物心ついた頃から、母は私にこう教えた。
「くさい、と思ったら、鼻詰まらしなさい」
鼻を詰まらせる…というのは、口中の、口と鼻が
繋がっている部分を閉じ、臭いを遮断するということ。
もっと分かりやすく言うと、鼻で息を吸ったり吐いたり
しないで、口だけで呼吸をするということです。
それは口腔呼吸というもので、健康上あまり良いことでは
ありませんが、それをすると確かに
においは入ってきません。
幼い頃から、それが当たり前だと思ってきた私。
くさい時、人はみんなそうやって
「鼻を詰まらせている」のだと思っていました。
友「あ、なんかくさい!」
私「鼻詰まらせたらええやん」
友「なんねそれ?鼻詰まらせるてどうするん?」
私「え?知らんのん?」
その頃にはもう、くさいにおいをまともに嗅いだことが
なかったため、一瞬でも臭いを嗅いでしまうと、
耐え切れず、嘔吐することもありました。
おまけに生まれつき「犬並み」と言われるほど
鼻がいい私。
二十歳の頃、母が信仰していた宗教の行事に
出席したことがありました。
数千人の参加者にお弁当が配られたのですが、蓋をして
膝に置いたお弁当から、おかずの傷んだ臭いがしてきました。
急きょお弁当は回収され、代わりにパンが配られました。
先日娘の家に行った時、婿のアジちゃんが冷蔵庫から
飲み物を取り出しました。
扉を閉めた時にふわっと匂いが。
「アジちゃん、カニのお料理したの?」と聞くと
アジズは目を真ん丸にしてビックリ!
「どうしてままはそれを知ってる?その料理はもう
冷蔵庫には入ってないよ。カニのことどうして
分かったの?」
その日の朝にはカニの料理は食べてしまったらしいのですが
その残り香も私の鼻は察知します。
鼻が利く利かないとは関係ありませんが
幼い頃「鼻を詰まらせなさい」と言われずに
少しでもにおいに慣れることが出来たならば、
嘔吐するようなことには
ならなかったのでは…と思います。
勿論、母は良かれと思って教えてくれたことだとは
思うのですが。
もし自分にいつか子供が出来たとしたら
「鼻を詰まらせなさい」と言うのはやめよう。
慣れというのは、想像以上に自分にとって
強い味方となってくれることを知っているから。
娘も息子も、私のように、においに反応して
嘔吐するようなことはありません。
それは当たり前のことのように思いますが、
私にとっては、今現在も抱えている問題です。
そんな私が、よくぞ3ヶ月以上も、香水プンプンの
アフリカンメンズと、一つ屋根の下で暮らせたと
自分でも驚きです。
いや、あれね、2週間って言ったからね、最初はね。笑
遂にダイニングでご飯が食べられなくなってしまった私。
においの壁は想像の100万倍厚かった!!
