宮下昌也の近況報告    MASAYA MIYASHITA 's News

美術家・宮下昌也の展覧会、ライブペインティングなどの活動情報と
南房総、鴨川の日々の生活から最新情報を掲載しています。

あわのネ2011

2011-08-28 | 地域生活
コヅカ・アートフェスでも活躍してくれた米原草太君主宰の音楽イベント「あわのネ2011」に行って来ました。今年で2回目。昨年はアートフェスと日程がかぶって行けませんでしたが、今回はアートフェスも終わり、ちょっとゆっくりしたいな、というナイスなタイミングの開催日。久々の休日モードで広子さんと2人で出かけて来ました。

会場の沖の島は、館山湾にある周囲1kmの小さな無人島。関東大震災の時隆起したという砂州で対岸とつながっていて歩いて渡れます。その抜群のロケーションに人々のクリエイティビティが散りばめられ、最高に楽しいワンダーランドが出来上がっていました!沢山の知人に会いましたが、どの顔もニコニコの素晴らしいベントでした!


会場に入って一番最初にある森ステージ。竹の造形が素晴らしい。手前のベンチも全て竹製。この周りにコヅカ・アートフェスティバルでも登場したオリジナル竹テントのクラフトマーケットが並んでいました。会場設営に地元の素材である竹を工夫を凝らして使っている光景は、イベント運営の姿勢を感じることが出来ます。


クラフトマーケットを過ぎてこんな道を歩いて行くと......


ぽっかり開いた広場に、隠れ家の様にシラハマアパートメントのブースがありました。専用のDJブースがあり、緑に囲まれた中でくつろげる気持ちいい空間。僕等がたどり着いたときは、残念ながら食べ物は全て完売。


沖の島は小さいけれど海あり森ありで、探索するだけでも楽しい場所。この小径はどこに行くのかな?


島の一番西にある海ステージ周辺。ここではおいしいタコライスとカレーにありつけて満足、満足.....。


ペインターも沢山いてワクワクします。見どころ満載です!


絵は「みんな違ってみんないい」が、最もシンプルに伝わる表現方法だと思います。


いろいろなタイプのペインターを見て、ライブペインティングという表現はこれから益々面白くなりそう!と実感。


夕暮れが訪れる時間、お目当てのマーレーズのライブが始まりました。


いいイベントには必ずやってくる祝福の瞬間。


盛り上がって来ました。


ライブが終わり対岸へ帰る砂州の上に、導く様に置かれた竹ランプ。其処かしこに感じられるクリエイティビティ。スタッフの方達の膨大な手作業によって作り上げられた魔法の様な一日。リスペクトあわのネ!


第7回 安房・平和のための美術展

2011-08-27 | 展覧会
昨日より、富浦の道の駅にある枇杷倶楽部ギャラリーにて「安房・平和のための美術展」が始まりました。


7回目になるこの展覧会、今年は60名を越える作家が出品しています。


展示会場の様子です。


平面、立体、工芸作品など幅広い展示内容となっています。


この展覧会では作品販売で得た収益の相当部分を、安房南高の活動を引き継いだウガンダ支援など、平和活動や環境保護活動を行っている団体に寄付し続けています。今年は3.11の被災者支援にも役立てたいと思っています。


僕の出品作品は会場の一番置くに描けられた布絵です。光が透けてきれいです。


支援先のウガンダのNGOから送られて来たお礼状と子供達の絵です。

9月4日(日)までam10:00~pm5:00開催されています。ぜひ足をお運び下さい。

コヅカ・アートフェスティバル:クロージングライブ

2011-08-17 | コヅカ・アートフェスティバル2011
コヅカ・アートフェスティバル2011、無事終了しました!
徒歩でしかたどり着けない悪条件にも関わらず、今年も多くの方にご来場いただき、感謝の念でいっぱいです。そして何より参加アーティスト達の素晴らしい活躍に、多くのリスペクトを送りたいと思います。
2回のアートフェスを通して「人と自然をアートでつなぐ」というコンセプトは、里山に目に見える結果を残し始めました。アート作品及びアーティスト自身が自然の中にあることで、人々が山の中に身を置く場所ができ、各々のエリアをつなぐ道ができ始めました。人と自然の間をつなぐ触媒としてアートが機能している光景を目の当たりにして、静かな感動で身が震える想いです。この山では里山整備は労働ではなく創作となっています。
人と自然が作ったこの山の300年の歴史の中で、1stアートフェスがひとつの点なら、今年もうひとつの点が穿たれたことで線になり、未来へつながる道筋が見えて来たと言ってもいいと思います。
来年もまたこの場所で、多くの方の笑顔に会えることを楽しみにしています。

