もう紫陽花の季節は終わってしまいましたが、折角親友Cさんが送って来てくれた写真なので、出しちゃいますね。
先週の木曜日、母がお世話になっている特養から、突然電話が掛かって来ました。
「実はここ数日、かずえさんの口が閉じなくなってしまいまして。先週面会に来られた時は、まだ大丈夫でしたよね?」
日曜日に面会に訪れたばかりだったので、その一報に驚きました。この写真は日曜日の様子。最近は感染予防対策も少し緩み、施設の中に入ることが出来るようになりました。思えば2021年3月に入所してから丸3年以上、コロナの感染対策で一歩も中に入れて貰ったことがありませんでした。
「お食事は召し上がるのですが、口が閉じないため、隙間からこぼれ出てしまいます。そのため今後はかずえさんの負担を減らす為、半分食にして、残りは栄養剤で補おうかと思っているのですが、宜しいでしょうか?」
「えぇえぇ、勿論です。母にとって一番だと思ってくださることを、是非やって頂きたいです」
「それで・・・ちょっと申し上げにくいのですが、こういう状態になると、そろそろ『お見送り』の体制に入らせて頂くことをご理解頂きたくて。勿論病院に移られることをご希望であればそう致しますが、かずえさんのご負担を考えると、このまま当施設でお過ごしになられる方が良いのではないかと、私どもは思っているんです」
病院に移ると言っても、母かずえは94歳でありながら、何の病気にも掛かっていません。直近の健康診断の結果も、全て数値は基準内で正常値。私の方が余程不健康です。ただ、入所した時この施設では、確か『お見送り』は行っていなかったはず。でも施設長さんが、将来的にはご病気ではない入所者さんをキチンと見送れるシステムを作りたいと仰っていた。きっと実現されたんですね。
「とにかく入所者さんが快適に過ごされるために、苦痛を取り除くことを1番に考えます。そして出来るだけゆったりとした気持ちで過ごして頂く。かずえさん、ご病気は無いのですが、最近上半身の血流が悪くなっていて、両腕が少しむくんでいます。それはもう、老いによるものだと、医師も判断しています」
この日面会時間は20分。その間一度も会話らしい会話は出来なかった。最近はもう、意識もハッキリしていないのです。この日母の足や肩など、身体の一部をずっとさすりながら、語り掛けました。
「お母さん、しんどい?どこか痛いとこある?生きてるのがしんどかったら、もう無理しなくていいんだよ。一緒に暮らしてる時、優しい娘じゃなかったあたしを許してくれる?ごめんね、親孝行な娘になれなくて」無反応な母に、ずっと語り掛けていました。
若い頃から健康オタクで、生涯それを貫いたかずえさん。貴女は自分の母ながら、本当に立派だったと今は心から尊敬しているよ。
こんなに急に『お見送り』の時を迎えるなんて。余りにも突然で、ショックが大きかった。いや、でも誰にでもそんな時は来るんだ。そう思ってこれからは残された時間を、出来るだけ母に会いに行くために使っていこうと思っています。
先週の木曜日、母がお世話になっている特養から、突然電話が掛かって来ました。
「実はここ数日、かずえさんの口が閉じなくなってしまいまして。先週面会に来られた時は、まだ大丈夫でしたよね?」
日曜日に面会に訪れたばかりだったので、その一報に驚きました。この写真は日曜日の様子。最近は感染予防対策も少し緩み、施設の中に入ることが出来るようになりました。思えば2021年3月に入所してから丸3年以上、コロナの感染対策で一歩も中に入れて貰ったことがありませんでした。
「お食事は召し上がるのですが、口が閉じないため、隙間からこぼれ出てしまいます。そのため今後はかずえさんの負担を減らす為、半分食にして、残りは栄養剤で補おうかと思っているのですが、宜しいでしょうか?」
「えぇえぇ、勿論です。母にとって一番だと思ってくださることを、是非やって頂きたいです」
「それで・・・ちょっと申し上げにくいのですが、こういう状態になると、そろそろ『お見送り』の体制に入らせて頂くことをご理解頂きたくて。勿論病院に移られることをご希望であればそう致しますが、かずえさんのご負担を考えると、このまま当施設でお過ごしになられる方が良いのではないかと、私どもは思っているんです」
