AKB48の旅

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問いかけと答え

2012年11月11日 | AKB
経緯は書かないけど、東京ドーム初日の「人柱」でも歌われてた「青空のそばにいて」が、脳内ヘビロテを始めてしまった。猛烈に聞きたくなった。というわけで久しぶりにA1st「PARTYが始まるよ」のDVDを引っ張り出して見た。

・・・またまた印象が激変してしまってた。これで三度目かな。最初に見たときは見続けることが苦痛だった。二回目になると印象が見事に反転した。AKBに対する知識量が最初の閾値を超えたんだろう、すべてを好意的に受け止めるようになった。

そして今回。A1stが明確に「問いかけ」として、「試し」として認識できるようになった。「無への跳躍」を試みて、闇の中手探りで産みの苦しみの中をさまよう、そんな姿として写った。言わば神の視点モード。

現在にいる私はその答えを知ってる。結果を知ってる。わずかにこの中の6人だけが、東京ドームというゴールにたどり着いたことを知っている。けれども「突然 あの日生まれた 夢のフィールド」の時点では、A1st公演の時点では、誰もその答えはおろか、1ミリ先の未来すら何一つ分からなかった。

一般論として、設問には答えが内包されている。問いかけとは、それが発せられた時に、必然的に答えが生成される。この物言いは因果律的だけど、現実の世界はこれを反転させた予定率的に表現した方が巧く馴染んでくれる。つまり答えは最初からある。問題はどうしたらそこに辿り着けるのか、つまりは正しい問いかけを、試みをつかみ取れるのか。

答えは結果でしか判定できない。それを人は運と呼ぶんだろう。