仕事を辞めるのを止めた後輩 その後

すっかり日が短くなってきましたね。最近では、社を出たら、外はもう真っ暗です。

以前「仕事を辞める」と言っていた後輩という記事でお話させて頂いた後輩Tくんのその後。

最初の内こそ、心機一転、元気に仕事に精出していたようでしたが、しばらくすると、いつもの笑顔が余り見られなくなりました。

こりゃ～ヤバい。もたもたしちゃった！と慌てて上司に掛け合って、定期的に私の部署に仕事をしに来るようなったある日。

「今日はデータ、完璧に出来たと思います」

「おいおい、そんなこと言って大丈夫なんだろうなぁ？」

「はい、多分大丈夫だと思います」

「よ～し、そんじゃ、もしミスがあったら、罰ゲームね。どんなのがいい？ほれ、リクエストしてみ」笑

「え～？それって、ミスする前提の話になってますよね？罰ゲームとか、めっちゃ怖い」


とまぁそんなやり取りのあと、入念にチェックしてみると、ミスが3か所も。ばっかもぉ～ん！！


彼、確かに仕事は速い。ところが物静かなくせに、せっかちな性格が災いしてか、正確性に欠けるところがあります。


「はいっ、じゃぁこれ、この後夕方まで、つけっぱなしで仕事するように！」と言いつつ、ポストイットを鼻水の形にカットして、鼻の下に貼ってやりました。


みんな爆笑 意外にも、本人が一番楽しそうで、それを見ていた他3名、更に笑いの渦に

仕事はちゃんとやんなきゃだよ。
けどね、どうせやるなら、楽しくやんなきゃー勿体ない。
人間笑ってなんぼのもんよ。


それにしてもねぇ、クリックが速すぎるんだよ。ちゃんと考えてからするんだよー。一体何と戦ってんだ？ってくらい急いでるよね？いくら仕事が速くても、正確性に欠けるんじゃ、何の価値もない。少しくらい時間が掛かってもいいから、正確な仕事しなきゃ、仲間に入れてやんないよ。笑


一応彼には承諾をとりましたよ。「ねぇ、鼻水垂らした写真、目のところ隠すから、ネットに上げていい？」と。

「はぁ、まぁ、顔全部出さないなら、いいですよ」

しめしめ。まさか私がブログをやってるなんて思わないから、こんな記事になってるとは･･･ね でもちゃんと承諾貰ったからね。

ま、彼がここを見ることは無いので、いらぬ心配ですが。笑

そんなTくん、笑顔を取り戻した途端に「実は僕の隣のTさんが、やっぱり仕事辞めたいって言ってるんですけど･･･。〇〇さん、何とかなりませんか？」

ってこらー！あたしゃよろず相談屋か！言い回しが、もはや江戸！

うん、でもまぁそうだよね。
私が考える嘱託社員の使命って「良い人材を育てて残すこと」
会社に恩返しをするなら、それが一番だものね。

「わかった、今度Tさんと話をしてみるよ」という訳で、またひとつ大きな荷物、抱えました。

頼りにして貰える内が華ならば～
そりゃもう、がんばるっきゃないよね。
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