岡山の公園
新型肺炎がやはり拡大してきた。中国への渡航の人がかかっているが、日本での
感染がないことを祈るだけだ。最近読んだ本で、兄弟で、最近読んだ本を紹介しあっているが、その紹介しょう。山岡荘八著の(軍神杉本中佐)を読んだ。内容は、楠正成にはじまり、神道を志、その精神を軍人として、広めていく過程の書とみたが、
なかなか難しかった。しかし、杉本が生きた大正から戦前までの日本が第二次世界大戦へのめり込んで行くまでの日本国民が洗脳されていく状況がよく判る内容に思えた。2・2・6事件に発して、盧溝橋事件に向かうことには、天皇を崇拝する神道の精神を世界(中国)に広めていくことが、少なからずあったようにも思う。しかし、現在のイスラムなどが行っている他の宗教を否定して拡大していくことの宗教感ではない。エジブトやギリシャの哲学思想が最初火、水、など、唯物論的で、その後には、
唯心論的になったのが特徴であり、中国の上帝または天、インドの仏の思想は
観念的、唯心的、理念的なのに引きかえ、これより遥かに規模を広げた日本の古代思想は、はるかに類例のない生命論的特徴を持つ大思想であるとこの山岡は書いている。ヘラクレイトスやターレスが万物は水、とか火であると言う遥か以前に、日本では、これを太陽とし、天照大神として、生命も国土も、祭礼、政治も一元化した、神道の創造がなされていたのである。日本では、この思想が国民に現在もねずいておることが、他の国にはない、国の安定につながっているものと思う。中近東などで、少数民族か、争っていることを見るに日本が島国であることも、利点ではあるが、鎌倉時代から江戸時代までの武士を中心とする戦国時代であっても、天皇を象徴とする、統一した国家としての精神思想があったからこそ、現在の安定した国となっているのだと理解できる。朝鮮半島を見るに、韓国と北朝鮮が、現在も、なかなか統一できないことを見ると日本の天皇的な人が、存在しないことも理由のひとつであろう。大変難しいことの内容の本であったが。
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