日本がここ、2-3年で急激に外国からの観光客が多くなってきた。これは、日本の
四季の景色と歴史の観光物などが、世界に知れ渡ってきたことからだろうが、やはり
スマホなどの口コミなどからの影響が最大か。昔、といっても昭和40年代の
後半に、三菱商事がギリシャに乾電池工場を建設するプラントの仕事で工場ない
に設置する電話設備に私の勤めていた会社から送られた交換機の設置工事で
現地人を支援するために出張したことがあった。この場所は、アテネから北に
国内の航空便で約500キロほど離れたカドニカと言う町であった。やく2日ほど
で終わり、予定より1日短縮できたので、その晩は、アテネに行き、宿泊した。予定
の帰国の飛行機には、まる1日の余裕があったので、前日の晩にホテルから、アテネ
の1日のコースのツアー観光を予約した。朝になると、各ホテルを巡回して、当日の
ツアー客を集めるバスが来て、その日にアテネを巡るツアーバスに乗り換え、市内
を巡り始めるが、周りを見ると日本人は私ひとりであった。バスガイドの女性が
まず、英語で挨拶がはじまり、そのあとは、ドイツ語、フランス語、スペイン語
と4か国語が続いた。ギリシャの博物館、パルテノン神殿と市内を巡っての1日の
コースであったが、全て、この4か国語での説明が続く。私は、英語は、なんとなく
言っていることが判るが、他は何を言っているか判らない。しかし、周りを見ると
ドイツやスイスやイタリヤなどのヨーロッパ各地からの人がほとんどであるよう
だった。日本はこれから、オリンピックを控えて、民宿を増加させて、4000万人
の観光客を目指しているとのことであるが、まだまだ、言葉の面や案内表示の面などの
遅れが目立つようだ。私が経験したギリシャでの観光は、約40年前の話である。
ヨーロッパで一番の観光國は、フランスで、年間8500万人であり、これは、長年
の観光に取り組んできたことから生まれていることを知る必要があろう。