今は、朝の散歩を中止している。なぜかと言うと、森林公園への散策の
後から、腰の痛みが取れず、医者通いに入っているからだ。今日は、2週間
ぶりに、痛み止めの注射を打ってきた。良くならない時は、手術とのことであるが
しばらく、好きな散歩は諦めなければならない。このブログは、そのため、読書の
感想文などが多くなって行くと思う。今日は、やはり、司馬遼太郎の(韃靼疾風録)
の小説の感想を述べたい。時は江戸時代の初期で、まだ鎖国にはなっていない頃、
主人公は、平戸の庄助と言う若者で、女真族の女性の遭難者を助けるのである。
松浦藩の城主は、貿易を延ばすことから、この侍に、女真族の娘を連れ帰るを命令
し、女真族の国が、この当時、強力な力を持ち始めたことから、明朝が弱なり、
取って代わる貿易國と見なし、派遣することにしたのだ。この後、女真國は、50-60万
人の小国ながらヌルハチと言う部族の党首の手腕から、強力となり、明朝との度重
なる戦いの後に、明朝を破り、統一を果たし、清朝を樹立するのである。しかし、
庄助は、統一した頃には、日本では、キリシタン禁止のことから鎖国を実施し、
外国に渡った人は、帰国したら死罪としたのである。しかし、長崎だけは、キリシタン
でない唐人やオランダ人だけは、入国ができ、このため、唐人に名前を変え、平戸で
遭難した女真族の娘と結婚し、子供と一緒に帰国し日本で暮らすことになるのである。
このように、江戸時代の初期には、多くの日本人が東南アジアに出航して活躍していた
ことが判った。
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