宮下昌也の近況報告    MASAYA MIYASHITA 's News

美術家・宮下昌也の展覧会、ライブペインティングなどの活動情報と
南房総、鴨川の日々の生活から最新情報を掲載しています。

コヅカ・アートフェスティバル2014:ライブ情報

2014-07-19 | コヅカ・アートフェスティバル2014

先週より各方面に配送したプログラム、皆様のお手元に届いたでしょうか?
今年のコヅカ・アートフェスティバルでは、今までの様な大きな野外ライブは行わない事になりましたが、8/2(土)に森の家の中でアットホームなライブを開催します。

 

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完全予約制ライブ!!
モーフの旅 & 奈良大介 with宮下昌也

日時:8月2日(土)19:00~
会場:アートガーデン・コヅカ 森の家
food:あわわキッチン

料金:¥2.000(終了後、駐車場への送迎あり)
予約・お問い合わせ:080-5475-4931/hoshimitei@gmail.com(宮下)


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出演してくれる奈良さんとモーフは、コヅカに1回目から参加し続けてくれて、欠かせない存在。
今回は二人ともほぼPAを使わない、アコースティックなパフォーマンスを展開してくれる予定で、マニアックな向きは聴き逃せません。
もちろん僕もライブペインティングで加わります。
ゲスト作家のDEAD DYE・小上馬和宏さんが展示するギャラリースペースがステージになる予定ですが、小上馬さんも何やら目論んでくれているみたいなので、楽しみです。
ライブとしての規模は小さくしましたが、内容はかなり贅沢な展開になって来ています!

そしてこの夜、キッチンに入ってくれるのは中部地方で人気のヴェジタリアン&ヘンプ料理のあわわキッチン。
こちらは岐阜より千葉へ初上陸です!

こんなに贅沢な内容なのに、プログラムに限定25名!と書いたので皆さん遠慮しているのか、まだそれほど申し込みがありません。
このライブはアートフェスティバルとしてではなく僕が個人的にオーガナイズしているので、夜のライブで懸案材料だった送迎も僕自身が行うつもりでいるので25名と書きましたが、森の家はもっと入れます。ただ、来場人数は確認したいので、お手数ですが予約をお願いします。
特別な一夜になること請け合いのアコースティック・ライブ、どうぞお気軽にご予約、お問い合わせください!

 

 

 


そして7月27日(日)18:00~20:00には工房アルコスで入場無料ライブが開催されます!

ファーストコンタクトとタイトルされたこのライブ、エレクトリックミュージックという事以外詳細不明。ムリロさんのバーナーワークのパフォーマンスもある様ですが、どんなライブになるのでしょう?
お問い合わせは工房アルコス(080-4178-3132/ateliearcos@gmail.com)まで。



プログラムに記載されていませんがこの7/27(日)午後、アートガーデン・コヅカ会場内のバンブービレッジでは、たまっ子座(from東京都福生市)のライブもあるとか?

また、8月1~3日(金~日)詩人大島健夫による自作詩・物語の朗読 が森の家で行われますが時間は未定。

 さらに、8月2、3日(土、日)午後、森の家で行われるフラのワークショップの後、小林徹也君のオテモヤンズのゲリラライブも行われるらしいのですが、こちらも詳細不明なので当日をお楽しみに!

 

 


コヅカ・アートフェスティバル2014:宮下昌也の野外展示

2014-07-15 | コヅカ・アートフェスティバル2014

毎年恒例になったアートな小径の野外展示が完成しました。


パフォーマンス型ライブペインティングで描いた作品を自然の中に展示する、コヅカならではの展示空間です。
全部で16枚の絵を展示しています。

 


絵に沿ってこの道を登って行くと宮下昌也のオープンアトリエ展会場・星見亭。
新作からお蔵入りしていた作品まで小品を中心に展示、ワークショップ「森のモビール作り」「房州うちわに絵を描こう!」会場もこちらからが近道です。
でも山道ですので、足下に気をつけて登って来てください。

 


昨年暮れに大船の空屋でkohudaiとライブペインティングした絵。

 


4月にいすみ市のチャナリーフでラビットレコーズのインド音楽の演奏で描いた絵。
4~5月に掛けてのインド音楽とのツアーで描いたヒンドウの神々の絵も多数展示しています。

 


実はこの展示、西日が木漏れ日になって絵の上に落ちる夕方の時間がおすすめです。

 


この日この時だけ、絵と自然が織りなす不思議なコラボレーション。

 


コヅカ敷地内でも指折りの大樹の根方に飾ったクリシュナ神、光っちゃってます!

今年はもう一つ野外展示をしたいと思っています。
こちらも設置できたらupしますね。

 

 


コヅカ・アートフェスティバル2014:進む会場整備

2014-07-13 | コヅカ・アートフェスティバル2014

アートフェス初日まで2週間を切り、参加アーティスト以外にボランティアの方にも来ていただき、会場整備が進んでいます。


道の草刈りもだいたいメドがつき、風景が見えてきました。

 


野外ステージの周りも草刈り終了。
ステージでは7月26・27日(土・日)に劇団ストロボライツによる朗読劇が行われます。
ステージ奥でティピ(の様なモノ?)を作っているのはコーヒーくろねこ舎。お店になるらしいが、さてこの後どうなるのかな?



草刈りの後、夕方から白浜へ。
あわのネの草太君のウエディングフェスに行ってきました。
自分の結婚パーティーを野外フェスにしてしまうなんて!人生楽しんでますね!

