ねこなんて大っ嫌い

ってずっと思ってたのに。
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母かずえ 大腸ガン退院・施設再入所

2019-08-07 05:55:55 | 母 かずえ
6月15日、施設からの連絡で、嘔吐・発熱・腹痛の症状が出ていた母を病院へ。腸閉塞の疑い・・・と言われ、そのまま入院。その後かなり進んだ大腸ガンが発覚。高齢のため、手術が出来ないのかと思いきや、主治医に「若い方の心臓並み」と言われた89歳母かずえ、無事に手術も終え、一昨日退院することが出来ました。


入院当初から、せん妄に悩まされましたが、程度の差こそあれ、それは最後まで続きました。夢と現実の区別が全くつかず、時には話し掛けても返事がなかったり、表情の変化も乏しいこと著しい。これは以前脳梗塞で入院した際と、酷似していました。


ここ2ヶ月、術後経過の報告等、何度も連絡を入れていた、これまで数年間お世話になっていた老健で「退院のタイミングを教えて貰えれば、何とか空きを作ります」と言って頂き、それは本当に心強く有難いことでした。



一昨日午前9時半に病院へ行き、退院の手続きを取った後、施設へと向かいました。玄関で母を待ってくださっていた職員の皆さんが、まるで身内と再会したかのように、皆さん笑顔で「お帰りなさい、かずえさん。心配してたよー、元気そうで良かったよー」と大歓迎してくださいました。



色んなことを忘れてしまった母ですが、皆さんのお顔を見た瞬間、くしゃっと顔を歪め「覚えとる、覚えとるよ・・・」と、あとは言葉にならず、うれし涙を流していました。



あぁ、やっとここへ連れて帰ることが出来た。こちらの施設の職員さんは、例外なく皆さんが、入所者をひとりの人間として、尊重してくださいます。面会に来る家族には「面会に来てくださって、ありがとうございます」という姿勢です。これは、入所者の傍らに、自らが立つという意識を持っているからだと思います。



定期的に来所して、入所者の健康状態を診てくださるお医者様と面談もしました。名前や生年月日、後ろに座っている私が誰か、その横にいる娘が誰か、そしてその名前。全部答えることが出来ました。「今日は何月何日ですか?」の質問に「1月の・・・日にちは分かりません」これだけは皆で爆笑しました。うんうん、いいんだよ。日にちが分からないのは仕方ない。夏か冬かくらいは、分かって欲しかったけどね~



その後、デイルームで手拍子を取りながら、歌を歌ったりしましたが、それでもやっぱり表情はこれまでの母とは全然違います。

「どうしたの?何考えてるの?」と聞くと
「あの人たち、顔は覚えとるけど、名前が出て来んのよ」とデイルームの入所者さんを見て考え込んでいるようでした。

「お婆ちゃん!サンバちゃんの名前もまだ覚えてくれないのに、それであの人たちの名前覚えてたら、それはそれでガッカリだわ!」と娘に言われ苦笑い。どうやらカタカナ響きの名前は覚えられないらしい


「今度の面会日には、ほんの少しでも、いつものかずえさんに戻っていて貰えるよう、私たち力を合わせてがんばります!」とケアマネージャーさんに力強いお言葉を頂き、そのお気持ちが嬉しくて、ただただ、頭を下げ続けました。

母のことで沢山のご心配をお掛けし、その上温かいお言葉を掛けてくださった皆様に、心よりお礼を申し上げます。

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8月30日まで続きます。ご支援・拡散にご協力くださった皆様
ありがとうございます 引き続き、どうかよろしくお願い致します!

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