライフスタイルの価値観を中心にした新しいコミュニティの中心は30代。あいだ40年がそのまま戦後訪れた高度成長期、サラリーマン社会という事でしょう。物質的豊かさを求めて、元々生活と共にあったコミュニティを企業に献上しちゃった訳ですね。

いずれにしても、この地域では昔からのコミュニティもまだ充分に機能していて、そこから学べる事も多くあると感じています。今までいろいろな信仰行事に参加して素敵に思うのは、そのテンポ感かな。連綿と変わらぬ自然と同調した時間感覚。ついつい忘れてしまいがちです。

ブッシュ・ド・ノエル

2010-12-25 | 
皆さんよいクリスマスイブを過ごしましたか?
我が家は毎年、家族でクリスマスにちなんだ音楽を聴きながら夕食を食べる、シンプルな過ごし方です。


昼から台所ではクリスマスケーキ作り。今年は橙也君が張り切ってお手伝い。スポンジにぬっているジャムも学校帰りに彼が集めた冬苺で作ったジャム。去年からもうサンタクロースも来なくなったし、この日の過ごし方もだんだん変わって、子供達の成長を顧みる日でもあります。


我が家の定番クリスマスケーキ「ブッシュ・ド・ノエル」が完成。
これですっかりクリスマス気分です。

ゆっくり過ごせたイブの夜に感謝。今年も後わずかですね。

パヤカの壁画制作

2010-12-20 | 壁画・デザイン
13日から浜松のパヤカの新装オープンのための壁画制作に行ってきました。18日までの6日間、今でも目をつむると目の前に画面がでてきてしまう程、現場でカンズメになってず~っと描いていました。


この壁面の上の部分を360°壁画にしてしまおうという計画。幅は60cmくらいだけど全長が20mくらいあるのでかなり面積は広い。正面の壁に階段がついて、天井をぶち抜いた屋根裏もお店になる予定。


建物とのからみもいろいろ考えて、まずは西の壁面はこの梁が、ピースマークに見える様な夕日にしようという事で.....、


こうなって.......、


こう成る。


夕日の前の雲には実は動物が隠れています。龍の顔に見えるかな?


夕日からつながって北の壁面には富士山。


東の壁面に女神様(ラクシュミー)。


ラスタ大工のユウさん。この壁画制作は、パヤカのトオルさんと大工さん達とのコラボでもありました。4人の大工さんとご一緒しましたが内3人がドレッドロックというラスタ度の高い現場。グッドバイブレーションの中で仕事が出来、最高でした。


もう一人のラスタ大工、まっちゃん。階段の造作の最中。


お店の娘達も見学に来てくれました。みんなenishiのボアベスト着てました。流行ってるのね。


この岬の風景は、実はワニになっています。


森の中でブズーキを弾く男。モーフ?


麻畑。


ティピのある風景。

こんな感じでパヤカの理想郷を次々描いていきました。

このスペースは新年の1月3日から公開され、5、6日は休み。7日(金)には最後の仕上げをお店オープン中にライブで描き、8日(土)にはnew year special liveでゴローさんとライブペインティングすることに。

今年になって急激に接近しているパヤカとのおつき合い。年明けもまずは浜松行きという事に相成りました。

ポスター完成!

2010-12-11 | アーティストグッズ
写真家・清田一樹氏の撮影及び、鴨川のデザインオフィスkujikaによるグラフィックワークによって待望のポスターが完成しました。
人気の高い作品3点を取り上げ、質感まで伝わる原画に近い色合いで、紙も厚めでしっかりした質の高い出来上がりです!
今後展覧会や、出店、グッズを取り扱ってくれているお店等で販売していく予定ですが、まずは通販を受け付けます。

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?A2サイズ(420mm×594mm)

ポスターのみ  各¥2.000(送料込み)

作品タイトル、郵送先(〒番号、住所、氏名、電話番号)を明記の上mailにて
hoshimitei@gmail.com までご注文下さい。


P.01 「太陽の下で」


P.02 「生態系の環」


P.03 「空と大地の対話」


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額装タイプもあります。(ポスター用アートフレーム仕様)
こちらは各¥5.000、送料別です。(だいたい¥1.200程度かかります。)

プレゼントにも最適です!



P.01 「太陽の下で」


P.02 「生態系の環」


P.03 「空と大地の対話」

宮下昌也と巡る悠久の旅