お目当てはトリのズクナシの演奏だったんですが、カッコよかった~!

 


オマケ画像。
庭の甘草のつぼみをお浸しにしました。ちょっと茹ですぎた。


コヅカ・アートフェスティバル2014:早くも動き出したアーティストたち

2014-07-09 | コヅカ・アートフェスティバル2014

コヅカ・アートフェスティバル2014、開催初日まで20日を切りました。
只今事務局は出来上がったプログラムの発送作業に追われています。今週中につながりのある各お店などで、手に取ってもらえると思いますが、私の所にも送ってほしい!とのご要望ありましたらお知らせください。

さて、メイン会場コヅカの森ではぼちぼち会場整備の作業が始まっていますが、早くも森の中で動き出しているアーティストたちの様子をご報告します。

 


今回のフライヤー、プログラムの表紙の絵に描いた、コジマユウジの立体作品。森で集めた杉の枝を使って作られていて、コヅカの森を訪れる方たちに鳥籠と呼ばれ、親しまれています。
2月の大雪などで形が若干ひしゃげていたのですが、今年は補強されてさらに完成度が上がりました。
自然に巻き付いたカラスウリの蔓がいい感じです。

 


今年コジマさんはこの近くの大樹のそばに、さらなる基地作りを始めています。
ゆっくりとマイペースで、自然と向き合う作業を続けているコジマユウジの創る場に注目です。

 


野外ステージとバンブービレッジを結ぶ棚田跡部分の青海文庫ブース。
焚き火の煙が上がっているので見に行きましたが、藤村館長はどこにいるのかな?

 


いました!
切り倒された杉の倒木に登って、杉の枝を切り出す作業中。
切った枝を焚き火で焼いて、山道を整備するための杭を作っています。

 


焚き火で焼いて作った杭は先も尖るし、防腐効果もあるので一石二鳥。
アートフェス会場開拓のパイオニア・藤村館長ならではの、なるほど~!なアイディア。

青海文庫では7/26(土)~30(水)、8/2、3(土、日)に自分でおこした火でトーストを焼く焚き火のワークショップを行いますが、7/30(水)には、丸ごと1羽のローストチキンを作るそうです!
人出の少ない平日に狙いを合わせた、かなり美味し~ワークショップになりそうですので、こちらも要チェック!
事前予約をする方は slws0470@gmail.com 藤村館長まで。


報告:日本麻フェスティバルでの展示&ワークショップ

2014-07-01 | ワークショップ

栃木県鹿沼市で開催された第3回日本麻フェスティバで、野州麻紙工房・大森さんのカフェギャラリー納屋にて展示とワークショップを行ってきました。

江戸時代から続く大麻農家が15件集中してある永野地区のコミュニティセンターや小学校体育館で、麻に関しての講演や展示などが行われ、ギャラリーにも多くの人が訪れるこの時に合わせ、大森さんがセッティングしてくれた今回の展示とワークショップ、本当に沢山の方との出会いがありました。

 


古材を使い、壁紙は自分で漉いた麻紙を使用したギャラリー納屋。照明も全て大森さんの作品です。

 


開放的な広い空間。フェスティバ中は沢山のお客様で賑わいました。

 


麻紙の壁に絵が映えます。

 


奥は野州麻紙工房の常設ギャラリー。



麻紙の他、大麻繊維など種から育て、手を掛けて作られた製品の数々が展示されています。

 


今回の僕の目玉はこれです!
大森さんの育てた麻のオガラで作るヒンメリのワークショップ。
以前「オガラで何か出来ないでしょうかね.....?」と問いかけられてからずっと考えていたワークショップですが、試作を重ね今回初公開です!
ヒンメリは麦わらで作るフィンランドの伝統装飾品ですが、それを繊維を剥いだ後の大麻の茎を乾燥させたオガラで作る事で、麻に触れる機会を作り、理解を深めてもらうためのワークショップです。

 


ギャラリー二階のちょっと屋根裏部屋っぽい、居心地のいい桟敷スペースで終日受け付けていましたが、途切れる事無く受講者が訪れてくれました。
制作時間30分~1時間程度のワークショップとして設定しましたが、もっと複雑なものが作りたいと2時間かけて作って行った方もいました。

 


親子連れのお客様も多く、子供たちが楽しんでもらえる空間を作れた事が嬉しかったです。
近隣の農家のファミリーの方が、オガラのことををオンガラと呼んでいて、そう言った方言の事や、以前は実家でも育てていた事などを伺いました。

麻フェスティバルには農業、食品、ファッション業界の関係者、アーティスト、それから神道関係の方たちなど、若者から年配の方まで本当に色んな人が来ていて、麻に対して様々な方面から高い関心が寄せられている事を肌で感じました。
そう言った方達とワークショップの合間に様々な情報交換もでき、興味深い話も多かったです。

 


今年この地区の大麻は例年以上の出来らしく、このまま順調にいけば豊作とのこと。でも収穫前に数時間の雹で畑が全滅した経験もある、と大森さん。

 


社会システムが複雑すぎて大元が理解しづらい世の中ですが、日々の生活の中で僕らが手にする物は、人の手を経て大地から生まれた物である事を、栽培地で生産された作物を使ってのワークショップで感じてもらえたのでは?と思っています。
縄文時代の遺跡から利用の痕跡が発見されている、日本古来の栽培植物である麻の良さ、歴史を理解する事は、物つくりの原点、基本を理解する事につながる、と感じています。



 

 

 

 


宮下昌也と巡る悠久の旅