笑かしてくれた娘とサンバくん

またまたキレイなお花の画像、ネットでお借りしました。

先日の記事では、沢山の皆様にコメントを頂き、大変有難く嬉しく拝見いたしました。皆さま、本当にありがとうございました

ついつい後ろ向きになってしまい、少々暗い記事になってしまったこと、どうかお許しください。

今週の月曜日、一人で面会に行き、今正に母の手を握ったその時に、娘から電話が掛かって来ました。

「ねぇ、マイクオンにして、お婆ちゃんの耳元に電話を近づけて」と言うので、その通りにしました。

「お婆ちゃ～ん、〇〇だよ～！分かる～？」と言った途端、かずえさんはカッと目を開き、何やら考えている様子。そしてその後も娘の話しかける言葉を一生懸命聞いているように見えました。

「お婆ちゃん、ありがとうね～。ままを産んでくれて。〇〇のことも一杯可愛がってくれて、ありがとうね～」

目を見開いたまま、じーっとその声を聞いていました。

面会が終わった後、娘と電話で話をし、お弁当の配達コースが母の施設の近くになったら、仕事途中面会に行くと言ってくれました。

「施設の面会は5時までだから、それまでに終わらせてね！でも外からだったら、覗けばもしかしたらお婆ちゃんの顔、見られるかも」

娘がその日、母の施設に着いたのは丁度5時頃。こりゃ～面会は無理だな･･･と思った娘は、母の部屋の前に車を止めて覗こうとしたらしい。ところがお弁当を配達する車では、車高が低いために母の様子が見られない。そこで娘は車を降りて、タイヤによじ登って部屋を覗いて見ていたそうな。

丁度その時、部屋に施設の職員の方が入って来られた。

職員の方と目が合った瞬間「あ、ヤバイ！これって通報されるレベルのやつだ！」と娘は大慌てで･･･でも一応お辞儀をしたそうです。

すると職員さんは「かずえさん！窓の外にお孫さんが来られてますよ！」とでも言ってくれたのでしょう。通報されるどころか、母に娘のことを知らせてくれたのだそうです。

車のタイヤによじ登って、母の様子を見ようとしてくれた娘の姿を想像すると、もう嬉しいやら可笑しいやら。

「下手したら、不法侵入罪で逮捕されるところだったよ～」と爆笑しながら話す娘。母が秒読み段階に入っているというのに、お腹の底から笑っている自分に驚きました。

「だってさ、くよくよ考えたって仕方ないよ。みんないつかは死ぬんだし。悲しむのは誰でも出来るけど、そんな時でも笑っていられる人でいた方がいいじゃん。お婆ちゃんだって、みんなが笑っている方が、ずっと嬉しいと思うんじゃない？」

サンバくんったらね「ねぇねぇサンバくん、ひぃばあちゃまがもう死にそうになってるの。ひぃばあちゃまがひぃじいちゃまと結婚してマンボイが生まれて、マンボイがバイボイと結婚してママが生まれて、ママがパパと結婚したからサンバくんがここにいるんだよ。だからひぃばあちゃまの所に一緒にお礼を言いに行かない？」って聞いたらさ、「う～～～んと、ボク･･･大丈夫！」って言って断ったんだよ～！と、これまた大爆笑。

そうか、そうだよね。ジメジメうじうじしてないで、笑顔でお婆ちゃんを見送ってあげる方が、お婆ちゃんもきっと喜んでくれるよね。あぁ！またしても娘に教えられた、情けない母であったか。

あ～仲直りしといて
良かったよぉ～
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