ねこなんて大っ嫌い

ってずっと思ってたのに。
死にそうな子ねことの出会いが生きる力を与えてくれました。
バツ2でも結構幸せにやってます!

母かずえ 命の灯

2024-10-21 05:55:55 | 母 かずえ
旅に出たとて観光地巡りをするでもない私に、良い写真が撮れる訳もなく、成田山公園、紅葉の風景写真をお借りしました。

この夏を何とか乗り越えて、穏やかに過ごしてきた母かずえ。

今月初めに「コロナ患者が複数出ました」との施設からの連絡。それでも母は罹患することなく、胸を撫で下していたある日、また施設から連絡が。

「15日の夜から38℃の熱が出まして。コロナの検査をしても陰性なのですが、嚥下が難しくなったので、一旦お食事は中止とさせて頂いています」

その後熱は下がったものの、ゼリー状の食べ物を口に入れても口の中に溜まる一方で、飲み込むことは出来なかったそうです。

19日朝「もしおいでになれるなら、お母様にお会いになった方が良いかと思います」といつも親身にお世話をしてくださる担当のFさんから電話がありました。

兄夫婦にも知らせ、その日たまたま施設に着いた時間が兄夫婦と一緒だったので、みんなで母の部屋へ。

「もう今日で5日間、何も召し上がっていません。むくんでいた手足の水分は、すっかり体内に吸収されたようで。むくみがなくなったのは良いのですが、やはり人間食べなければどんどん体力が落ちます」その説明の通り、母の手足は骨と皮だけになっていました。

ただその表情はとても穏やかで、いつものように眉間にシワは寄っておらず、スヤスヤと眠っていました。

食べることが大好きだった母が、5日間も食べていないなんて、可哀相で堪りませんでした。

「お母さん、もうね、これまでいっぱいがんばってきたじゃんね。もうね、がんばらなくて良いんだよ。そのままスーッと眠ってしまって良いんだよ」

思わずそんな言葉がこぼれました。

腕の皮が薄くなっていて、点滴の針さえ刺せない母。

担当のFさんに「面会は毎日でも構いません。来られる時は、いつでも来てください」と言われ、あぁそうなのか、母の命の灯は消えかかっているのだな・・・とぼんやり思いました。

仕事休みの今日も、これから面会に行って来ます。


何度行っても満足することはないのだろうけど
出来る限り、母のそばにいたいと思うのです。
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