頂いたフラワーアレンジメントのお花が枯れたので、仏花を買って来て、テケトーに挿しました。
私が勤めるお寺は、お寺なので年中無休です。巨大な納骨堂に収められたお骨を機械で移動させ、約20基のお墓を皆さんで共有して頂いて参拝なさいます。
そんな中、1年365日、1日も欠かさずお参りされる方が数名いらっしゃる。
二十歳のお嬢さんに先立たれたご遺族、お父様がその中のお一人です。亡くなられたのが自殺だったというのが、とても衝撃的で、残された親御さんの心中をお察しすると、話を聞くこちらまでが身をよじる様な悲しみを感じる。
自殺、と聞いて思い出しました。私が本気で死のうと思ったのは、第一夫に「別れてくれ」と言われた時だった。もう夫の気持ちは変わらないんだ。私じゃダメなんだ。私はこんなに好きなのに、嫌われちゃったんだ。
子供たちが寝静まった夜中。マンションの最上階まで行って、手すりを掴んだまま、右足を大きく振り上げて身を乗り出した。
道路を覗き込んだその時、浮かんだのは子供たちの顔。まだ4歳と6歳だった。どうするの?あの子たちはどうなるの?誰が育てるの?勝手に産んどいて、勝手に放り出して、それで楽になれる?自分さえ楽になればそれでいいの?
上げた右足を降ろして、とぼとぼ家に帰ったのは遥か30数年前。
その頃はまだ、存命だった父と母は、もし私が自殺したと聞いたら、やはり身をよじるようにして悲しみに暮れただろう。
あの時、子供たちさえ居なければ、死ぬことが出来るのに。大好きな夫に捨てられたのに、私には自殺する自由もない。と思ったけれど、実はその子供たちに命を助けて貰っていたのだと、生きている今だからこそ、そう思える。
どんな事情があったのかはわからないけど、二十歳のお嬢さん、もうちょっとだけがんばって生きていれば、いつか「死ななくてよかった」って思える日が来たのではないか・・・と、毎日参拝されるお父様の姿を見ていると、ついそう思ってしまうのです。
私が勤めるお寺は、お寺なので年中無休です。巨大な納骨堂に収められたお骨を機械で移動させ、約20基のお墓を皆さんで共有して頂いて参拝なさいます。
そんな中、1年365日、1日も欠かさずお参りされる方が数名いらっしゃる。
二十歳のお嬢さんに先立たれたご遺族、お父様がその中のお一人です。亡くなられたのが自殺だったというのが、とても衝撃的で、残された親御さんの心中をお察しすると、話を聞くこちらまでが身をよじる様な悲しみを感じる。
自殺、と聞いて思い出しました。私が本気で死のうと思ったのは、第一夫に「別れてくれ」と言われた時だった。もう夫の気持ちは変わらないんだ。私じゃダメなんだ。私はこんなに好きなのに、嫌われちゃったんだ。
子供たちが寝静まった夜中。マンションの最上階まで行って、手すりを掴んだまま、右足を大きく振り上げて身を乗り出した。
道路を覗き込んだその時、浮かんだのは子供たちの顔。まだ4歳と6歳だった。どうするの?あの子たちはどうなるの?誰が育てるの?勝手に産んどいて、勝手に放り出して、それで楽になれる?自分さえ楽になればそれでいいの?
上げた右足を降ろして、とぼとぼ家に帰ったのは遥か30数年前。
その頃はまだ、存命だった父と母は、もし私が自殺したと聞いたら、やはり身をよじるようにして悲しみに暮れただろう。
あの時、子供たちさえ居なければ、死ぬことが出来るのに。大好きな夫に捨てられたのに、私には自殺する自由もない。と思ったけれど、実はその子供たちに命を助けて貰っていたのだと、生きている今だからこそ、そう思える。
どんな事情があったのかはわからないけど、二十歳のお嬢さん、もうちょっとだけがんばって生きていれば、いつか「死ななくてよかった」って思える日が来たのではないか・・・と、毎日参拝されるお父様の姿を見ていると、ついそう思ってしまうのです。
ポチ、ありがとうございました~
ホームページでウチの子グッズ販売中!
今日の記事はあまりにも衝撃的でした。
若くして自ら命を絶った娘さんを毎日欠かさず参拝する
お父様の後ろ姿を想像すると、胸が締め付けられます。
でもそれ以上に、ポンままさんにそんな過去があったなんて・・・。
まさか、まさか。
信じられないし信じたくないのですが。
可愛いお子さんたちのことを考えて思いとどまったのですね。
でも、どんなにか苦しく辛く絶望的だったことでしょう。
こうして何十年も経った今だから、記事に書けるのでしょうね。
今日は一日、ポンままさんのこれからの幸せをお祈りしたいです。
(私自身にはそのような経験はないけれど、初恋の人が
父親の自殺でものすごく苦しんでいたのを思い出してしまいました・・・)
知らないでいた話ですね
これも、神様のお導きかな?
