こちら、エインズレイ エリザベスローズのピンク
私が今まで出会ったバラ柄カップの中で一番好きな絵です
本日の画像、全てお借りしました
私が今まで出会ったバラ柄カップの中で一番好きな絵です
本日の画像、全てお借りしました
今から30年くらい前、第一夫と離婚し、京都から千葉へと移住。
幼子二人を抱えて懸命に働いていた30代半ば頃の話です。
ここ最近、酷く体調が悪い・・・近くの開業医で診て貰ったら、
腸にガスがたまっているのかも・・・と言われました。
ゴールデンウィークの少し前で、どうやら医院の慰安旅行で
この休みは皆さんでグァムだかハワイだか、海外へ行くらしい。
えーー?そんなに浮かれちゃってて、大丈夫~?
と、思う程に、診察は気もそぞろで行われました。
ですが一応、念のためにと血液検査をして貰いました。
小さな医院ですから検査結果はゴールデンウィーク明け。
ところが日に日に具合は悪くなるばかり。
結局、その数日後、親友Cさんに無理やり職場近くの
クリニックへ連れて行かれ、
その場で医師に「黄疸が出てますよ!」と言われて
大学病院へ緊急搬送となりました。
まさにゴールデンウィーク突入の前日のことでした。
原因不明のウイルス性肝炎とのことで、
入院時のGOTが、正常値30に対して私の値は2,700。
「子供が小さいので、入院はちょっと・・・」と無知な私が渋ると
大学病院の教授先生が
「まぁこのまま帰っても僕は構わないですけど、あなたそうすると
割とすぐに死にますよ」と言われました。構わんのんかーい
治療といっても、肝臓病の場合、とにかく安静にしていることが
一番らしく、ベッド上で座ることも禁止され
ただただ横になって過ごすこと数十日。
もちろん、食事も寝たままとります。
その間大学病院ですから、あらゆる検査をしましたが、
やはり原因不明。こういう場合、肝生検をしたらどうかって
言われるんですよ。何かしらが分かるかもしれないから。
で、結局お腹の2カ所に小さな穴をあけて、肝細胞を
取り出すという、手術をしてもらうことに。
手術は無事に終わりましたが、結局それで原因がわかるという
こともなく、心情的には「切り損的手術」となりました。
ゴールデンウィーク前に、無理やり私を病院に連れて行ってくれた
親友Cさんは、毎日お見舞いに来てくれました。

手術の翌日、チョコレートケーキを持ってきてくれた時のこと。

私と自分の分のケーキを用意してくれ、食べ始めました。
しばらくすると
「やだもう~〇〇ちゃん!こんなところにチョコレートケーキ
こぼしちゃって~!子供か!」とか言いながら
私の胸元をいきなり指でつまんだ。
「ち、ちがう・・・そ、それは、それは・・・、チョコではなくて、
あたしのチ〇ビ・・・」
いや痛いの。痛いから、絶対に笑いたくないの。
でも笑いを堪えることなんか出来やしない。
縫ったばかりの傷口が、開くかと思いました。
小さな傷と言っても、
術後はちょっと動くだけでも傷口、相当痛むんですよ。

しかもその時のパジャマ、数日前に彼女が買ってきてくれた
シルクっぽい、白地にバラの花柄の、ちょっとシースルーな
とっても素敵なパジャマ。
エインズレイのエリザベスローズに極似のパジャマ。だからやないんかい!
パジャマもケーキも、彼女の心づくしのお見舞いでしたけど
「全部お前かいっ!」って突っ込んでも、
バチ当たんないですよね?
チ〇ビとチョコを間違えてつまんだ挙句、笑い転げる見舞客。
なにかしらのバチ当たれ!って思っちゃいますよね?
まぁそうは言っても、あのままゴールデンウィークを迎えていたら
私は死んでいたかもしれなかった訳で
彼女は私の命の恩人な訳です。
いきなり人のチ〇ビつまんで笑い転げても、
そのせいで傷口がパックリ開いたとしても、
命の恩人であることに変わりはない。
言いたくないけど、
あの時はありがとう、親友Cさん。
そして、入院期間中、朝晩立ちこぎで自転車かっ飛ばして
毎日家まで通って子供たちの面倒をみてくれた
もこちんも、ついでみたいでごめん、ありがとう

ポチ、ありがとうございました~

ホームページでウチの子グッズ販売中!