病院に移ると言っても、母かずえは94歳でありながら、何の病気にも掛かっていません。直近の健康診断の結果も、全て数値は基準内で正常値。私の方が余程不健康です。ただ、入所した時この施設では、確か『お見送り』は行っていなかったはず。でも施設長さんが、将来的にはご病気ではない入所者さんをキチンと見送れるシステムを作りたいと仰っていた。きっと実現されたんですね。
「とにかく入所者さんが快適に過ごされるために、苦痛を取り除くことを1番に考えます。そして出来るだけゆったりとした気持ちで過ごして頂く。かずえさん、ご病気は無いのですが、最近上半身の血流が悪くなっていて、両腕が少しむくんでいます。それはもう、老いによるものだと、医師も判断しています」
この日面会時間は20分。その間一度も会話らしい会話は出来なかった。最近はもう、意識もハッキリしていないのです。この日母の足や肩など、身体の一部をずっとさすりながら、語り掛けました。
「お母さん、しんどい?どこか痛いとこある?生きてるのがしんどかったら、もう無理しなくていいんだよ。一緒に暮らしてる時、優しい娘じゃなかったあたしを許してくれる?ごめんね、親孝行な娘になれなくて」無反応な母に、ずっと語り掛けていました。
若い頃から健康オタクで、生涯それを貫いたかずえさん。貴女は自分の母ながら、本当に立派だったと今は心から尊敬しているよ。
こんなに急に『お見送り』の時を迎えるなんて。余りにも突然で、ショックが大きかった。いや、でも誰にでもそんな時は来るんだ。そう思ってこれからは残された時間を、出来るだけ母に会いに行くために使っていこうと思っています。
ポチ、ありがとうございました~
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ご心配ですね
経口摂取ってとても大切なのですが だんだんと難しくなっているようで
義父も最期は 自力で咀嚼できなくなり 流動食をスプーンで流し込んでもらいました
なるべく 経口摂取で.. という方針だったようです
義父の時はまだ コロナ前だったので 毎日 様子を見に行けました
少し面会制限が緩和されたようなので 時間の許す限り お顔を見に行ってあげてくださいね
どうぞお大事になさってください
ちょっと心配ですね
出来るだけ、会いに行ってあげて下さいね
お大事になさって下さい
ポンママさんもお疲れ出ませんように。
かずえさん、そういうことだったんですね。
このお年になられるまで、持病もなく健康体でいらっしゃるのは、凄いことですよね。かずえさんの持って生まれた体質と、自己管理をしっかりされて来た結果なのでしょうね。これはご本人にも幸せなことだけれど、ご家族にとっても、とても幸せなことですよね。
そんなかずえさんなのだから、病院に行ってはいけません。施設で過ごされるのが一番だと思います。
病院を批判する気はサラサラありませんが、かずえさんには必要の無い所だし、施設の方が最後までかずえさんの尊厳を守られ、かずえさんらしくいられると思うからです。
ままもそう判断されたんですよね。
しかし、かずえさんはいつもお洒落で、着こなしもきちんとしていらっしゃって、几帳面で良い意味で潔癖でいらっしゃるのが、写真のかずえさんから伝わってきます。
これから、ままの時間の許す限り、かずえさんに会いに行かれて、親子の時間を大切にしてくださいね。
良い施設に出会われたのは、かずえさんとままの運の強さですね。
長寿で素晴らしいです。
わたしの母は87歳で他界しました。同居して介護をしていましたが、認知症と病状(2つの持病を抱えていました)が
悪化し、在宅介護が難しくなって
介護施設に移りました。そこの職員のみなさんが
それはそれは心のこもった介護をしてくださり、
「まもなく・・・」という電話をいただいて
駆け付けたわたしは、母の手を取りながら
見送ることができて、何も言うことはありませんでした。
そのとき、わたしが母に話しかけたことは、
「一緒に暮らしてる時、優しい娘じゃなかったあたしを許してくれる?ごめんね、親孝行な娘になれなくて」
まさに、ポンままさんの言葉そのままでした。
こんなふうに感じる人って少なくないんだろうな、と想像しています。
そして、それでいいのだとも。
人間ですもの!