命の尊さを考えさせらますね
自殺する人は、自分が死ぬ事ばかりで
残された家族の悲しみなど考える余裕等
無いですものね
ポンままさん、生きてお子様を育てられて
良かったです
生きたくても、生きられない人がいます
この世に生まれてきた命、一生懸命生きたいです
私も頑張ります♪
ひろちゃんの口癖のひとつに
「逆縁は一番の親不孝」というのがあります。自死であれ、病気であれ、事故であれ、親より先に逝ってしまうのは一番の親不孝であると!
私は、ボッーと生きているので自死を考えるほど悩んだ事は今までないけれど、あとは病気と事故に気をつけよ!と言う事だと思います。そして最後まで私の事をしっかり診ろよ!ということでしょう(;・∀・)💦
まま、子ども達の顔が浮かんで、思いとどまってくれて有り難う🙏
でないと、すずちゃんのカレンダー作ってもらえなかった!!(じょ、冗談だよ👋😅💦)
逆縁だけではなく、身内の自死は残されたものに大きな大きな、癒える事のない傷を残すだけだからね。
私も実は癒えない傷を持っているの。15年経った今でも、思い出したら涙が出るよ。愛想のない不細工な子どもだった私を一番可愛がってくれた方。
これ以上書けないくらい傷は生々しいよ。
まま本当に生きていてくれて有り難う🙏
そうですよねぇ。すみませんm(__)m
記事にするのはどうかな・・・と思わないことは
無かったのですが、書いてしまった。
お嬢さんがね、それは本当に可愛い方で
だからって訳じゃありませんけど
余計にね、お父様の心中は如何ばかりかと。
あぁすみません。私のことも書いちゃった。
もうきっと平気だと思って書き始めたのに
リアルに思い出して、最後には泣きじゃくって
しまいました。笑
いつまで経っても、傷って言うのは
なかなか癒えないものなんですね。
でも今は、あの経験があったからこそ
今の私があるのだ・・・って思ってます。
あのまま幸せが続いていたら
私、鼻持ちならないヤツになってたかも。笑
私のことを祈ってくださるなんて
勿体ないです(ToT)ありがとうございますm(__)m
そうですよねぇ。残された人がどれほど悲しむか
想像できたなら、自殺なんてしないと思います。
そういうことを考える余裕は、
私もあの時、全く無かったのです。
本当に。人の死というものが
こんなに身近に起こるのは、お寺で働いて
いるからなんですよね。
自分よりも若い方のお葬式など
しょっちゅうあるんです。
生きていることは奇跡に近いな・・・と日々痛感します。
当時は、頭の至る所が円形脱毛症になり
身体中がストレスによる湿疹で、痒くて眠れず
本当に地獄の様な日々でした。
それでも子供たちのお陰で、踏み止まれて
本当に良かったと思います。
ただね、生きたくても生きられない人と
死にたくても死ねない人と
どちらの方が辛いのか、というのは
今も答えが出せません。
折角頂いた命ですから、全うしたいとは
思うのですけどね。笑
そうだねぇ、そう言えばかずえさんも
それよく言ってたわ~。
でもさ、病気とか事故とかで死ぬのは
不可抗力なんだから、それを親不孝って
言うのって、先立った人が余りにも
気の毒じゃない?
あたしね、この記事書いた時
かあちゃんが「ポンちゃんままが死んでたら
すずちゃんのカレンダー作って貰えなかった!」って
言うの、想像してたのよ~。
だからコメント見た時、ひとりで大爆笑( ≧∀≦)ノ
なんかかあちゃんの思考回路を読めるほどに
なったのか~って変なとこで感心した!笑
あらら~。かあちゃんにもそんな過去があったんだね。
思い出させてごめんね。
私は幸いなことに、そういう経験ないんだよね。
もし自分がそれを経験してたら
あの時でさえ、死のうとは思わなかったのかも。
折角子供たちに貰った命だから
生きてる限り、人様のお役に立たなきゃね~。
こころ深く しみじみ拝読しました。
ふたつとない命が
自死であったり‥ 病気であったり‥
事故であったり‥ 戦争であったり‥
諸行無常ながら それぞれに思いは尽きますまい。
ベツト・ミドラー「The Rose」をおくります。
⇒ https://www.youtube.com/watch?v=CB4EgdpYlnk
♩ 愛は花 あなたがその花の種
深い雪の下で ふりそそぐ陽光を受け
やがてその種が 薔薇の花を咲かせる‥
初めまして、ポンままと申します。
通りすがりにありがとうございますm(__)m
この世は諸行無常、ですね。
The Roseありがとうございました。
この年まで生きてみて、生きる意味を
知ることが出来たのかどうか。
そして花を咲かせる日が来たのか
これからなのか。
でも孫の顔を見ていると、これが
私が生きることによって咲かせた花なのかも
知れないと、ふとそんなことを思いました。