5月30日、FBIとIC3(Internet Crime Complaint Center)は詐欺行為や犠牲者のPCを機能損傷させるためにオンライン写真共有プログラムを使用するサイバー犯の増加を認めた旨リリースした。これらの犯人はオンラインによる車の広告を謳っているが、そこでは写真は提供しない。閲覧者からの要求に応じて写真を送るのであるが、そのEメールに添付される写真やそこで誘導されるオンライン写真ギャラリーの写真は被害者のPCにウィルスを感染させる目的そのものである。
今回のブログは、やや具体性にかけるし従来から言われていることであるが、今回FBIが警告した内容の概要および被害に合わないためのヒント項目を簡単に紹介する。
1.犯罪手口
FBIは犯罪手口につき次のとおり説明している。
これら写真は被害者のコンピュータを感染させウイルスソフトを含み、それらは被害者が初めに見た本物サイトに極めて似せて見える「偽ウェブサイト」に導くのである。サイバー犯罪者はこれらの偽ウェブサイト(「テクニカル・サポート」や「ライブチャット・サポート」またはお勧めする「エスクロー・サービス」(注) 等を含むこれらの偽ウェブサイトのすべての局面を機能させる。被害者が購入の同意し、支払いをなした後、犯罪者は突然応答を停止する。このため犠牲者はいかなる商品も受け取ることはないのである。
2.これらの犯罪の被害者とならないためのヒント
FBIは、オンラインでの購入行為時において消費者自身が自ら守るため、次のようないくつかのヒントを提示している。
①もし、あなたがオークションサイトにいて一旦はオークションに負けて、かつ売り手が後から最初のオークションの入札者が不成立に終わったと通知してきたときは要注意である。
②オンラインで購入するとき、そのウェブサイトが本当に安全で認証されたものであるかにつき確認してください。よく知られた実績のある「エスクロー・サービス」のみ利用すべきである。
③当該自動車のディーラーが本物か、またどのくらいの年数の販売業務を行ってきた実績があるかきちんと調べてください。
④あなたが買いたいと思うアイテムの値段が極めて廉価であると感じたときは要注意です。そのアイテムはおそらく詐欺商品です。
⑤あなたのコンピュータにダウンロードするとき、必ず当該ファイルをセキュリティソフトでスキャンしてください。
⑥あなたのコンピュータのソフトウェア(OSを含む)は、最新パッチでアップデートしておいてください。
⑦あなたが利用するアンチウィルスソフトとファイヤーウォールが有効であるか確認してください。
いる。
(注) エスクロー・サービス:物の受け渡しと代金の支払いを売り主と買い主が直接行うのではなく、第三者を介して行う第三者預託制度によるサービスのこと。当事者同士が直接やり取りを行うのに比べると、公平性・確実性が増す。
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