(わたしは両親との間で本当にいろいろいろいろありましたので・・・。)
お母様が最後の日々を心穏やかに過ごせますよう、お祈りしています。
かずえさん、ご病気ではないんですね。
ご病気ではなく、命の灯火が終わりを
迎えて始めたということなんですね。
私も拝読して、愕然としましたが、
かずえさんの命がとても自然に穏やかに
余すことなく燃えきるまで、
スタッフの皆さんにお世話してもらいながら
ご家族の愛を感じて過ごすなんて、
とても素晴らしいことだと思います。
ままん、どうぞ、かずえさんとの時間を
いっぱい過ごしていっぱいお喋りして、
一派手を繋いで来てくださいね。
私も、かずえさんの穏やかな日々を
祈ります。
かずえさん
94才で体のどの部分にも病気がないなんてとても珍しく素晴らしいことだと思います。今まで体を大事に使われてきた証拠ですね。
ならば、病院ではなく、慣れ親しんだ環境で穏やかに過ごすことが一番なんでしょうね。どうかどうか時間の許す限りお母様との対面や会話をしてほしいと思います。
ご心配をお掛けしてすみませんm(__)m
そうですよね。施設の担当の方は
「このお年でご自分でお食事を召し上がる方は
かずえさん以外にはいらっしゃいません」と
言って頂いたのはちょっと前のこと。
ですがやはり、少しずつ老いに向かう速度が
早まってきたのか・・・と思います。
お義父様の時もそうだったのですね。
そばで見ているのは、辛いものがありますよね。
はい、早速今週の金曜日に、また予約が取れたので
行って来ようと思います。
少しでも笑顔を見せてくれたらいいなぁと
思うのですが(^o^;)余り期待しないで
行って参ります(^^ゞ
ご心配をお掛けしてすみませんm(__)m
「お母さん、あんまり長生きしとぉない」が
口癖だった母ですが、親戚の中でも
断トツの長生きさんになりました。
最近は、面会も月に一度と言わず、
予約が取れれば何度でも!と言われているので
早速予約を入れました。
何度も行っていれば、その内調子の良い日も
あるのでは・・・とちょっとだけ期待しています。
お気遣い、ありがとうございます(*^。^*)
そうなのよ~。そういうことだったの~(ToT)
そうそう、本当にね、健康診断の結果を見て
え?誰の結果?お母さん?って
本当にびっくりしたのよ~。
とにかく昔から「身体に良い物」が大好きで
あたしはそれに反発して、「食べたい物を
食べるからいいの!」って言ってたから
不健康なのよね~(^o^;)
施設に入所する時は、ここが母の終の棲家には
ならないんだ・・・って思ってたんだけど
皆さんのご尽力で『お見送り』もなさるように
なったらしくて。本当に有難いと思ったよ。
施設長さんを初め、担当の方も
皆さん本当に誠心誠意って感じの方ばかりで
もう感謝しかないんだよ~(ToT)
いや~もうこうなっちゃうとね、オシャレの
オの字も感じられないけど
いつまでも笑顔でいて欲しいと思っているから
それが叶うと良いんだけどな~って思います。
金曜日はもこちんと一緒に行ってくるよ~。
記事を読んだもこちんが「一緒に行こう!」って
誘ってくれたんだ~。嬉しいよ(;ω;)
そうなんですよー。2月に94歳になりました。
母の母、私の祖母が83歳で一番の長寿だったのですが
それを10年以上も更新した母は
親族中で一番の長寿です(^^ゞ
storytellerさんのお母様は87歳だったのですね。
しかも在宅介護をなさっていた!?(ё_ё)
それは大変でしたでしょう?
母は買い物中に転んで病院に行ったら
軽い脳梗塞だと分かり入院しました。
その後、家に帰ることを望んでいたのですが
危険だと言うことで老健へ。
そして今の特養でお世話になることになりました。
あぁ!やっぱりねぇ。そう思われた方
多いのかもしれませんねぇ。
えぇえぇ、母と言えど娘と言えど
お互いに一人の人間です。
うちの場合も母とは仲良し親子という訳では
なかったんです。本当に色々とありました。
ようやく母のことを認めて寄り添えるようになったのは
偏に施設のお陰だと思っているんです。
今週末、また会いに行くつもりでいます。
ほんの少しでも、母の笑顔が見たいです。