4月25日から始まった「ホームステイだと思えばいいのだ」生活。
8月8日、娘婿アジちゃんの弟、ポとの106日間の同居生活は
終止符を打ちました。
荷物を運び出した後、娘婿のアジズが
「まま、本当にありがとうございました。
いっぱい我慢させてごめんなさい。
これからは、ままはずっとずっと幸せに暮らして欲しいです」
と言ってくれました。
ポも「ままにはありがとうしかありません。
本当に、本当にありがとうございました」と。
私が、強い香水のにおいがこれほど苦手でなければ、
そこまで追い詰められなかったのかもしれません。
ですが、如何せんこればかりはどうしようもありません。
常に「鼻を詰まらせる」ことがこんなにしんどいなんて
結局、英語が上達することもなく、無意味に終わってしまった
「ホームステイだと思えばいいのだ」生活でしたが、
今はポンちゃんとの二人生活を取り戻して
正直、ホッとしている私です。
「くさい、と思ったら、鼻詰まらしなさい」
鼻を詰まらせる…というのは、口中の、口と鼻が
繋がっている部分を閉じ、臭いを遮断するということ。
(画像お借りしました)
もっと分かりやすく言うと、鼻で息を吸ったり吐いたり
しないで、口だけで呼吸をするということです。
それは口腔呼吸というもので、健康上あまり良いことでは
ありませんが、それをすると確かに
においは入ってきません。
幼い頃から、それが当たり前だと思ってきた私。
くさい時、人はみんなそうやって
「鼻を詰まらせている」のだと思っていました。
友「あ、なんかくさい!」
私「鼻詰まらせたらええやん」
友「なんねそれ?鼻詰まらせるてどうするん?」
私「え?知らんのん?」
その頃にはもう、くさいにおいをまともに嗅いだことが
なかったため、一瞬でも臭いを嗅いでしまうと、
耐え切れず、嘔吐することもありました。
おまけに生まれつき「犬並み」と言われるほど
鼻がいい私。
二十歳の頃、母が信仰していた宗教の行事に
出席したことがありました。
数千人の参加者にお弁当が配られたのですが、蓋をして
膝に置いたお弁当から、おかずの傷んだ臭いがしてきました。
急きょお弁当は回収され、代わりにパンが配られました。
先日娘の家に行った時、婿のアジちゃんが冷蔵庫から
飲み物を取り出しました。
扉を閉めた時にふわっと匂いが。
「アジちゃん、カニのお料理したの?」と聞くと
アジズは目を真ん丸にしてビックリ!
「どうしてままはそれを知ってる?その料理はもう
冷蔵庫には入ってないよ。カニのことどうして
分かったの?」
その日の朝にはカニの料理は食べてしまったらしいのですが
その残り香も私の鼻は察知します。
鼻が利く利かないとは関係ありませんが
幼い頃「鼻を詰まらせなさい」と言われずに
少しでもにおいに慣れることが出来たならば、
嘔吐するようなことには
ならなかったのでは…と思います。
勿論、母は良かれと思って教えてくれたことだとは
思うのですが。
もし自分にいつか子供が出来たとしたら
「鼻を詰まらせなさい」と言うのはやめよう。
慣れというのは、想像以上に自分にとって
強い味方となってくれることを知っているから。
娘も息子も、私のように、においに反応して
嘔吐するようなことはありません。
それは当たり前のことのように思いますが、
私にとっては、今現在も抱えている問題です。
そんな私が、よくぞ3ヶ月以上も、香水プンプンの
アフリカンメンズと、一つ屋根の下で暮らせたと
自分でも驚きです。
いや、あれね、2週間って言ったからね、最初はね。笑
遂にダイニングでご飯が食べられなくなってしまった私。
においの壁は想像の100万倍厚かった!!
4月25日から始まった「ホームステイだと思えばいいのだ」生活。
8月8日、娘婿アジちゃんの弟、ポとの106日間の同居生活は
終止符を打ちました。
荷物を運び出した後、娘婿のアジズが
「まま、本当にありがとうございました。
いっぱい我慢させてごめんなさい。
これからは、ままはずっとずっと幸せに暮らして欲しいです」
と言ってくれました。
ポも「ままにはありがとうしかありません。
本当に、本当にありがとうございました」と。
私が、強い香水のにおいがこれほど苦手でなければ、
そこまで追い詰められなかったのかもしれません。
ですが、如何せんこればかりはどうしようもありません。
常に「鼻を詰まらせる」ことがこんなにしんどいなんて
結局、英語が上達することもなく、無意味に終わってしまった
「ホームステイだと思えばいいのだ」生活でしたが、
今はポンちゃんとの二人生活を取り戻して
正直、ホッとしている私です。
只今、娘夫婦のクラウドファンディング、プロジェクト公開中
8月30日まで続きます。ご支援・拡散にご協力くださった皆様
ありがとうございます 引き続き、どうかよろしくお願い致します!
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ありがとうございます 引き続き、どうかよろしくお願い致します!
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