最終日の様子をupします。


NPO法人「森の蘇り」展示会場にて代表・大西義治さんのレクチャーの様子。

そしてめちゃめちゃゴージャスな顔ぶれの、クロージングライブ。


トップバッター、Yae with monkbeat。ヒグラシの合唱とともに、Yaeちゃんの歌声はさらに深く.....。


2番手、コイケ龍一ひきいるズングーカ。刻々と闇が訪れる魔境の時間。


蝉の声に変わってあたりを包む虫たちの歌声の中を、彼らと会話する奈良大介さんの太鼓が会場を練り歩く。飛び入りゲストのソロ・ケイタも登場して大いに盛り上がりました。


闇の中赤々と燃える炎。僕等の文明の原点がここにある。


トリの「モーフの旅」。満月の青白い光が会場を照らしはじめる。7ヶ月を越える海外バスキングの旅から帰って来たRyujiのサウンドは、見事にまわりとの一体感を作り出す。そこにからむパヤカトールの絶妙なネイチャーサウンド。まさに森が喜んでいる!

「たった一度の瞬間を、君はどうやって笑うのさぁ~......!」

最後は奈良さん、コイケさんも加わったセッションタイムで、素晴らしいフィナーレ!
大調和の時間を作り上げたミュージシャン達に深く感謝します。

この日の様子を伝えているRyujiのブログも見てね。

コヅカ・アートフェスティバル:いよいよ最終日!

2011-08-14 | コヅカ・アートフェスティバル2011
いよいよ最終日です!アーティスト達も続々集まって来て、一段とにぎやかになって来ました。


ついにライブペインティングを始めたこまちだたまお。


ヘナアートのtarawaちゃんもライブペインティング。


青海文庫の自然化学実験。焚き火でフラスコの水を沸騰させてタービンをまわす火力発電の実験を行いましたが、水蒸気の出力が足りず、タービン回りませんでした。残念.....。ということは膨大な火力で発電した電気で暖房するということは、とても無駄が多い訳だな.....。


女性に人気の手作り石鹸、しゅるてぃ屋。ステージ近くで出店中。


TRIPTRACKS 関田裕明の展示も作品数が増えてパワーupしています。南米でおぼえて来たマクラメ編みのブレスレッドも販売しています。

コヅカ・アートフェスティバル:野外展示(中村岳/遠藤めい)

2011-08-13 | コヅカ・アートフェスティバル2011
アートフェスも残すところあと2日です。
今日13日(土)は14:00よりエドワード・レビンソンさんのギャラリートークがあります。撮影に使用したピンホールカメラもいくつか持って来てくれるそうです。楽しみです、お聴き逃しなく!


昨日はちっちゃい子たちが沢山来たので、森の家のバルコニーは保育園と化していました。

皆さんアートフェスの趣旨と立地条件を理解して、自然を楽しみ、歩いて会場に来ていただきありがとうございます。


歩いて登って来ると、バンブービレッジの看板の道を隔てて反対側に、中村岳さんの彫刻「遡及空間」があります。この作品が見えるとアートフェス会場に入ります。


次に見えるのが遠藤めいさんの作品。目立ちますね、これ。遠藤さんは普段アーティスト活動をしている方ではありませんが、昨年のアートフェスに感銘して「自分もぜひ出展したい!」と強いアピールを受けました。経歴よりも”やる気を”大切にして行きたいアートフェスです。


夜は友人のライブがすぐ近くのシュガーソルトcafeであるというので、会場が掃けてから滞在アーティストみんなで繰り出しました。ライブの最後は太鼓セッションに.....。浩平、クラベス叩いてノリノリの図です。

宮下昌也と巡る悠久の旅